金谷さおり | Interview Care

開所から1年半で待機者100名を超える児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問…

金谷さおり | Interview Care

開所から1年半で待機者100名を超える児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援事業所を運営。noteでは発達相談に関すること、事業運営に関すること、発達障がい児の子育てについて更新しています。よろしくお願いします。社会福祉士 | 精神保健福祉士 | 相談支援専門員

マガジン

  • 発達障がい児の子育て

    三男一女の母。次男(高専1)と三男(小1)が自閉スペクトラム。「お風呂見てきて」と言うと「見て」きてくれる、日々のコミュニケーションの楽しさや、彼らが持つユニークで独創的な世界観について発信しています。よろしくお願いいたします。

  • 「ココ塾」革命 - 待機者100名超えるまで

    開所からわずか1年半で待機者100名を超える児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援事業所を創りました。このマガジンでは、「ココ塾」を創ったきっかけ、開所準備から日々の運営に至るまでのストーリーを更新していきます。実際に挑戦してみなければ分からなかったことや、想像を超えたトラブルまみれの毎日について、個人情報等に配慮しながらできる限り正確に書いていきたいと思います。ココでしか発信できない生の声をお届けしたいと思い、記事は有料にしています。内容は事業運営に関することがほとんどで、具体的な支援内容に関することには触れていません。これから事業所を開設されたい皆さまにはぜひ読んでいただきたいです。よろしくお願いいたします。

  • 「ココ塾」の発達支援|学習支援

    開所からわずか1年半で待機者100名を超える児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援事業所を創りました。このマガジンでは、「ココ塾」で日々行われている学習支援や相談支援を題材に記事を更新しています。とっておきのスキルや教材を公開しているときは記事を有料にしています。よろしくお願いいたします。

最近の記事

発達障がい児の子育て #29 弟の宿題をみてくれる娘の対応が上手すぎて見習いたい

小1の三男(ASD)に宿題をやってもらうことは、わが家では本当に大変な作業です。もともと書くことが極端に大変な子ですし、やりたいことからシフティングして机に向かわせることにも並々ならぬ工夫が必要です。 本来は親がしっかりと宿題をみてあげなければいけないとは思うのですが、私も仕事をしていますし、家に帰ってからそこまでの労力をかけて三男に宿題をさせることが難しい日も少なくありません(言いわけゴメンナサイ)。そのため、わが家では兄妹たちが三男に宿題のプリントを1枚やらせてくれたら

    • 【ココ塾】#9 令和6年度報酬改定を受けて-「個別支援」継続のために

      2月6日、こども家庭庁から令和6年度障害福祉サービス報酬改定の内容が発表されました。児童発達支援や放課後等デイサービスの報酬は、お子さまの利用時間に応じた評価となり、短時間の利用であれば報酬が低く、長時間の預かりニーズに対応した利用であれば、より高い報酬が得られるようになります。 1.「基本報酬」が減らされる ココ塾のように1時間という短い利用時間で個別支援を提供している事業所は、国からの報酬が大きく減らされることになりました。利用時間の区分としては、「30分以上1時間半

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      • 【ココ塾】#8 大切な個別支援計画について

        今回のテーマは、私たちの支援においてとても重要な「個別支援計画」についてです。 「ココ塾」では、少なくとも半年に一度は、保護者の皆さまと必ずご面談をさせていただき、「個別支援計画」の見直しをさせていただいています。 この「個別支援計画」とは、ココ塾がお子さまに対してどのような支援を提供するかといったことを具体的に書いた書類で、全ての福祉サービス事業者が適切な作成を義務付けられているものです。 お子さまご本人の希望や、ご家族さまの希望をしっかりとお伺いしたうえで、希望を実現

        • 発達障がい児の子育て #28 次男、人生はじめての採血にビビる姿が特性ありありで可愛かったお話

          先日、高専1年になった次男と一緒に主治医の先生の診察に行きました。小学1年生の時から診てもらっている先生で、かれこれもう9年のお付き合い。高専に行きはじめてから(地方の高専で普段は私の実家から通っています)、大きく変わった環境変化に馴染めずに苦労している様子などについてもずっと相談をしてきました。 今回の通院では定期的なお薬の処方のほか、勉強中にペンを握る手が震えだす症状(振戦)があったことからそのときの動画を見ていただいたり、むずむず脚(レストレスレッグス症候群)がひどく

