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ドイツ一人旅_脱原発_12_06【海外旅行】

前の話  プロローグ  12日目01

1999年冬 12日目 フライブルク

ドイツでは一早く「脱原発」を政策として決定しており、新設しないことはもちろん原子力発電所も順次閉鎖していた。(2023年4月15日に稼働していた最後の3基の原発が送電網から切り離され脱原発が実現した)

一旦「原発」に頼ってしまうと「脱原発」を進めることは容易ではない。単純に電力は激減する。当然、現状の生活に多大な影響を及ぼし不便になる。

日本では東日本大震災を境に電気による利便性より原発のリスクを考えるようになってきたと思う。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり電気代が高騰すると利便性とリスクの天秤が揺れ始めた。

ドイツは脱原発を実現したが、EU全体がそうなのかというと必ずしもそうではない。興味深いのは隣国のフランスは原発に対しては前向きの考えだ。

自尊心の強いフランス人は原発を完全に制御できると思っているのだろうか(日本人は制御できると錯覚していたが…)。歴史的にドイツとフランスは仲が悪く、僕はドイツ贔屓なので、フランスに対しては批判的な目で見てしまうのかもしれない。

しかし、そのドイツもフランスから電力を輸入している。つまり、間接的に原発に頼っていることになる。電力問題は天災や人災などの外部要因もあるため一筋縄ではいかない。

だいぶ話がそれてしまった。時を戻そう。



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