文系三流学生の論考

地方の修士一年生 社会政策専攻 生きていることに日々感謝しつつ、自戒しています。

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最近の記事

最終逃避行

全部を置き去りにした夜でした たばこの煙が 召されるように 昇っていったのをみて 世界がまだ息をしていることを 実感しました 煌々とした、街 私が諦めた日が 祝日だった人もいる 代わりばんこの苦痛を 共有しているなんて 錯覚していました ため息みたいに 灰が地面に落ちました そしてすぐに さらわれました そんなものなんでしょう 飲めないほどに 熱かった缶コーヒーは いつのまにか冷たくなっていました そういうものなんでしょう 雪が降らなかったクリスマスは 一つの真理であ

    • 共通テストの現代文を解いてみて

      1.解く理由と意気込み 今年から、センター試験が変わった。中身としての大きな変化は英語と数学Ⅰ・Aだった。思考力、であるとか、が大事になるらしい。「生きる力」を重視するという姿勢に適う変化であると思う。何はともあれ、私は報復したい。  私は今から4年ほど前にセンター試験を受験し、見事に爆散死滅したわけだが、今その雪辱を果たしてやろうと思うのだ。主に爆散死滅したのは国語である。当時、確か私の国語の点数は130点後半だったように思う。模試では恒常的に9割以上をとっており、本番で

      • 黄金コンプレックス

        美しすぎるように、枯山水 眠りについた午後1時 擬製に擬態を重ねて 夢で会えたならその時は 華麗に、だなんて くさりきって反吐が出る 黙りこくったアンチテーゼと 喚き散らす有象無象 花を植えることで 幾人ぶんの贖罪に なりますか 等価値なんて そんな偽り 許されない どうだってよくって 霞に沈んで うつろって 喘いだ君の背中 昨日見た夢の馬みたい 孤島に沈んで 沈丁花 うつらうつらな夕景 枯山水 溶けた黄金は 君のいき

        • 現代詩を書きたいことについて

           僕は高校生から大学四年生の現在まで、現代詩を書いたり、書かなかったりしている。書き続けないのは、自分に才能が一切ないということを知ってしまっているからだ。じゃあ、どんなのが才能だと思っているのか、というと、それはそれで難しい。ただ僕は、作品を読んだ時に、その人の景色がパッと見えるものに魅力を感じる。  僕が初めてまともに読んだ詩の作者は中原中也だった。高校の文芸部室に、雑に置かれたプリントに、中也の詩があった。確か、旅とかなんとかそんな感じだったように思う。夕焼けとか、太陽

          勉強できない人VS勉強本

           世の中には、勉強本とカテゴライズされる本がある。多くは大学教科書の3分の2くらいのサイズ感、ページ数で、内容をまとめると大学教科書の15分の1くらいになる。勉強本を読んでいる奴=理解力希薄な奴、という認識をしているのか分からないが、往々にして繰り返しが多い。勉強本以外にも、思考プロセスというジャンルの技術本もそういった感じである。一応分けてはみたけれど、勉強本とその手の本は全く同じなのかもしれない。  とにもかくにも、今回の文章の目的は、実際に勉強ができないし、しない人間の

          勉強できない人VS勉強本

          僕の不合格の歴史(漢検から就活まで)

           今日、YouTubeで動画をつらつら眺めていた際に、一本の気になる動画を見つけた。気になる、といってもそこまでではなく、なんとはなしに、程度だった。その動画は、東大理三の人が免許の試験に落ちるというものだった。東大の人でも勉強しなかったら落ちちゃうんだな、とある意味当たり前にも近い感想を抱いた。僕は試験に落ちた経験が豊富だったこともあり、免許の試験前は3時間勉強したことを思い出した。  その動画の人は、試験で落ちたものを二つ程度しか挙げていなかったところが、僕としては衝撃的

          僕の不合格の歴史(漢検から就活まで)

          進路についておもうこと

           明々後日の公務員試験(市役所)に向けて今日は情報収集を行った。色々な情報があって、色々な対策をしなければならないらしいけれど、残念ながらそこまでの気力がないのが実情だ。10/13に法務省と家裁の合否がわかるが、もちろん受かっている自信なんてないので、就職したければ市役所に向けて頑張るしかないのだけど、何しろ気力がない。  ここで、大学院という進路を取ろうとも思ったけれど、いろいろ調べているうちにすごく嫌になってしまった。研究室内の争いであるとか、なんとかとか。僕は研究に対し

          進路についておもうこと

          卒論とゼミ活動でおもったこと

           僕は現在大学四年生であるため、卒業論文を書いている。ただ、卒業論文とは自由に縛られずに書けるものではない。ゼミ活動の時間には教授がせっついてくるし、テーマも学士論文レベルにおさまるものと、範囲でなくてはならない。  僕は経済学科で、専攻は社会政策であるが、卒論は社会学寄りのものを書こうと考えている。ただ、ここで、問題が生じる。社会学は範囲が異常に広く、その一つの問題を取り扱うことさえ難しいのだ。つまり、どこから、どこまでをやるのか、というところが、テーマを決める段階において