        発達障がい児の子育て #29 弟の宿題をみてくれる娘の対応が上手すぎて見習いたい

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        • 発達障がい児の子育て
          29本
        • 「ココ塾」革命 - 待機者100名超えるまで
          6本
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        • 「ココ塾」の発達支援|学習支援
          9本

        記事

          「ココ塾」革命 #6 開所から1年半のまとめとこれから

          開所からの半年間で、ようやく資金繰りが落ち着きました。融資を受けた金額はもはや思い出したくもないほど膨らんでいましたが、それでも返済は順調です(じゃなかったら大変ですね)。 金融機関、税理士さん、女性若者シニア創業サポート事業のアドバイザーさんなど、本当に多くの方々にお力添えをいただきました。ありがとうございます!

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          「ココ塾」革命 #6 開所から1年半のまとめとこれから

          「ココ塾」革命 #5 開所前後から夏までに起きたトラブル(グチ多め)

          指定協議の最終課題であった児発管候補者の面談が終わったのは3月下旬。いよいよ4月1日になれば、事業所となる場所に職員さんたちが出勤します。毎日毎日一人で孤独にすべての事務作業をしていた私にとって、職員さんたちと一緒に仕事を進めていける日々が始まることは、本当にありがたく心強いこと。もう一人で涙することはないはずだと、期待に胸を膨らませていました(現実はそんなに甘いはずないんですけどね)。 1.最後の関門「現地確認」開所予定月の前月にある大きな山場は、やはり「現地確認」です。

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          【ココ塾】#7 2024年、どんな支援をしていきたいか

          みなさま、新年あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 2023年はクリスマスイブから発熱してしまい、あっけなく昨年の仕事は強制終了。「ココ塾」に来てくださるお子さまや保護者さま、職員たちに挨拶もできないまま寝込んでいました。 少し前から長男が発熱し、長女は腹痛を訴え、三男がインフルエンザを発症。私自身もインフルエンザと思っていたのですが、いろいろ混ざったのかこじらせたのかで、高熱が全く下がりません。結局29日、30日はほぼ寝たきり状態で、

          【ココ塾】#7 2024年、どんな支援をしていきたいか

          「ココ塾」革命 #4 神経が磨り減る採用活動

          「資金調達」「物件探し」と同時進行で行っていたのが「採用」です。採用については、ある1点を除けば順調に事が進んでいました。 1.「児童指導員」の採用→順調児童発達支援・放課後等デイサービス事業所に必要となる人員配置は、定員10名に対して児童指導員や保育士の資格を持つ職員が2名以上となります。お子さまが1人でも10人でも必ず児童指導員等が2名いることが必須で、この体制を整えているサービス提供が可能な時間帯のことを「営業時間」といいます。 私が社会福祉士・精神保健福祉士を持っ

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          「ココ塾」革命 #4 神経が磨り減る採用活動

          「ココ塾」革命 #3 迷走する物件探し

          資金調達と同時に始めたのが「物件探し」でした。指定を受けるためには、指定権者(ココ塾の場合は東京都)が定めている、ありとあらゆる条件を満たす物件を探さなければいけません。お子さまたちの安全を第一に考えた事業所にするためにはとても大切なことなので妥協はできませんが、すべての条件に合致した物件を見つけることは、本当に大変なことでした。 1.指定が受けられる物件の条件児童福祉法に基づく児童発達支援・放課後等デイサービス事業所として指定を受けるためには、都が定める多くの条件を満たす

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          「ココ塾」革命 #3 迷走する物件探し

          「ココ塾」革命 #2 児発・放デイの開所に向けた資金調達

          最初にはじめた準備は「資金調達」でした。 開業資金はざっと見積もって1,000万円。 手持ちの資金は200万円しかなく、800万円を資金調達する必要がありました。 1.国民生活金融公庫で融資が断られる児童福祉法にもとづく児童発達支援・放課後等デイサービス事業所は、定められた設備や人員等の基準を満たしたうえで、指定権者である自治体(ココ塾の場合は東京都)から指定を受けなければ事業が開始できません。資金調達を始めるまで知らなかったのですが、多くの金融機関は指定を受ける前段階でか

