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映画レビューまとめ。

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映画#48『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』

映画#48『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』

中つ国の運命や如何に…壮大なる冒険譚の終焉今回も今まで通りIMAXで鑑賞。3作品ともIMAXという最高の環境で観れたのって中々良い経験だったのではないかと自分で勝手に思っている。

今作を以て「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは終了。その為か今作の上映時間は怒涛の3時間越え。劇場でこんな長尺の作品を観たのは恐らく『ザ・バットマン』ぶりじゃなかろうか…。

物語に関して、いやもう本当にフロドはよく

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映画#47『インターステラー』

映画#47『インターステラー』

遠い宇宙、次元の彼方で果たされた、親子の絆「Interstellar」とは、「星と星の間」を意味する言葉である。

私が最も敬愛するクリストファー・ノーラン監督の代表作の一つである今作。かなーり前に鑑賞したのでもう一度観てみた次第だ。

タイトル通り、滅亡一歩手前な地球と他の移住可能な惑星までの長い長い道のりを描いた、いわばスタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』のような映画である(実際

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映画#46『アメイジング・スパイダーマン2』

映画#46『アメイジング・スパイダーマン2』

絡まる愛の糸、迸る復讐の雷数あるスパイダーマンを主役とした映画の中で私が一番好きなのが今作だ。不評とかそんなもん知らん。文句言うな。

まず何よりもオープニングが最高すぎるのだ。勇ましいBGMが始まると共に、暗闇の中にスパイディのマークが浮かび上がり、そのまま背景はNYの街並みへ。そして華麗にスイングを決めるスパイディ。

「お前ら見たか。これがスパイダーマンだ。」と言わんばかりの演出。最高すぎる

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映画#45『アメイジング・スパイダーマン』

映画#45『アメイジング・スパイダーマン』

蜘蛛の糸は再び動き出す。サム・ライミ監督による、トビー・マグワイア主演『スパイダーマン』三部作が完結し約5年。監督にマーク・ウェブ、主演にアンドリュー・ガーフィールドを添え再始動(リブート)。それが『アメイジング・スパイダーマン』だ。

リブート作品なだけあって、サム・ライミ監督のものとはまた違ったテイストのスパイダーマン映画となっている。簡単に言えば「よりスタイリッシュになったスパイダーマン」だ

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映画#44『メメント』

映画#44『メメント』

失われた記憶、隠された真実『ダークナイト』や『インターステラー』といった傑作を世に出した巨匠にして私が愛してやまないクリストファー・ノーランの出世作とも言われるのが、この『メメント』という作品だ。

この作品の中で最も重要なのが主人公が短時間の記憶を忘れてしまうこと。ポイントなのはつい数分前の出来事を忘れてしまうことであるため、自分の名前や遠い過去の記憶は覚えているのだ。

例えばこの記事を書いて

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映画#43『スパイダーマン3』

映画#43『スパイダーマン3』

復讐、贖罪、そして離別…孤独な英雄の最後の戦い。サム・ライミ監督によるスパイダーマン三部作、その完結編。

身体を砂へと自在に変えられるサンドマン、グリーン・ゴブリンの後継者たるニュー・ゴブリン、そして地球外生命体である寄生生物ヴェノム。新たなる三体のヴィランに、スパイダーマンはどう立ち向かっていくのだろうか。

ピーター・パーカーの心情について大きく掘り下げるこの三部作において、今作のピーターは

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映画#42『スパイダーマン2』

映画#42『スパイダーマン2』

「親愛なる隣人」の、孤独なる戦い。前作より2年後が舞台。

NYのビル群を飛び回り、様々な事件を解決していくスーパーヒーロー・スパイダーマン。一方、スパイダーマンの正体…ピーター・パーカーは日常生活とヒーロー活動の両立が上手くいかず悩んでいた。

