「これから日本でバスケットボールが盛り上がるぞ」
それは私が高校2年生だったころの記憶。もう35年以上昔の、ちょうど今頃の季節の話だ。
インターハイの神奈川県予選。先輩たちは快進撃を続け、私たちの高校は決勝リーグの4校に残っていた。そして、その試合に勝てばインターハイ出場が決定するという試合を迎える。対戦相手は松陽。そう、あのスラムダンクでいうところの翔陽である。
試合は一進一退の末、最後は・・・涙をのむこととなった。
スラムダンクで例えるなら湘北VS陵南の試合。我々はあと一歩およばずインターハイ出場を逃すという、まさに田