見出し画像

映画#36『トランスフォーマー/ロストエイジ』

『トランスフォーマー/ロストエイジ』
(”Transformers: Age of Extinction")

監督:マイケル・ベイ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、マーク・ヴァーラディアン、ブライアン・ゴールドナー
出演:マーク・ウォールバーグ、ニコラ・ペルツ、ジャック・レイナー、ケルシー・グラマー、T・J・ミラー、ソフィア・マイルズ、他
製作会社:ディ・ボナヴェンチュラ・ピクチャーズ、ハスブロ、他
配給:パラマウント映画
公開:2014年6月27日(米国)8月8日(日本)
上映時間:165分

Wikipediaより引用

「共に戦うか、滅びるか」

前作より5年後の世界が舞台。

オートボットの味方だと思われてたセンチネル・プライムの裏切りを発端に、人類は徐々にオートボットたちへの信用を失っていった。

これによりオートボットの駆除部隊、通称「墓場の風」が発足。過去に登場したオートボットたちは無惨にも殺されていった。

その裏には「KSI」なるトランスフォーマーたちのエネルギーを利用し新たなテクノロジーを生み出さんとする組織、そしてオートボットにもディセプティコンにも属さないバウンティ・ハンター、「ロックダウン」がいた。

変身する車はランボルギーニ、頭部がキャノンそのものに変形するという歪さ。
今までにないようなキャラクターでとても印象的。

前作にて第一部終了という区切りを迎え、新たなスタートを切ったトランスフォーマー。新スタートにしては、中々報われない展開が続いているような気もするが…。

主人公もサム・ウィットウィッキーからケイド・イェーガーに変更され、更にオートボットたちのフォルムや面子も一新(5年間の間で多くの仲間が死んでしまったのもあるが…)。

振り向き方が完全に『ジュラシック・パーク』のラストシーン。笑

そして何と言っても、今作の目玉は機械の恐竜に変形するトランスフォーマー・ダイナボットだ。登場するのは物語の後半なものの、その迫力は凄まじい。

その一方で、この大きな路線変更が今作の不評の原因にもなっている。事実、第35回ゴールデンラズベリー賞(※)では7部門がノミネート、更に最低監督賞と最低助演男優賞を獲得するという凄惨たる結果となっている。
(※=アカデミー賞授賞式の前夜に開催される、その年の「最低」の映画に表彰を送る式典。)

前三作品で大きな人気を博していたからに、今作からシリーズの人気が低迷してしまっているのはファンとして残念ではある。


まとめ

不評不評と名高い今作だけど、オプティマスの騎士っぽい新しい姿や個性豊かな新しいオートボットたちはとても好き。

特にハウンドのかっこよさは半端なかった。
オプティマスと同じぐらい活躍していたのではないかとすら思っている。笑

ただどうしても気にならないのは…前作までの登場人物たちが積み上げてきた努力や成果がほぼ無駄になってしまっているということ。特にオートボットたちなんて、何回も地球を救ってきたのにあまりにも可哀想すぎやしないだろうか。

そしてサムに至っては名前すら挙がっていない。この5年間の間にオートボットに協力したとして殺されてしまったのだろうか?だとしたらそんな展開、誰が望んでいるのだろうか。

過去のトランスフォーマーシリーズに関する記事で何度も述べているが、何とかかつての人気を取り戻して欲しいと心から願っている。切実に。

それではまた、次の映画にて。

この記事が参加している募集

#映画感想文

68,047件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?