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わたしの好きな本:刺繍とその技法編

わたしの好きな本第5弾です!
今回は、刺繍についての本を集めました。

▼前回の記事▼

刺繍って何でこんなに惹かれるんでしょう。

昔から刺繍を施してあるものを見ると、美しくて可愛くて、こころが明るくなるのです。
刺繍と一言で言っても、ヨーロッパ刺繍、中国刺繍、カザフ刺繍などなど、各国で発達した装飾の技法は、王族に献上されるために作られたもの、生活を守るためのものなど、目的も多様です。
今回集めた刺繍の本は、生活に根ざしたものがメインです。
美しい刺繍の世界や歴史、技法に興味を持つきっかけになったら嬉しいです。

【▪️もっと詳しく:】に関連するホームページのリンクを貼っています。ご参考になると嬉しいです。

▪️ミャオ族の刺繍

エスニックなお店でよく見かける色とりどりの刺繍の装飾品を思い描いてみると、それはミャオ族(苗族)の刺繍かもしれません。
可愛くて親しみのある刺繍が多く、見ていて心がほっこりします。
多種多様な刺繍の技法があり、どれも繊細で高度な技術を駆使した手仕事をしています。

ミャオ族の刺繍は、家族の安全や成長祈願などの願いを込めていて、愛情たっぷりなのです。


「ミャオ族の刺繍とデザイン」

ミャオ族の刺繍を堪能出来るオールカラーの素敵な本です。
刊行元も“苗族刺繍博物館”!彩も美しくて可愛くてうっとりしちゃいます。

▪️もっと詳しく:

(苗族刺繍博物館主催のホームページです)

ミャオ族の詩集とデザイン/苗族刺繍博物館

「ミャオ族の民族衣装 刺繍と技法」


ミャオ族の刺繍に興味を持って、さらには自分で作ってみたい!と思った方はこちらをどうぞ!その技術や工程が詳しく惜しみなく、フルカラーで解説されています。ミャオ族の生活や、歴史なども詳しく解説されていてとても勉強になります。

ミャオ族の民族衣装 詩集と技法/鳥丸知子 著


▪️こぎん刺し 「津軽こぎん刺し 技法と図案集」

博物館や民藝展などで度々目にする、紺色の生地が白い糸の美しい幾何学模様の刺繍でうめつくされた魅力的な着物(白地に紺の糸バージョンもあってとっても素敵です)。
津軽の厳しい寒さを凌いだり、快適に過ごすための工夫と知った時はびっくりしました。
基本的に刺繍(刺子)をするのは女性でした、家族や子供の無事を祈りながら元気な姿を想いながら、ひと針ひと針美しい刺繍を紡いで行ったのだと思います。
こぎん刺しの歴史と技法を、次世代に受け継ぐ活動をされている“弘前こぎん研究所”は、いつか行ってみたい憧れの場所です。

こぎん刺し

江戸時代、津軽の農民たちは麻の着物しか着ることが許されなかった。津軽の厳しく長い冬を少しでも快適にやり過ごすため、保湿と補強のため 、麻布に木綿の糸で刺し子を施すようになり、やがて「津軽こぎん刺し」が生み出された。

弘前こぎん研究所より(一部抜粋)

▪️もっと詳しく:

津軽こぎん刺し 技法と図案集/弘前こぎん研究所監修


▪️カロタセグ刺繍 「カロタセグのきらめく伝統刺繍 受け継がれる、ハンガリー民族のきらびやかな手仕事」


作るつもりで刺繍の本を探していたら出会った本。ルーマニアのカロタセグ地方の伝統刺繍。
現在もその刺繍と暮らしが密接に繋がっています。
カロタセグの刺繍糸は割と太めで、色調が決まってるのですが、綺麗で可愛くてわくわくします。現在もお祭りなどで刺繍を施した代々受け継がれる民族衣装を着たり。お家にある布という布に刺繍が施されていたり、びっくり仰天です。

伝統衣装や普段の生活の様子など、写真が沢山で見どころ満載です!

▪️もっと詳しく:
カロタセグの伝統刺繍(FOLK ART Transylvania
カロタセグのきらめく伝統刺繍(Amazon)

カロタセグのきらめく伝統刺繍/谷崎聖子 著


あとがき

刺繍は、何だかとてつもなく魅力的で、いつも惹かれてしまいます。
こうやって改めて見てみると、こんなに惹かれる理由は、誰かを思う暖かい気持ちが伝わってくるからかも…と思いました。
刺繍の美しさ楽しさ奥深さを共有できたら嬉しいです!

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!とっても嬉しいです!

▼次回の記事▼

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