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おおはな諏訪神社

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建御名方命(タケミナカタノミコト)は長野県の諏訪大社の御祭神です。 諏訪大社の神様は「起きること全てに意味がある」、ということを教えてくれる神様です。 そんなご縁を探しにあなたも…
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#出雲口伝

ミシャクジ=稲荷、説

ミシャクジ=稲荷、説

皆さんは伏見稲荷大社創建の伝承をご存知でしょうか?

秦伊呂具、という人物が餅を的にして弓矢の練習をしていると射られた餅が白鳥に姿を変えて飛び去ってしまう。白鳥を追った先に稲がなっており、それを祀ったことが稲荷信仰の始まりだと言われています。

この伝承は何が伝えたいのでしょうか?

餅とは蛇のことだと捉えてみました。

白鳥とは鉄のことだと捉えました。
白鳥は鉄から発せられる磁気を頼りに飛びます

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「裏」タケミナカタ神話「裏」⑦7/7 織姫と彦星と徐福の渡来伝説

「裏」タケミナカタ神話「裏」⑦7/7 織姫と彦星と徐福の渡来伝説

▼織姫と彦星昔々天の川のほとりで織姫様が機織りをしていました。織姫様の作る布はそれは素晴らしい品で父親の天の神様も誇らしく思っていました。しかし、年頃になってもひたすら機織りにしか目がない娘を心配に思い、お婿さんを探しに出かけました。

天の神様はその中で彦星という大変まじめな牛飼いを見つけました。
織姫と彦星は出会ってすぐに惹かれ合い、仲の良い夫婦となりました。しかし、これまで真面目すぎた反動か

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出雲口伝に関する所見

出雲口伝に関する所見

▽出雲口伝における第二次物部東征とそれ以降の物語以下の記事で出雲口伝の内容をお伝えさせていただきました。

今回はその続きとして第二次物部東征の振り返りとそれ以降の話を紹介していただきます。

第一次物部東征は三輪山の太陽崇拝の巫女の権威で有耶無耶になったと言えます。故に九州のイニエ(崇神)は月信仰の宇佐神宮家と同盟を組みます。これが豊姫、別の呼び名が豊玉姫や豊鋤入姫で、雲州氏は「台与」と考えまし

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「裏」タケミナカタ神話「寂」⑧8B [事代主]出雲は言霊が幸わう国[御伽噺]

「裏」タケミナカタ神話「寂」⑧8B [事代主]出雲は言霊が幸わう国[御伽噺]

注、今回の記事では有料部分がありますが購入されなくても内容の理解に問題はありません(僅かな期間のみ無料とさせていただきます)。

▽御伽噺「言霊の幸わう国、出雲」 昔々、とある列島に出雲と呼ばれる国がありました。

 そこは「言霊」の国でした。

 言霊の国では言葉が綺麗な者が王となりました。
 言葉が綺麗であることが素晴らしいことである、という共通認識があって、それが常識だったのでしょう。

 

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「裏」タケミナカタ神話「裏」⑨.99 女神と蘇我と神門(カモ)

「裏」タケミナカタ神話「裏」⑨.99 女神と蘇我と神門(カモ)

▽阿加流比売の物語昔々、とある女性が新羅のアグヌマで昼寝をしていました。すると、陰部に日の光が虹のようにあたり、たちまち妊娠してしまったといいます。彼女は赤い玉を生みました。それを見ていた男がいました、男はその玉をもらい受けて大切にしていました。ある日、男は新羅王の天日矛命(あめのひぼこ)に「牛を殺して食べるつもりだ」、という疑いをかけられて牢獄に閉じ込められます。弁解を繰り返しても聞く耳を持たれ

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「裏」タケミナカタ神話「裏」⑩(伊和)善悪の彼岸(最終)

「裏」タケミナカタ神話「裏」⑩(伊和)善悪の彼岸(最終)

▽はじめに これまで見てくださった方、どうもありがとうございました。
 はじめてご覧になる方、どうもはじめまして。
 このシリーズはこれで終わりとなります。
 
 長い文章になりますがどうか最後までお付き合いください。

▽鬼子母神の神話 昔、毘沙門天の妻にハーリーティーというモノがありました。彼女は多くの子を持っていました。その子らを育てるために栄養を必要とし、人を喰らっていたため恐れられていま

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