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#考える力

レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドにおいて「問う」と「考える」のサイクルを強化する

レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドにおいて「問う」と「考える」のサイクルを強化する

 「考える力を伸ばす」という観点からレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを見たとき、参加者が「問い」を考えることを強化することが重要なのではないかと言うことについて以下の記事で書いた(レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドとはどのようなものかについても簡単にまとめられている)。

 上記の記事で主張したのは、考える力を伸ばすには、単に「問う」だけでなく、「問う」→「考える」→「問う」→「考える」→…のサ

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レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを「考える力を伸ばすこと」に使うということ

レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを「考える力を伸ばすこと」に使うということ

 筆者は、勤務先が大学であるということもあるが、レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを「考える力を伸ばす」ことに使うことに大きな可能性を感じている。

 どうしてレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドが「考える力を伸ばす」ことに役立つのか、それはどのようにして可能かについて、改めて考えをまとめてみたい。

レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドのステップ まずはレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドの進行ステッ

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レゴ®︎シリアスプレイ®︎で「考える力」を高めるワークを構想する④「ある世界/ない世界」ワーク

レゴ®︎シリアスプレイ®︎で「考える力」を高めるワークを構想する④「ある世界/ない世界」ワーク

ワークの狙い 本ワークはある言葉の本質をより深く掴み、理解するためのワークである。
 ある言葉を説明するときには、それがあるカテゴリーの一部であることを知っていれば説明がつくりやすい。例えば「はさみ」なら、それは「道具の一つ」であるとする。次に、その所属カテゴリーの中での特徴をつける。「はさみ」は「道具の一つで2本の刃を挟むようにして切断する道具」という説明になる。
 ただ、抽象度が高い言葉になる

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レゴ®︎シリアスプレイ®︎で「考える力」を高めるワークを構想する①グレーゾーン・ワーク

レゴ®︎シリアスプレイ®︎で「考える力」を高めるワークを構想する①グレーゾーン・ワーク

 以前のNoteで、レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドが私たちの「考える力」を育てる側面があるということを指摘した。

 上記の記事では「メタ認知」と「問題の設定」が「考える力」の本質にあるとして説明を書いた。
 自分自身の思考を把握するということはまさに「考える力」の中心にあるわけだが「メタ認知」よりも、もう少し取り組みやすく、小学生ぐらいでもチャレンジできる「考える力」を伸ばすワークを構想して

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レゴ®︎シリアスプレイ®︎とクリティカル・シンキングの関係とは

 以前の記事で、「考える力」にレゴ®︎シリアスプレイ®︎を使えるかについて考察した。そこでは、「考える力」の中心は、自分ごととして学ぶ、主体的で責任ある学習となることにあった。それと並び、よく強調されるのが「クリティカル・シンキング」である。

 クリティカル・シンキングについては、少し検索すると実にさまざまな解説がでてくる。それらの差異をみながら、思い切って要約するならば、クリティカル・シンキン

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レゴ®︎シリアスプレイ®︎で「考える力」を高める

レゴ®︎シリアスプレイ®︎で「考える力」を高める

 レゴ®︎シリアスプレイ®︎のワークを繰り返していくと、思考力そのものが伸びていく、もしくは、レゴ®︎シリアスプレイ®︎のワークを考えるべきテーマに当てはめていくと、自転車の補助輪のように、うまく考えるための補助になる、というのが私が今最も関心をもっている仮説で、論理的にも実証的にも確かめたいと日々苦闘している。

 「考える力」は私に限らず、これからの日本の未来を考えていく際にも重要だとして、広

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