卒論とゼミ活動でおもったこと

 僕は現在大学四年生であるため、卒業論文を書いている。ただ、卒業論文とは自由に縛られずに書けるものではない。ゼミ活動の時間には教授がせっついてくるし、テーマも学士論文レベルにおさまるものと、範囲でなくてはならない。
 僕は経済学科で、専攻は社会政策であるが、卒論は社会学寄りのものを書こうと考えている。ただ、ここで、問題が生じる。社会学は範囲が異常に広く、その一つの問題を取り扱うことさえ難しいのだ。つまり、どこから、どこまでをやるのか、というところが、テーマを決める段階においては重要だ。加えて僕は経済学科であるにも関わらず、Excelによる統計処理技法を修得していない。データを扱う際にはいちいち調べたり、先生に聞いたりしなければならない。
 また、上の統計学でもそうだが、卒論という最後の段階になって後悔することは非常に多い。例えば、ゼミは社会学のゼミにしておけばよかった、であるとか、月並みだがもっと勉強しておけばよかったといったことだ。ただ、こんな後悔を並べ立てたところで意味はない。後の祭り、という意味ではなく、僕はもし大学生活をやり直したとしても同じ過ちをしたであろう自信があるためだ。
 ともあれ、卒業論文を書くのは非常に骨が折れる作業である。ゼミ活動とどちらか一方にしてほしい。

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