#43 特別支援教育:触ることがいけないの? 教室環境を整える
特別支援第4弾!
触っちゃうよ 対応編②です。
前回は、
先生の机にあるものや、黒板周辺にある磁石など触っちゃう子どもがいたらどうするのかについて話をしました。
対応方法として
①触っちゃダメだよ
②何も言わない(何も指導しない)
③触ったら元に戻してと言う
と3つの選択肢がありました。
が、3つとも、何かしっくりこない感じがしませんでしたか?
そこで第4の選択肢
④環境を整える
の登場です。
目に見える所にあるから触ってしまうのです。
黒板周辺、先生の机の上に余計なものは置かないようにしよう。
戸棚の扉が透明な場合には、画用紙などで目隠ししておきます。
磁石などは見えない戸棚に収納したり、机の引き出しにしまいます。
また、教室前方には余計な情報を掲示しないようにしましょう。
ユニバーサルデザインの視点を取り入れた教室環境です。
教室の壁面にいろいろ掲示したくなる先生もいるようですが、やり過ぎると支援を要する子どもは気が散ります。
話を戻します。
では、ここまで環境を整えても、探しだしてさわる場合、どうするか?
鍵のかかる引き出しにしまいましょう。
さらに、引き出しから出したときを狙い打ちして、勝手に触ってくるようなら、特別ルールを作ります。
条件をつけて触らせるのです。
しかし、これはかなり特別な場合で、できれば避けたいところです。
子どもが興味を示すのは多くの場合、マグネットとチョーク、クリックです。
マグネットはマグネットシールを活用すれば対応できます。
チョークは、教師が使う分だけ自分でもち、使いかけのチョークを黒板においておかなければなんとかなります。
もし特別ルールを作るのであれば慎重に対応しないといけません。
また、多数派の子どもたちに納得させ、理解させる必要があります。
いかがでしたでしょうか?
コメントなどあると今後の励みになるのでどうかよろしくお願いいたします。
参考になる方がいたら幸いです。
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