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映画#35『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
(”Transformers: Dark of the Moon")


監督:マイケル・ベイ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、マイケル・ベイ、ブライアン・ゴールドナー、マーク・ヴァーラディアン
出演:シャイア・ラブーフ、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、ジョン・タトゥーロ、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、他
配給:パラマウント映画
公開:2011年6月29日(米国)7月29日(日本)
上映時間:154分

Wikipediaより引用

真実、継承、裏切り、復讐。物語は終結へ。

『トランスフォーマー』(2007)、『トランスフォーマー/リベンジ』(2009)と続き、全世界で一躍注目を浴びたマイケル・ベイ監督による実写版トランスフォーマーシリーズ。その第一部の完結編となるのがこの、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』だ。

様々な舞台でストーリーが繰り広げられてきたこのシリーズだが、今作の規模はシリーズ最大のもの。アメリカのみならず全世界を飲み込んで、物語は展開されていく。

人類が初めて月に降り立ったとされるアポロ計画。しかしその裏側には、墜落したサイバトロンの宇宙船の調査が隠されていた。

オートボットの現指揮官であるオプティマスもセンチネルにリーダーの座を譲ろうとした程。
彼がどんな計画を立てていたかも知らずに…。

そんな壮大な物語の中心人物となるのがセンチネル・プライム。サイバトロンでのディセプティコンとの戦争の際に、オートボットたちを指揮していた伝説の戦士だ。

当然ディセプティコンであるメガトロンスタースクリーム、そして前作から登場していたサウンドウェーブ、今作初登場のショックウェーブなど数多くの敵が登場する。

特にショックウェーブはドリラー(ヘッダー画像に掲載)と共に序盤から終盤まで暴れ回り、その戦闘力の高さを見せつけている。

センチネルが昔開発した、どんなものでも転送できる装置「スペースブリッジ」。その強力な装置を奪還すべく、ディセプティコンたちの魔手がオートボットたちに忍び寄る。

高速道路でのチェイスをくぐり抜けたその先…センチネルから衝撃の事実が語られる。なんとセンチネルはディセプティコンたちと結託していたのだ。

まるで「完全にディセプティコン側に回った」ということを誇示するかのように、腐食銃で最古参メンバーのアイアンハイドを殺害するシーンは非常に心を抉られる。

この衝撃の事実はアメリカの政府も驚愕し、議会の採決の結果オートボットたちは地球から追い出されることが決まってしまう。しかしそれすらもディセプティコンたちの罠であり、スタースクリームの奇襲によりオートボットたちも全滅。これによりシカゴが完全にディセプティコンたちの手に落ちてしまった。

主人公のサムも恋人のカーリーが攫われてしまい、救出のためにシカゴに向かう。しかしシカゴは今や敵の巣窟と化しており、人間だけが突入しても全てが徒労に終わってしまう。

そんな中、オートボットたちが帰還する。スタースクリームの爆撃にやられたかのように見せかけていた彼らは反撃を開始、シカゴはかつてのサイバトロンのような戦場と化す。

ショックウェーブおよびドリラーの猛襲により崩壊するビル群…その様はもはやディザスター映画そのものだ。この映画はローランド・エメリッヒが撮ったと言ってもまかり通るかもしれない。

そしてオプティマス・プライムセンチネル・プライム、彼らも当然衝突する。だがセンチネルの戦闘能力はピカイチ。オートボットたちはオプティマスを援護しようと複数人で挑みかかるも、センチネルは軽々と捌いていく。

センチネルの剣により片腕を切断され、窮地に陥るオプティマス。トドメを刺さんとするセンチネル…しかしそこに邪魔を入れたのは、ディセプティコンたちのリーダー・メガトロンだった。

前作のオプティマスとの戦いにより致命的な損傷を負ったメガトロン。
過去の二作品では大暴れしていたが、今作は傷の為大人しくしている。

カーリーの諭しにより、センチネルにリーダーの座を奪われてしまうことを恐れ、最後の最後にてセンチネルを裏切ったメガトロン。彼を戦闘不能まで追いやった後、オプティマスに休戦を申し出る。

しかしいくら窮地を救ってくれたとは言えど、オプティマスとメガトロンは決して相容れない宿敵同士。そんな彼をオプティマスは許すはずもなく、容赦無くメガトロンを殺害する。

そんなオプティマスを見たセンチネル、「故郷を守るためにはこうするしかなかったのだ」と命乞いをするが、オプティマスは「貴方は私を裏切ったのではなく、貴方自身を裏切ったのだ」と告げる。

センチネルの決死の命乞いを聞き入れるはずもなく、オプティマスはセンチネルに向けた銃の引き金を引くのであった。

こうして長きにわたる死闘は幕を閉じた。ディセプティコンたちはほとんど全滅。これでようやく、地球に真の平和が戻ったと言えるだろう。


まとめ

最初観た時は少し微妙に感じたんだけど、改めて観ると本当に最終決戦って感じがして胸熱でございました。

ところで、私がトランスフォーマーシリーズ全編通して好きなキャラクターがスタースクリームなんですけれども。

あと戦闘機に変身して超高速で飛行するの最高にかっこいい。男のロマン。

メガトロンにめっちゃ胡麻すってたり、なのに理不尽に暴力を振るわれたりしてるけど、しっかりディセプティコンのNo.2で強かったりするのがいいんですよねぇ。

そんな彼も今回で遂にその生を全うしてしまう訳だけど、「虫ケラ」だの「ゴミ」だの今まで散々罵ってきた人間の手によって殺されてしまうのが正に因果応報って感じで素晴らしい。彼に名誉ある死を与えなかったのは監督ナイスチョイスだと声を大にして言いたい。笑

…それにしても、その後のシリーズの人気の落ち度を見てしまうと、ここで終わらせておくのも一つの手だったのにとも思ってしまうよね。マイケル・ベイ監督は一体どうしてしまったのだろう。次回作も次次回作もそれぞれ面白さは勿論あるけど。

それではまた、次の映画にて。
てか早く学校の課題終わらせないと()

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