          卒論とゼミ活動でおもったこと

          久しぶりの塾のアルバイトで思ったこと

           土曜と日曜、僕は久しぶりにアルバイトに入った。1ヶ月とちょっとぶりである。久しぶりに行ってみると、随分様子が違う、ということもなく、普通にバイトをした。僕の塾での業務内容はほぼ事務作業だが、事務作業の量が少なすぎたために、ぼーっとしている時間の方が長い。本職はぼーっとしておくことなのかも知れない。特に、土日などは本当にやることがない。あまりにやることがなさすぎて外国人社員がキレていた。「俺の仕事はタイムカードを押すことか?」みたいなことを英語で言っていた。そんな仕事があるの

          久しぶりの塾のアルバイトで思ったこと

          文章を書くことについて

           文章力の向上を狙って、願って、この日記を書き始めたのだけど、日々己の文章力の無さを見せつけられるばかり。自分ではそこそこ書ける方だと思っていたのだから、非常にキツいものがある。特に、最近気付いた、僕の文章における苦手なところは二つある  一つ目は上手くきれいに終わらせられない点だ。僕は綺麗に文章を閉じることができない。オチを作ることができない。この点は、日記を書き始める前から、実は薄々勘付いてはいたのだけど、気にしないようにしていた。日記を書くようになって、痛感させられたの

          文章を書くことについて

          大学生活でボッチだったことについて

           大学生活で、僕はボッチだった。いや、正確にいうと友達は一人だけいたのだけど、彼は高校時代からの友人だったので、大学からと考えるとボッチである。実は、一年生の前期まではそこそこ友人がいたのだけど、時間が過ぎるにつれて、一人また一人と僕の前から姿を消した。基本的にここで残った人が友人になると、大学経験者は語るのだが、僕には一人も残らなかった。つまり、「誰とも気が合わなかった」のだ。紛れもない社会不適合者である。  というか、今思い返すと胸を張って友人だと言える人などほとんどいな

          大学生活でボッチだったことについて

          時間を無駄にすることについて

           今現在、僕は公務員試験に全敗し、就職活動も全敗中だ。そのため、本来僕は、ベクトルはどうあれ、頑張り続けなければならない。将来の進路が決まっていないのだから当然である。このままでは大学を留年せざるを得ない。ただ、留年するわけにもいかないので、やはり僕はなんらかのベクトルにおいてそれなりの努力をし、卒業後の身分を決定しなければならない。  しかし、最近の僕は全くそのようなことをしていない。毎日ドラマや映画ばかり見ている。動画配信サービスは人を腐らせる。いや、腐っている奴をあぶ

          時間を無駄にすることについて

          就職活動

           公務員試験が終わって、始めた就活は早くも座礁した。そもそも募集の数が少ない。エージェントにはよく分からないような企業ばかり紹介される。よく分からない企業でもいいか、とも思い始めてしまっていたが、ふと考える。将来の目的についてである。  公務員試験に全て落ち、就職活動も全て落ちてきた私は、いわば社会不適合者である。完全なる落伍者だ。だが、人生の目的があったのではないか、と思い出す。  身を削る濁流と、目の前にある困難によって、色々なものが見えなくなる。内定をもらい遊ぶ友人たち

          就職活動と趣味について

           就職活動におけるエントリーシートには、よく100字程度で趣味の項目がある。そこを僕はまともに埋められた試しがない。趣味がない。最近思い始めことは、この趣味のなさは、就職活動の根幹に影響してるんじゃないか、ということだ。もしかすると、根本的にやりたいことなんて何もなくて、だから、趣味も一つもないんだろう、ということだ。僕はいろいろ民間企業を受けてみたが、どれも一次面接で叩き落とされた。ただ自分の面接の力量不足と思っていたが、実はやりたいことのないような社会不適合者は話にならな

          就職活動と趣味について

          キングオブコント2020を見て

           今日はお笑いの日で、キングオブコントの決勝を見た。僕は空気階段がラジオを聴いていて好きだったので、とても応援していた。また、ジャルジャルや、ジャンポケ、ギースなどはベテランで馴染み深く、決勝は不思議な組み合わせに感じた。全くマークしていなくて、好きだったのはニッポンの社長というコンビだった。奇抜な設定と奇抜な流れ。出オチになりそうでならないし、歌ネタのようで歌ネタぽくない。インフルエンザの日に見る夢みたいで、とても面白かった。  キングオブコントの決勝という舞台に上がるのは

          キングオブコント2020を見て

          公務員落ちの大学院とは

           今日は大学の先生に大学院についての相談をした。あまり実りあるものではなかったけど、久しぶりにまともに人間と会話ができてよかったと思う。  大学院に関しては、やはり分野を決めることや、どういった先生に教えていただくかというのが重要らしく、膨大なリサーチをする必要があるらしい。異常に面倒くさい。ここにきて本当に思うのは、どっかしらの公務員試験に受かりたかったということである。今から新しく切り替えるのは非常に面倒くさい。  ただ、切り替えて、前に進むしかないんだろうとも思う。なぜ

          公務員落ちの大学院とは