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昭和のgifted

86
「できない子の気持ちをわかってあげよう」という優しさの押し付けが強かった時代に“変わり者”と言われていた私。 「個性を重んじる」時代に突入して突然憧れられたり評価されるようになっ…
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#多様性を考える

昭和のgifted - 86 無くし物は探さないでいい

昭和のgifted - 86 無くし物は探さないでいい

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世界は欺瞞に満ちているけど、それが優しさだったり暖かさだったりすることもある。

良かれと思った言葉が人を傷つけることがあっても、そこに悪意がないならば責めることはできなくて、自分可愛さの言い訳を良しとできない自分がいる。

ちょっと涼しくなってきて、熱でうなされてた時期が過ぎようとしていて、それでもまだ休んでいたくてのらりくらりと日々を過ごしたい。

そうして逃げて逃げて

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昭和のgifted - 82 積極的分離の成れの果て

昭和のgifted - 82 積極的分離の成れの果て

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最近私は、自分でもギフテッドなのかもしれなくて、なんかよくわからないけれど人から評価されるものをちゃんと持っている自覚ができたので、積極的に「私、ギフテッドなんだよね〜」といたるところで吹聴している。

もちろんリスクがあるのは百も承知だし、それで何かしら後ろ指さされたところでギフテッドだろうがなかろうがちゃんと私のことを私として見てくれる人が日に日に増えて、そうした人たち

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昭和のgifted - 80 父からの電話

昭和のgifted - 80 父からの電話

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ギフテッドの子供(族柄的な意味)はある程度の年頃になると親のことを親と思わなくなる(背景によって思えなくなる)。

なので早々に「親だから何かしてあげなくては」みたいな固定概念を捨て去って欲しいと思ってる。というお話し。

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家族を断捨離してからもう2年くらいは経っただろうか。

定期的に長電話をしていた母からの連絡を一切断ち切ったところ

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昭和のgifted - 69 『なぜ生きるんだ』

昭和のgifted - 69 『なぜ生きるんだ』

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『なぜ生きるんだ』

学生時代に読んだ坂口安吾の本の名前だ。

大学の時に仲の良かった先輩が坂口安吾が大好きで、なんか坂口安吾の作品に触れていたら格好良いのかもとか思って読んでみたのがきっかけでなんとなく今でも「好きな作家は?」と聞かれると名前を挙げる人である。

すごく影響を受けた。

と言う訳ではなくて、「なんかわかるわ」という感覚だったような気がする。

「影響を受け

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昭和のgifted - 68 なんでも簡単にできるけど

昭和のgifted - 68 なんでも簡単にできるけど

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ギフテッドは自分は大抵のことはなんでもできるから他の人ができない理由がわからない。って話を読んで、ふと思い起こしてみた。

実際問題、私も高校生になるまではわからなかった。

できない人はやる気とか努力が足りないんだと思ってた。なのですぐ喧嘩になったし、疎まれた。
一方で得意分野のことは教えるのが上手いと言われ、試験勉強は人に教えることでまかなっていた。

大学に入ってバイ

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昭和のgifted-66「思い」は止めるな

昭和のgifted-66「思い」は止めるな

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「ダメだってわかってるけど、泣いちゃう」

とか

「こう思うのは良くないとはわかってるけど、苛々する」

とかは言わない方がいい。「わかってるけど」って大人ぶりたいだけの言い訳なんだ。だからそ気持ちが本当はどうなのかはわかる人にはわかってしまう。

わかってても止められない気持ちは止めない方がいい。

止めれる程度なんだったら気にもするな。

「でも気になっちゃう!」は酔

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昭和のgifted- 62 敵or味方という感覚

昭和のgifted- 62 敵or味方という感覚

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毎日が夏休み。の私もOEでたくさん書いたところで読む側も疲れちゃうよね?という感覚とかとにかくぼーっとしたいとかでセルフ夏休みをしていて久々の記事書きである。