前作に引き続き、今作もスパイダーマンのアクションシーンだけでなくピーター・パーカーの心情にスポットを当てている。前作との相違点は、言わずもがなスパイダー

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映画#41『スパイダーマン』

映画#41『スパイダーマン』

「大いなる力には、大いなる責任が伴う。」2000年代初頭、『X-Men』と共にMARVEL映画の人気の先駆けとなった『スパイダーマン』。

監督であるサム・ライミは、当時『死霊のはらわた』シリーズで監督を務めたことで人気を博していた。その為か、今作では度々ホラーチックな演出(ジャンプスケアなど)が取り入れられている。

さて、この度スパイダーマンの映画作品を観返すことにしたのだが、トビー・マグワイ

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映画#40『バンブルビー』

映画#40『バンブルビー』

「貴方を、絶対に、守る。」声の代わりにラジオで会話する、、少しおっちょこちょいで、けれど仲間想いで、いい意味で戦士らしくないトランスフォーマー、バンブルビー。そんな彼のスピンオフ映画が登場。

(ストーリーは繋がっていないが)前作『トランスフォーマー/最後の騎士王』からシリーズ人気の低迷を受け打ち切りに。今作から新たなるスタートを切った。

父を亡くし、家庭内で孤独を感じる18歳の少女、チャーリー

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映画#39『シン・ゴジラ』

映画#39『シン・ゴジラ』

”虚構 VS 日本”久々の邦画レビュー。

基本的に洋画LOVEの私が邦画の中で一番気に入ってるのがコレ。庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』。

でもだからって、私は根っからのゴジラファン!!って訳でもない。VSシリーズは全く観ていないし、アニゴジ三部作、モンスターバース、あと初代ゴジラをさらーっと観ただけだ。

シン・ゴジラの魅力の一つとして、物語のテンポが素早さが挙げられる。それも極端に遅くも早く

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映画#38『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』

映画#38『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』

「冒険」はやがて「戦争」へ…。前作『ロード・オブ・ザ・リング』の続編、というよりかは第二話。IMAXで鑑賞。

前作のラストより主人公たち一行は分散し、今作はそんな彼らの視点で物語が描かれる。

果てしない草原、深い森林、エルフの住まう街、そして地底に聳える古代遺跡…前作は、広大な『LOTR』の世界を「冒険譚」として描いていた。

一方、今作は「争い」に焦点を当てている。今作の黒幕である冥王サウロ

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映画#37『アバター』

映画#37『アバター』

映画という枠組みを越えた「一つの世界」続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の公開に先駆け、9月23日より二週間限定で公開されたIMAX映画『アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター』を鑑賞。

言わずと知れた、全世界興行収入ランキングで堂々の1位を誇る超大作。だが私はまだ未鑑賞だった。続編も公開されるとのことでいつ観ようかと難儀していた所、IMAXにて3Dリマスター版が公開されるという

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映画#36『トランスフォーマー/ロストエイジ』

映画#36『トランスフォーマー/ロストエイジ』

「共に戦うか、滅びるか」前作より5年後の世界が舞台。

オートボットの味方だと思われてたセンチネル・プライムの裏切りを発端に、人類は徐々にオートボットたちへの信用を失っていった。

これによりオートボットの駆除部隊、通称「墓場の風」が発足。過去に登場したオートボットたちは無惨にも殺されていった。

その裏には「KSI」なるトランスフォーマーたちのエネルギーを利用し新たなテクノロジーを生み出さんとす

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映画#35『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

映画#35『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

真実、継承、裏切り、復讐。物語は終結へ。『トランスフォーマー』(2007)、『トランスフォーマー/リベンジ』(2009)と続き、全世界で一躍注目を浴びたマイケル・ベイ監督による実写版トランスフォーマーシリーズ。その第一部の完結編となるのがこの、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』だ。

様々な舞台でストーリーが繰り広げられてきたこのシリーズだが、今作の規模はシリーズ最大のもの。アメリカのみ

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