ドイツ一人旅_ドイツ式もぎり_04_07【海外旅行】
1999年冬 4日目 ドルトムント
キックオフまで2時間あるが僕はスタジアムの中に入った。
入口でチケットを見せると端を破かれてしまった。
(記念にとっておこうと思ったのに破かれるとは…)
ただ他の人もみんなチケットを破かれているのでドイツ式のもぎりのやり方みたいだ。確かに日本のチケットみたいに半券のミシン目がなかった。
スタジアムは68,000人(現在は83,000人)収容できる長方形の形をしており、内側はピッチを囲むようにネットが張られている。サッカー専用スタジアムだけあって観客席の最前列からピッチまで3メートルほどしかない。
スタンドは急勾配でピッチを包み込み臨場感たっぷりだ。僕の席はメインスタンド中央、つまりセンターラインの延長線上の後ろの方だったが、ピッチを非常に近くに感じることができた。キックオフまでまだ時間があるので何か飲み物を買おうと思い席を立った。
売店にはビールも売っていたがトイレが近くなるのでファンタグレープにした。値段は5マルクだが7マルク請求された。
これには訳があり、容器がデポジットなのだ。つまり容器の保証金であり、飲み終えたあと容器を返すと2マルク返ってくる仕組みだ。
これはゴミを出さない対策であり、ほとんどの公共施設でもデポジット制を導入している。さすが環境先進国だ。
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