中村カウンセリングルーム

茨城県つくば市にあるカウンセリングルームです。https://nakamura-cou…

中村カウンセリングルーム

茨城県つくば市にあるカウンセリングルームです。https://nakamura-counselingroom.com/ ご予約はhiroyuki.nakamura.shinrishi@gmail.comまで。月曜、金曜9:00-19:00営業。

マガジン

  • こういうのがカウンセリング

    中村カウンセリングルームのカウンセリングってどういうものなの?というイメージが湧いたり、理解が進むように書いた記事

  • こんなときにご利用ください

    中村カウンセリングルームで対応しているお悩みの例

  • 子育て

    子育てにまつわる記事です。

  • 名もなきアドバイス

    日々の生活を支える名もなき家事。シャンプーの詰め替え、ごみ袋の補充・・・それらは決して日の目を見ることはありませんが、生活になくてはならない大切な営みです。臨床においても、日の目を見ることはないけれども、確かに実践を支えている知識や工夫があります。

最近の記事

  • 固定された記事

当カウンセリングルームがお役に立てる可能性がある方

多くの人にとってカウンセリングは敷居が高いものだと思います。 また、どういう時に利用したらいいのか分かりにくいと思います。 様々なカウンセリングルームがありますが、各ルームごとに対象としている相談内容がそれぞれ少しずつ違っています。 そこで、少し具体的に「このような方に中村カウンセリングルームはお役に立てる可能性があります」という例を書いてみたいと思います。 例えば次のような方 社会に馴染んで、日常生活はそれなりに営めているとは感じている。 幼少の頃より、保護者との

    • 腕のいいカウンセラーにかかりたい

      カウンセリングを検討していらっしゃる方はそうおっしゃると思います。 「自分の悩みをこのカウンセラーに相談したら、ちゃんと解決に導いてくれるだろうか」 「解決してくれるカウンセラーにかかりたい」 そう思うのは自然だと思います。 1.改善率90パーセントのカウンセリングルーム 2.改善率50パーセントの心理相談室 3.改善率の書いていないカウンセリングセンター 3つがあったとしたら、みなさん1のルームに行かれるでしょうか。 2より1の方が改善率が高いです。3は書い

      • 「たいした話じゃないんですけどね」と言っていませんか?

        「たいした話じゃないんですけどね」 というフレーズ、私たちは普段何気なく聞いたり、使ったりしているのではないかと思います。 その場のその状況では、確かに、「たいしたことない」内容なのかもしれません。 しかし、「その方にとっては、本当は取るに足らないことではなく、とても大事なことかもしれない」とカウンセラーは考えます。 「(自分にとって大事なことだとわかっているけど、いまこの場面だから)たいした話じゃないんですけどね」と、その方は言っていらっしゃるのか。 「(自分にと

        • ちいさくはじめる等身大の開業

          このようなポストを以前にしました。ご反応くださり、実際にお会い出来た方もいらっしゃいます。 何かしらのお力にはなれたように思い、気を良くして、このような案内を書いております。 我々心理職は、その養成の過程において、開業の仕方や開業のマインドは学んできていないことがほとんどです。 開業とは、大御所、ビックネームのカウンセラーのやることで「自分には関係ない」「とうてい無理だ」そう思わされてきた節もあるように思います。 私自身もそうだったように思います。しかし様々な現場で1

        • 固定された記事

        当カウンセリングルームがお役に立てる可能性がある方

        マガジン

        • こんなときにご利用ください
          18本
        • こういうのがカウンセリング
          13本
        • 子育て
          5本
        • 名もなきアドバイス
          9本

        記事

          カウンセリングをしていると思っているのはカウンセラーだけかも

          これ、結構多いように思います。 形式上は、カウンセリング契約を交わしたとしても、です。 カウンセラークライエント関係は、一般社会では無い、独特な関係です。 ユーザーは頭ではわかっていても、真に納得してクライエントになるまでに、実はかなり時間がかかると思います。 カウンセラー側はこのことをよく念頭に置く必要があるように思います。 カウンセラーの世界の常識では、「コロコロとカウンセラーを代えるのはよくない」、「カウンセラーを転々としているのは行動化だ」、「ドクター(カウ

          カウンセリングをしていると思っているのはカウンセラーだけかも

          巷にあふれる見えにくい”情緒的なネグレクト”

          ネグレクトというと、衣食住の世話をしないといった、見るからに明らかな虐待行為を連想する方がほとんどだと思います。 実際に児童福祉の現場でも、そのような明らかなネグレクトについては支援の対象になります。 ここでは、”情緒的なネグレクト”の言葉を少し広く捉えて「放任、放置、気持ちを向けない、寄り添わせない、興味関心を持たない」といったニュアンスで捉えてみます。 すると、多くの方々に当てはまってくるニュアンスを帯びてくるのではないでしょうか。 ネグレクトという言葉の持つ侵襲

          巷にあふれる見えにくい”情緒的なネグレクト”

          万能感という愛しくもさみしい存在をリスペクトしたセラピー

          私は最強! 窮地に陥ったときに、自分を鼓舞して万能感を創り出し、その場を乗り切ろうとする方法がとられることがあります。 うまく乗り切れた場合、その万能感は肯定され、強化されることになります。 誰も助けてくれない環境だったが、自分を信じて独学で東大に入った。 貧しい環境にいたが、自分を信じて一人事業を起こし富を築いた。 誰も助けてくれない中で、自分を信じて腕一本で職人になった。 このようなストーリーでは、一人で事態を打開したという結果が伴うため、周囲から一目置かれ、万能

