ふみ吉

家族の日々こぼれ話です。娘は精神疾患・息子は不登校中です。心を整理する為に文と絵にして…

ふみ吉

家族の日々こぼれ話です。娘は精神疾患・息子は不登校中です。心を整理する為に文と絵にしています。主に身近な方々へ、娘と息子の様子をお伝えする内容です。あたたかく見守って下さればと思います。

最近の記事

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事情はみんなにあります。うちにも事情があります。

はじめまして、こんにちわ。 パパとママと娘(中3)と息子(小1)4人で暮らしています。 お隣の家にはパパの両親(祖父母)が暮らしています。ここへ家を建てて13年経ちますが、仲良くやれているつもりです。地方で田舎寄りですが、生活する上で不便はありません。 パパは会社員で、おいしいものが好き。音信不通中はたいていスロット。 ママはパートで、副業在宅ワークもします。趣味多め。 娘は夢見る中学生。愛読書は二コラ。8年続けたピアノに区切りをつけ、吹奏楽部に打ち込みます。 息子はノリの良

    • はじめての教育センター。心理士さんは名探偵。

      私は最近PCの無料ゲームにはまっていて、PCを起動させるとどうもゲームを始めてしまうのです。書きかけの記事が沢山あるのですが、ゲームにジャックされている気がします。他にもやるべきことは沢山あるのですが、ゲームにジャックされている気がします。息子も念願のスイッチを手に入れて晴れてマインクラフターになりました。『ありがたいありがたい』と言いながら石炭を採取しています。例えば、息子に対し『こら!ゲームいつまでやってるの!』なんてどの口が言うのかということになります。面白いよね。ゲー

      • 息子のお留守番ライフ。それでも地球は回っているよ。

        そういえば、娘はよく自室で過ごすようになりました。一人で居ても安心していられるようになったということだと思います。以前は、一人になると決まって良くない幻聴がやってきて、娘を苦しめ、泣かせていました。一人になることへの不安はどんどん大きくなり、病気になってからは一日の大半をリビングで過ごしていました。いつも家族の誰かがいる空間にいました。家族が誰もいなくなる時は、隣に住むばぁちゃんに来てもらっていました。夜も一人で寝ることに不安を感じて『一緒に寝て!』と言うので私も一緒に寝てい

        • うちは学校へ行きたい娘と行きたくない息子。

          以前に比べれば格段に回復している娘ですが、どうしたって不穏はやって来るのです。そうたやすくはなくなりません。しかし頻度は減りましたし、回復までの時間も早くなり、内容もややソフトになって来ております。直近の例をあげますと、学校からの帰りのバスにて、降りる際に忘れ物がないかどうか座席を確認することを忘れてしまったのだそうです。するともう気になって気になって幻聴に責められ家に着くなり泣きながら『○にたい!』と訴えて来るのです。数日こういった不調が続いていたので『疲れがあるかも知れな

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        事情はみんなにあります。うちにも事情があります。

          ちょっと息子の話を。ジタバタとした先に。

          娘は運動を続けております。すごいなー継続の人。毎日帰宅後は、階段の昇降運動と軽くストレッチ。4月からは縄跳びを追加しました。なりたい自分になるために努力する若者の姿、もうキラキラしちゃってお母さん眩しい。モデルさんへの憧れがあるので、スタイルを良くしたい、身長を伸ばしたい!と頑張っています。 『一番低い目標は、ママ!』だそうです。 ……有難い話です。なんと光栄なことでしょう。しかしちょっと何と答えて良いか分かりませんでした。対応会話術で”相手の言葉をオウム返しする”というのが

          ちょっと息子の話を。ジタバタとした先に。

          ちょっと息子の話を。しおらしい嫁どこ行った。

          娘は本当に生き生きと毎日学校へ通っております。この学校を選んで良かったと、何よりもきっと本人がそう思っていると思います。中学校時代、思うように出来なかった事もあったことでしょう。ていうか、そんな事ばかりだったでしょう。今や、朝は自分で全ての算段と支度をして、誰に何を言われなくとも時間通りに家を『いってきます!』と出発するのです。髪の毛だってきれいにひとつに結び上げ、前髪はコームとスプレーで二コラ直伝のスタイリングです。 すごい!!毎日感動をありがとう!よっリア充!もともと学校

          ちょっと息子の話を。しおらしい嫁どこ行った。

          娘ちゃんと母のスマホあれこれ。だって笑顔はプライスレス。

          娘がスマホを持ったのは発症してからです。中学2年生の秋、急性期をなんとか脱し、私も職場へ復帰しようかという時です。当時は昼まで目覚めない生活でしたので、起きたらLINEで教えてね~という家庭内連絡ツールとして。同級生とつながってしまうとスマホトラブルの不安があったので、スマホを持つにあたり、いくつかお約束を設けました。”まずは家族間のやり取りからスタートしましょう”というような。(お約束の内容はドクターにもアドバイスをしてもらいました。)スマホは大変便利ですが、まだほどほどに

          娘ちゃんと母のスマホあれこれ。だって笑顔はプライスレス。

          娘ちゃんのお薬事情。ついに減薬のご提案。

          薬の飲み方や、相性を探るまでになりました。人によって代謝も違うので、切れるというか効果が薄まってきたとか、感じる方もいらっしゃるそうです。始めて処方された時は、夕食後にまとめて全部飲むという風にしておりました。始めこそ飲みしぶりがあり、毎日が非常にスリリングでしたが(私が)、だんだんと病識も芽生え、薬の効果を実感するようになると、進んで飲むようになりました。 今は昼食後に1、夕方に1、夕食後に2という配分にしております。夕方に調子を崩しがちなので、手厚く小刻みにタイミングを設