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          「ココ塾」革命 #2 児発・放デイの開所に向けた資金調達

          お仕事依頼

          お仕事依頼のページを見ていただき、ありがとうございます。 株式会社Interview Careの金谷さおりです。 これまで私は、ひきこもり青少年の社会復帰支援、障がいのある方々の生活介護や就労支援、農福連携を推進する自治体のコンサルティング、公的機関での相談支援など、多岐にわたる障害福祉の現場を経験してきました。 三男一女の母で、次男と三男に発達障がい(自閉スペクトラム症)があると分かったことから児童福祉分野に進み、働きながら子どもたちに適した支援を探してきましたが、なか

          自己紹介

          プロフィール金谷(かなや)さおり 秋田県生まれ/東京都在住 学習院大学経済学研究科博士前期課程修了(経済学修士) 株式会社Interview Care 代表取締役 社会福祉士・精神保健福祉士 経歴 大学院で労働経済学を専攻し、働くことができない若年無業者(NEET:Not in Education, Employment or Training)の雇用問題について学んでいました。 大学院修了後は、ひきこもり青少年の社会復帰支援に従事。たくさんの若者に出会い、雇用問題のみ

          「ココ塾」革命 #1 地域課題への挑戦

          1.相談支援事業所で見ていたこと事業所を開所する前、私は区の相談支援事業所で相談支援専門員として勤務をしていました。それまでは、障害者総合支援法に基づく生活介護や就労移行支援、NPO法人でのひきこもり支援、民間コンサルティング会社での農福連携の推進支援など、幅広い障害福祉の現場に従事していたのですが、わが子が発達障がいの診断を受けてからは、児童福祉の分野で働きたいとずっと思っていました。相談支援専門員の資格を取得すると同時に、区の相談支援事業所の中にある、発達障がいのお子さ

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          「ココ塾」革命 #1 地域課題への挑戦

          【ココ塾】#6 さよなら、戦車

           こども発達支援教室「ココ塾」蒲田校のオープンから、丸半年が経過しました。  おかげさまで定員のご利用枠もいっぱいになり、毎日たくさんの子どもたちが元気に通ってくれていることに感謝の気持ちでいっぱいです。送迎をしてくださる保護者さまも、いつもありがとうございます。先生たちも、それぞれのキャリアや強みを発揮して、一人ひとりのお子さまたちに必要な支援は何かを常に考えてオーダーメイドの授業を組み立ててくれています。本当にありがたいことです。  さて、「ココ塾」には、自閉症スペク

          【ココ塾】#6 さよなら、戦車

          【ココ塾】#5 秋の訪れと、新しいお客さま

           10月になり、朝晩はとても涼しくなりましたね。  この時期は運動会や遠足などの学校行事が多く、時間割が変更になったり、大きな音楽が流れたり、苦手な運動やダンスをしなければいけなかったりと、発達特性のあるお子さまには何かと大変なことが多くあります。体調を崩してしまうこともありますので、たとえ些細なことであってもできたことは十分に褒めてあげながら、ご家庭ではたっぷり休ませてあげたいものです。  さて、最近になり、「ココ塾」にはたくさんのお客さまがいらっしゃっています。ご利用

          【ココ塾】#5 秋の訪れと、新しいお客さま

          【ココ塾】#4 人に寄り添う仕事のなかで一番大切にしていること

           先日、母校である秋田県立秋田高校の2年生に、講演する機会をいただきました。高校時代の思い出、どのようにして進路を決めたか、大学・大学院時代のこと、今の起業に至るまでの経緯など…、成功したことよりも失敗したことの方がずーっと多い人生ですが、さすがは秋高生!こんな先輩の話にも、終始真剣に耳を傾けてくださり、反応を示してくださり、最後はたくさん質問もしてくれて、私の方こそ勇気づけられ、勉強をさせていただいた貴重な時間でした。   当日は、同じ高校2年生の長男も同席させていただい

          【ココ塾】#4 人に寄り添う仕事のなかで一番大切にしていること