JW218 和珥一族
【開化天皇編】エピソード3 和珥一族
第九代天皇、開化天皇(かいかてんのう)の御世。
紀元前157年、皇紀504年(開化天皇元)10月13日、遷宮(せんぐう)がおこなわれた。
ここで、開化天皇こと、稚日本根子彦大日日尊(わかやまとねこひこおおひひ・のみこと)(以下、ピッピ)が口を開いた。
ピッピ「その通りじゃ。遷宮をおこなったぞ。」
ピッピが自慢気に語っていると、中臣梨迹臣(なかとみ・の・なしとみ)(以下、トミー)と大倭飯手(やまと・の・いいて)(以下、いっくん)がやって来た。
トミー「大王(おおきみ)! 新しい宮は、春日(かすが)にあらしゃいますぞ!」
ピッピ「分かっておる。では、解説致せっ!」
いっくん「宮の名前は、春日率川宮(かすがの・いざかわ・のみや)だよ!」
トミー「二千年後の地名で言いますと、奈良県奈良市本子守町(ほんこもりちょう)の周辺とされておりますぅ。」
ピッピ「周辺ということは、此度(こたび)も、詳しい場所が分からぬのじゃな?」
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