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2018年3月20日 18:46
森の中。私は動物だった。 驚くほど思考をしていなかった。ただ目の前にある自然を、木を、命を感じるためだけに目を使い、緑を映した。耳を使い、風の音を聞いた。鼻を使い、草のにおいを嗅いだ。手で触って、その温度と感触を確かめた。 頭が働いていないぶん、体が私をいろんなところに連れて行った。見たい。聞きたい。嗅ぎたい。触りたい。ただその欲望に心を委ねたら、体
2018年6月12日 14:26
最近、土に還りたい欲がどんどん増している。緑と水がある場所で、ひっそりと暮らして体ぜんぶ使って心を震わせて生きたい。未来のことも、過去のことも考えないでただ、いまそこに生きている木のように。妄想爆発させると、木になりたい。地球にとってのわたしがわたしにとっての石ころのように大きな自然の中でちっぽけなわたしをちっぽけな人間を愛でていきたい。人間、やめようか
2018年6月5日 21:30
どこにたどり着くかわからない。どこへ向かっているのか、どこに行きたいのかもわからない。ただ、なんとなく体が動くほうに歩いてみる。それが私にとってのさんぽ。道路の端にはえてるお花の匂いをかいで、ちょろちょろ流れる川の水をたどって、風にゆれる髪の音を聞く。壮大な景色を眺めながら、ぼやぼやと、とりとめのない思いにふける。お腹が空いたな、そろそろ帰ろうか。そう思ったころ
2018年4月25日 17:23
「その道はどこに行けるの?」小道を見つけた。ふらっとその道へ入ったとき、通りすがりのおばちゃんは言った。「知らないです」そう答えたわたしに、おばちゃんはふふふっと笑って行っちゃった。どこへたどり着けるか分からない。そんな道を歩くのって楽しい。その小道の先には、竹林があった。初めて、たけのこが地面に埋まってるのを見た。たけのこから、たけのせいねんになって、