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【ココ塾】#8 大切な個別支援計画について

今回のテーマは、私たちの支援においてとても重要な「個別支援計画」についてです。

「ココ塾」では、少なくとも半年に一度は、保護者の皆さまと必ずご面談をさせていただき、「個別支援計画」の見直しをさせていただいています。

この「個別支援計画」とは、ココ塾がお子さまに対してどのような支援を提供するかといったことを具体的に書いた書類で、全ての福祉サービス事業者が適切な作成を義務付けられているものです。
お子さまご本人の希望や、ご家族さまの希望をしっかりとお伺いしたうえで、希望を実現するために必要な目標(個別支援計画)を設定し、半年ごとにモニタリングをしてその達成度がどうだったのかをまとめています(これが「モニタリング報告書」です)。

順序立てて説明すると、

① 面談で支援への希望を伺う(アセスメント)
② 個別支援計画の「原案」を作る
③ 職員全体で支援会議をし「原案」を「本案」にブラッシュアップする
④ 保護者さまに個別支援計画(本案)のご説明をしサインをいただく
⑤ 支援の提供
⑥ 半年後にモニタリング報告書をまとめ、面談で振り返りと次期への希望をお伺いする
⑦ ②~⑥のくり返し

と続いていくわけです。

ココ塾では、この支援の流れをとても大切にしています。
保護者の皆さまにはいつも面談のためにご足労をおかけしてしまうのですが、直接お話しができる機会がいただけると、ご家庭や学校でのご様子も分かり、有効な支援のヒントを得ることができます。

また、③の職員全体で行う支援会議も、一人ひとりに対して開催され、毎回活発な議論が交わされています。様々な資格や経験を持つ職員がそれぞれの視点で意見を出してくれて、直近の評価結果を見立てたり、そのお子さまと一緒に取り組みたい活動について具体的に提案し、みんなであーでもないこーでもないと言いながら頭を悩ませています。
長いときには一人のお子さまに対して1時間ほどの会議になることもありますが、全員で考えるからこそ、最終的に完成する個別支援計画にはたくさんの思いと願いが込められています。

お渡しする書面には、私の署名のほか、モニタリングや計画作成の中心となった担当職員の名前も記すようにしていますが、日ごろお子さまに直接関わることが少ない職員も含めて、みんなで合意形成をしているので、どの職員に質問をしてもお子さま一人ひとりの計画の意図はしっかりとご説明できる状態になっています。

ですので、もしお渡しした個別支援計画書にご不明な点やご説明不足な点があった場合には、どの職員でも構いませんので、お気軽にお声かけください。前回の計画と大きく変わらないことも多々あるかと思いますが、変わらない時には変わらない理由が必ずありますので、丁寧にご説明させていただき、お互いに同じ方向を見つめながらご支援をさせていただけたらと思っています。