人新世から循環型の文明を考える:ダニエル・アーシャム「Fictional Archeology」
この記事では、ダニエル・アーシャムの作品「Fictional Archeology」をもとに、人新世から循環型の文明に変革していくにはどうしたらいいかを考えます。
「人新世」という時代区分
斎藤幸平さんの『人新世の「資本論」』で広く知られるようになった「人新世」、実は地質学における時代区分の1つです。
例えば、恐竜が生きていた時代区分は中生代・白亜紀。「新生代・第四紀・完新世」から人類の活動は始まり現代まで続いています。しかし、産業革命以後の約200年間、人類による戦争