見出し画像

「ビーコルの試合会場で流れていたら良さげな音楽」を聴きながら歩いてみた(前編)

横浜駅から自宅までバスに乗ろうとしたら激混みだった。58・8系統系も105系統も長蛇の列。正直、満員のバスは遠慮したい。少しばかり思案し、ひらめいた。

そうだ、家まで歩こう

歩くことは嫌いじゃない。お気に入りの音楽を聴きながら、1時間30分くらい歩けばたどり着くだろう。幸いにして秋晴れのウォーキング日和。イヤホンをセットしスマートフォンでお気に入りの音楽を探す。せっかくだから楽曲のセレクトに何かテーマを設けてみよう。そうだ、「ビーコルの試合会場で流れていたら良さげな音楽」しばりでいこう。私はウキウキ気分で歩き出した。

まずオープニングはこれだ。

ビーコル、というかBリーグを代表する楽曲。なんといっても公式アンセムである。バスケの試合会場に合わないはずはない。何度も何度も聞いてきたこのメロディ。もはやパブロフの犬状態で、この曲を聴くと自動的に「バスケモード」へと気持ちがセットされる。

よし。いいぞ。この調子でいこう。秋風が爽やかに吹き抜けるみなとみらい。私のトーンはセットされた。公式アンセムがきたら、やはり各シーズンの公式テーマソング?といこうじゃないか。バスケットLIVEの最初にながれるやつ。はい、古い順にまとめてドン


うおおお、滾る! どれもこれも本当に良い! 

気持ちの高ぶりに呼応するように足どりも軽くなり、ウォーキングのつもりが軽いジョグとなり、無意識でユーロステップを踏んだらグネりそうになり我に返った。
いかん。50を過ぎたジジイが街中でやることではない。

ちなみに、正確に言うとバスライのオープニングになったのは確かFlowBackの「BREAKOUT」からだった気がする。あと、久保田の「JAM for’freedom」は本当はSASUKEリミックスだけれども公式のリンクがなかったので本家バージョンで。岡崎体育の「Insane」も公式リンクがなかったのでコンセプトムービーを貼っている。あと、今季の「It's Our Time」は公式テーマソングなのかどうかはわからない。

どれも国プで流れたら昂るだろうなぁ、と思いながらイヤホンから流れてくる音圧に身をゆだねる。これらシーズンテーマソングの良いところは、聴いた瞬間、その当時の記憶が思い起こされること。「ああ、あの時のビーコルって本当に弱かったな。けれどあのチーム好きだったな」とか。
SPYAIR「B-THE ONE」の0:40のところを見てくださいよ。『切り裂いた~』の歌詞にあわせるようにディフェンスを切り裂くスラッシュでレイアップを決める田渡。田渡がんばってたなぁ。勝ってよろこんでる姿をたくさん見たかったなぁ・・・。

いかん。ちょっとセンチな気持ちになってしまった。
気を取り直そう。気づけば桜木町駅前まで来た。よし、ペースを上げるべくよりノリノリな曲をセレクトしよう。
まずはこれ。

いやあ、自分的にバスケと言えばやはり2 UNLIMITED 「Get Ready For This」なんすよ。学生時代を思い出して、なんかグッとくるものが。しかしこの曲いまだに現役でガンガン使用されているんだなぁと。ビーコルの会場では聴いたことないけど、一回かけて欲しいなぁ。ちなみに大抵はインストのみのバージョンだけど、個人的にはこの歌入りバージョンが好み。

そして、ノリノリな曲と言えばやはりこれだ。


はい、みんな大好きゾンビネーション。

ごたぶんにもれず私も大好きで、4クオーターの終盤、ここぞ!の場面で流れるゾンビネーションとビーコルブースターの猛る声援を聞くと全身の血が沸騰する。ここ最近、国プでゾンビネーションがかかる頻度が減った気がして、ブースターのみなさんが「ここでゾンビを!」とか「ゾンビが欲しい~」などとSNSに投稿する気持ちもわからんでもない。

ただ、ふと、Zombie Nationってアーチスト(グループ?)名で、曲名は「Kernkraft 400」だよ・・・なぁ?と。あれ?本当にそうだったっけ? Kernkraft 400の「Zombie Nation」なのか? いや違う・・・と無限ループするように。古くて申し訳ないが、ロビンソンの「スピッツ」なのか、スピッツの「ロビンソン」なのか?に戸惑っていた90年代の若き自分を思い出してしまった。

あ、いや、別にどっちでもいいのだけれども、少し気になったというか。
例えば同じくBリーグで人気のMAN WITH A MISSION 「FLY AGAIN 」。

秋田や三河の会場でおなじみの爆アゲソングだが、「やっぱここはフラアゲでしょ!」とはなるが「やっぱここはマンウィズでしょ!」にはならない気がする。
例えば「ここは五木でしょ!」と言われて「契り」をかけたら
「いやいや、五木っていったら『よこはま・たそがれ』でしょうが、ここ国プですよ?!」
と言われてもなかなかそこまで配慮できない。同様に
「青江美奈でよろしく!」と言われて「長崎ブルース」をかけたら
「おいおい、青江っていったら『伊勢佐木町ブルース』だろうが! ハマっ子なめるなよ」
とすごまれても・・・である。


申し訳ない。だいぶ話がずれてしまった。いやぁ、やっぱちゃんと曲名でリクエストしないと受け取る側も迷っちゃうかなって・・・すんません。

汗をぬぐい、ふと顔を上げると関内駅が見えた。道路を渡れば伊勢佐木町商店街。もう少し歩けば、そう・・・まもなく完成する「横浜BUNTAI」がある。
リーグの終盤、ここでどんな熱い試合が繰り広げられるのだろうか。今から楽しみでしかたない。目を瞑ると浮かんでくる少し未来の映像。CS進出をかけた試合の4クオーター終盤。20点のビハインドを追い上げたビーコル。河村が残り20秒でクラッチスリーを決め、吠える。ついに逆転・・・。たまらずタイムアウトをかける相手チーム。そしてついに、会場に鳴り響く「Zombie Nation」           あれ?「Kernkraft 400」だっけ? いや「Zombie Nation」?  

まあいい。ゾンビネーションが鳴り響き、ブースターの声援がうねりをあげるシーンはしっかりとイメージできた。選手たちは今季もきっとやってくれるはずだ。信じている。

さて、すこし寄り道をしてしまった。私はもう一度ゾンビネーションを聞きながら、元町方面へと向かった。

だいぶ長くなってしまったので、続きは(後編)で書きたいと思います。一度、バスケット関連の楽曲を整理したくなって備忘録的にまとめてみました。後編ではもう少しビーコル寄りな楽曲のセレクトでいきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?