季節は秋でも体感はまだ夏だから夏休みでいいじゃないか。

相変わらずモラハラおじさんの嫌がらせに辟易しているのだが、「相性が悪いのでなるべく関わらないようにしよう」というこちらの意図に相反して相性が悪い相手は「相手

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昭和のgifted - 61 才能の磨き方

昭和のgifted - 61 才能の磨き方

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最近ADHDのJKとSNS経由で知り合うことがあって、なんとなくなついてくれているのでたまにリアルで会ったりしている。

そんな彼女がSNSでこんなことを言っていた。

突っ込むべきかスルーするべきか、一瞬悩んだんだけど、思わずこう突っ込んでいた。

「ポジティブに捉えたい人たちが考えだした結果論だから磨かないと開花しないし、そのままほっとくと才能なくても努力してる人の方に

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昭和のgifted - 60 お付き合いの仕方(全方位的に)

昭和のgifted - 60 お付き合いの仕方(全方位的に)

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「お互いのことをもっとよく知るために一旦付き合ってみない?」

というスタートが苦手だ。苦手というかしたことがない。

ファーストインプレッションで話が合うとか、仲良くできそう、なんて人ももちろんいたりはするが、ギフテッドの特性がある私はそもそも話が合う人が少ないので人として信用できるなぁとか尊敬できるなぁとか何かしら思うところがないとそもそも仲良くなれない。

そして仲良

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昭和のgifted - 58 ギフテッドやHSPが生きづらい理由

昭和のgifted - 58 ギフテッドやHSPが生きづらい理由

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突き詰めたら本当は自分が何を欲しているのか。

私がメンブレして立ち直る度に自問自答することなのだけど、ひょっとしたらこの「自分は本当はどうしたい?」を掘り下げるのがギフテッドの人は苦手なのかもしれない。

私が未成年の時代はきちんと「自分」のことを考えられていたはずなのにできなくなった期間を経て、どうやって「自分」のことをきちんと考えられるようになったかを残しておきたいと

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昭和のgifted - 43 ギフテッド論争の違和感

昭和のgifted - 43 ギフテッド論争の違和感

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いろいろ読んでるとギフテッド関連の記事を書いてる人は難しい言葉で記事を書くなぁ。という印象で、専門用語が多くてピンとこないこともある。

私は読めばイメージがつくから、私のように自分が何者かに悩んでる人とかならそういった記事に辿り着いて勉強して理解して自分がどういうタイプの人間かの場合ができるから良いんだろうけど、悩んでない人たちにも知ってもらいたいから私は『昭和のgift

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昭和のgifted - 42 忘れることが苦手

昭和のgifted - 42 忘れることが苦手

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こないだこんなことがあってね、

と話し始めてしばらくたったときに、ふいに聞いてくれてた人が「いやいやそんな詳細に覚えてるの?」と尋ねられて、恐らく私の記憶の中には確かにあるんだけどそんなにディテールって覚えてないものなの?って不思議に思ったことをつらつらと。

私は座学的なお勉強は苦手。学ぶべき理由がそこにないとなかなか頭に入ってこない。

一方で、2人きりで話していたり

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昭和のgifted - 36 愛をください wow wow

昭和のgifted - 36 愛をください wow wow

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前回はね、つい炸裂しちゃったけど気を取り直してギフテッドの話をしよう。

ギフテッドとは、感受性高く、共感力が高く、表現力もあり博愛主義なんだって。(スーパーざっくり言うと)

私の恋愛感とか博愛主義みたいな部分ってある人からしたら重いと思われがちだし、いや実際重いんだと思うんだけど、でもスーパードライ🍺な風に思われることもある。

なんでこんなにこんがらがってるかって、

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昭和のgifted - 19 「優等生」ってなんだろう

昭和のgifted - 19 「優等生」ってなんだろう

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いつもコメントくださる熊さんがギフテッド=高IQ&優等生ってどうなんだ?って書かれていたのでコメントもさせていただきつつもう少し深掘りしたくなりました。

この記事を書くきっかけはこちら

私が幼少期を生きた時代、IQってそこまで認知されていなかった。

理解力が高いとか、恐らくIQ高いかも。と言われたことはあったけど「みんな同じでみんな良い」の時代のゆとり直前世代だったか

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