          万能感という愛しくもさみしい存在をリスペクトしたセラピー

          母子関係の悩み

          母子関係に悩んでいる人が多いんです。 このような意見を、一般の方から聞くことがありました。 確かに。 専門家として活動していると、当たり前すぎることなので、あまりにもシンプルなコメントに、ドキッとしました。 心の悩みをお持ちの方の多くは、原家族での母子関係のさまざまな傷つきが見られることは多いと私は思っています。 「母子関係の悩みがある⇒どうしよう⇒よし、臨床心理士・公認心理師の所へ行こう」 こうやってすらすら~っと、思考と行動が流れる人って、とっても少ないのかも

          カウンセリングがマッチしやすいだろう状況

          カウンセリングの時間は、基本的にはじっくりカウンセラーに話を聞いてもらっている感じになると思います。 クライエントさんの話を聞きながら、カウンセラーも何かを言います。 それを受けて、クライエントさんは自分の考えを言葉にしてみてカウンセラーに伝えます。 そのやりとり、言葉の往復をしながら、どういうことなんだろう。これってこういう感じ?・・・など、あれこれ考えていく作業をします。 「考えていきたい、分かっていきたい」という人には、カウンセリングはマッチしやすい取り組みだと

          カウンセリングがマッチしやすいだろう状況

          カウンセリングを受けると悪くなる

          「カウンセリングを受けると悪くなる」と感じることがあります。 カウンセリングで、心の痛い部分に触れると、普段の生活で気持ちが不安定になり怒りっぽくなる、悲しくなる、辛い夢を見るといったことはよく起こります。 そうなってしまうので「カウンセリングは意味がない」と判断するのは、ちょっと待ってみる方が良いかもしれません。 「産みの苦しみ」という言葉があります。人の心にも、変化していく時には、避けられない痛みというものがあります。 もちろん実際に、心の状態に合わないカウンセリ

          カウンセリングを受けると悪くなる

          イエスマンから、NOを持てる人になっていく

          日本社会の集団の場では、イエスマンでいることが暗黙のルールになっている場合が大変多いように思います。(他の国家でもそれはあるとは思いますが、日本ではより強いように思います) しかし、内心、それでは嫌だ。と感じている人も多いのだろうと思います。 政治、経済、社会情勢を見ても、身近な職場、地域、学校、家族内での暮らしでも、イエスマンをさせられて、モヤモヤ、モヤモヤしている方は大変多いでしょう。 個人セラピー、カウンセリングを続けていき、プロセスが進んでいくと、結果的にイエスマ

          有料
          100

          イエスマンから、NOを持てる人になっていく

          カウンセリングはこころの借金返済

          カウンセリングは、なんらかのこころの痛みに向き合う取り組みです。 こころの痛みは、何かを失ったことで起きるこころの反応ともいえそうです。 大切な人を亡くした 自分の親は理想の親ではなかった 子どもをちゃんと育てられなかった 思ったような性格になれなかった 願ったような結果が出なかった 事故・事件にあって日常を失った 体が衰えていく 病気をし健康を失った 思っていたのと違う人生だった 悲しみ、悔しさ、怒り、絶望、様々な反応がこころに起こります。 残念なことに、生きている

          カウンセリングはこころの借金返済

          カウンセリング料金について

          「安く買えた、ラッキー!」 日本ではこの感覚が染みついているように思う。 いいものを、安く。 という感覚だ。でも、ほんとは、 いいものは、高い。 それが自然なのではないだろうか。ものには適正価格がある。 カウンセリング料金には、カウンセリングの技術料(技術を維持向上させるための研修料)、カウンセリングの環境設定料(部屋の家賃や光熱費、備品の維持、予約や事務連絡のための通信費)、カウンセラーの生活の糧が含まれる。 それぞれを過不足なく算出していった結果、現在の日本

          カウンセリング料金について

          スター心理士を推す動きから考えたこと

          「推し」というワードが流行って久しい。 「推し」は「おし」と読む。 推しとは「大好きである」「大ファンである」といった意味。 「昨日推しのライブに行ってさ~」「え~よかったね」といった使われ方をする。 googleで調べてみると、 とのこと。 推しは今やインターネット上だけではなく日常会話にもたびたび登場する。 推しを使った表現で「推し活」というのもある。 とgoogle先生は言う。 さて、ここからが私のつぶやきであるが、「推し活」は心理士業界でも活発に行わ

          スター心理士を推す動きから考えたこと

          親と子は、音叉(おんさ)のように共鳴する

          離れた所に置いた二つの同じ音叉のように、親子の気持ちは共鳴することがあります。 親が落ち込むと、子も落ち込む 子が落ち込むと、親も落ち込む 親が笑うと、子も笑う 子が笑うと、親も笑う 親が考えられないと、子も考えられない 子が考えられないと、親も考えられない たとえば不登校。 「嫌だなあ」という気持ちを心の中に抱えておくことが難しくなり、登校しない、という行動に出ている状態とも考えられます。 その背景には、葛藤できなさというテーマがあります。 子どもが学校で嫌なこ

          親と子は、音叉(おんさ)のように共鳴する

          白黒思考になっていることを言語化してみる

          元旦に発生した地震以降、心理支援を行う当ルームも、何か言葉を出そうと思いながら、なかなか決まった言葉にならないまま、日々が過ぎています。 亡くなられた方のご冥福をお祈りする気持ち、まだ安否が不明な方のこと、直接的な被災をされ避難を余儀なくされている方のこと、支援に向かう方のこと、そのご家族のこと、国や自治体の対応について、緊急支援として当ルームに何が出来るかということ、過去に体験した震災の記憶、次は私自身の身近で地震が発生するのではないかという不安や怖さ・・・ 様々な気持

          白黒思考になっていることを言語化してみる