          娘ちゃんのお薬事情。ついに減薬のご提案。

          娘ちゃん卒業する。母の心のなごり雪。

          先日、中学校の卒業式を迎えました。 娘ちゃんは同級生の皆さんと同じように、朝8:30に最後の登校をし、同じように胸にお花をつけてもらい、並び、呼ばれ、返事をし、卒業証書を受け取り、同じように送辞や答辞を聞き、合唱し、退場し、同じように最後の学活へ参加し、別れを告げ、校舎を後にしました。 皆さんと同じように出来ないことに苦しみ葛藤していた娘が、なんと立派に。 いろいろなことがあった中学校生活でした。 卒業することを想像しただけで、私は数日前から目頭が熱くなっておりました。絶対に

          娘ちゃん卒業する。母の心のなごり雪。

          止まった時が動き出す。伏線回収ダイジェスト。

          メモを一切書かなくなりました。あんなに×100必死で書いていたメモですが、今やゼロです。書かなくても全く平気に過ごせるようになりました。 どこへ行くにもクリップボードとメモとシャーペンを持ち、家ではもちろん学校でも、車中でも振動に耐えながら、店内で私の背中を台にして、書きに書きまくっておりましたが、今やゼロです!ゼロですよーー! 娘ちゃん、部屋の模様替えがマイブームのようで、韓国風の部屋にしたいと頑張っています。そこでまずは自室を片づけました。発病してから時が止まってしまっ

          止まった時が動き出す。伏線回収ダイジェスト。

          娘ちゃん1時間目から学校へ行く。伏線回収ダイジェスト。

          最近の娘ちゃんは大変イイ感じになっております。そんなイイ感じの娘ちゃんをダイジェストでお伝えします。 何といってもこれでしょう。 朝起きれるようになりました!! ジャーン!! 高校生になれば、朝から起きてバスに乗って通学しないといけません。 娘ちゃんにとっては憧れのバス通です。 残りの中学校生活は、いざ高校生活に向けての準備期間といえます。 発病してから、1年半。 この病気は何よりも睡眠で回復するのです。睡眠が超絶大事なのです。健康な人が「あー良く寝た。スッキリした~。」

          娘ちゃん1時間目から学校へ行く。伏線回収ダイジェスト。

          娘ちゃん春には高校生に!?がんばりました。

          入院中も面接の練習の為、学校へ行きました。一時外出です。その日は娘ちゃんにとって、約3週間ぶりの外の世界でした。 一旦自宅へ寄り、制服に着替えます。学校へ行く途中、願書用に証明写真を撮ります。ドラッグストアの前に設置してある証明写真機です。娘ちゃん、プリクラは死ぬほど撮ってますが、証明写真機は初めてです。 2回撮影したうちどちらか良い方を選べるのですが、操作を誤り、良くない方を選んでしまったようです。 『チガウホウ エランジャッタ…』 嫌な予感がします。頭を抱え始めました。

          娘ちゃん春には高校生に!?がんばりました。

          ちょっと息子の話を。『ありがとう。』と伝えたくて。

          息子の中で何が起こったのか。 そんなことはいいのです。頑張ったね、と、ただただ褒めました。撫で回しました。君はすごいと。立派だったと。少々ツンデレな彼は、嫌そうな顔をしていましたが気にしません。撫で回します。 人にはそれぞれのペースがあるのだということを、私は娘に教えてもらったばかりなのに。また同じところで迷っておったのでしょうか…。 息子の登校しぶりについては、担任の先生にも早々に相談させていただいておりました。保育園では話せなかった娘の事情も含めてです。打ち明けるときは

          ちょっと息子の話を。『ありがとう。』と伝えたくて。

          ちょっと息子の話を。田んぼ道と自転車と私。

          私はこじらせておりました。風邪ではありませんが。 昨年の娘の発病以降、私は本当によく泣くようになりました。ゆるゆるです。もう常に最終回を読んでる盛り上がりです。 不安なのは娘や息子だろうに、一緒になって私が泣いてどうするのだ。そう思いますが、こじらせているときというのは、それが分からないものです。 こじらせ母。めんどくさい生き物です。 以下、めんどくさい様子を交えつつお届けします。 娘も息子も、ママが何やら泣いていると気付いています。泣きながら味噌汁を作っています。パパが(

          ちょっと息子の話を。田んぼ道と自転車と私。

          ちょっと息子の話を。学校行くの?行かないの?母はモヤっています。

          息子は小学一年生です。 我が家のかわいいポジ担当。 娘ちゃんの発症時から今も、息子がいるからお通夜のようにならずに済んでおります。その無邪気さや明るさに助けられていることが、たくさんあります。彼なりに姉(娘ちゃん)を思う気持ちが伝わる行動の数々には、時に肝を冷やし、時に感動します。娘ちゃんも年の離れた弟は無条件にかわいいようで、よく一緒に遊んでくれます。 セラピー的な効果もありそうです。 娘ちゃんが不調で泣いたり怒ったりすれば、今や息子は笑わせようとします。以前は驚き戸惑い

          ちょっと息子の話を。学校行くの?行かないの?母はモヤっています。

          私はこの光景を知っている。あれは30数年前のこと…。

          昨年、伯母が他界致しました。 親戚関係においては、最も身近でお世話になった方でした。いつもにこにことしていて温厚で、器用で、ユーモアがありました。物の言い回しが思慮深く、相手に気付きを与えるような言い方をしてくれました。幼児教育をされていたことを思うと、それも頷けます。もちろん娘ちゃんのことも、かわいがっていただきました。 ここで娘ちゃんが発症した日の事を書きます。思い出すのが辛いので(私が)、少々柔らかく書いてみます。 6月の暑くなり始めた頃でした。 その日は体調が悪い中

          私はこの光景を知っている。あれは30数年前のこと…。