マガジンのカバー画像

子どもの成長発達

9
運営しているクリエイター

記事一覧

子どもの成長発達⑨〜思春期の知的・情緒的・社会性発達〜

子どもの成長発達⑨〜思春期の知的・情緒的・社会性発達〜

子どもの成長発達シリーズ第9段!思春期の知的・情緒的・社会性の発達を掘り下げます✏️
子どもの成長発達シリーズはこれで最後の予定です🌱

知的発達基本的な情報処理を行う知的機能はほとんど完成し、論理的思考が可能になり、より抽象的な精神世界への欲求とともに批判的な傾向が強化されると言われています。これらの傾向により、より憧れや自己や他者・社会といったより広い世界への理想像を持つようになると言います

もっとみる
子どもの成長発達⑧〜思春期の成長発達課題〜

子どもの成長発達⑧〜思春期の成長発達課題〜

子どもの成長発達シリーズも第8段になりました!今回は、反抗期にお困りのご家族の方のヒントになるかも?しれません。
成長発達段階で分けるといよいよ最後の段階…思春期の知的・情緒的・社会的機能の成長発達について触れてみたいと思います✏️
思春期はどんな時期だと思いますか?
なんとなく、いろんな思いが渦巻く時期のように想像された方もいるのではないでしょうか?

また、思春期と一言で言っても、その時期の定

もっとみる
子どもの成長発達⑦〜学童期の社会性〜

子どもの成長発達⑦〜学童期の社会性〜

子どもの生長発達シリーズ第7段!
看護の視点から学童期の社会的機能の発達について触れてみたいと思います😊
ご自分の幼少期やお子さんの成長を思い浮かべながら見ていただけると想像しやすいと思います。

学童期の社会的機能の発達みなさんもご存知の通り、それまで保育園や幼稚園に通園しているお子さんも多いと思いますが、小学校に入学することで多くのお子さんの関心は、家族や家庭内のことから学校生活や学校の友人

もっとみる
子どもの成長発達⑥〜学童期の情緒・知的発達〜

子どもの成長発達⑥〜学童期の情緒・知的発達〜

子どもの成長発達シリーズ第6段は、学童期の情緒や社会性の発達について触れていきたいと思います✏️

学童期とは学童期とは、小学校入学から第二次性徴の現れる前までをさし、一般的にはは、6〜12歳までの小学生の時期が当たります。
しかし、第二次性徴の開始は個人差が大きく、近年低年齢化してきていることから、学童期の後半は思春期と重なることもあります。
学童期では罹患率なども他の年齢層に比較して少なく、対

もっとみる
子どもの成長発達⑤

子どもの成長発達⑤

子どもの成長発達シリーズ第5段!
今回は子どもの遊びについて触れてみたいと思います😊

子どもにとって「遊び」はとても重要です。
・遊びは生活そのものであり、成長発達が促されます。
 運動機能や社会性の発達を促し、豊かな情緒を養います。
・遊びは情緒的緊張を解消し、ストレス緩和に役立ちます。
・一定の発達プロセスがあり、各発達段階で行われる遊びには共通性があります。
・否形式的な遊び→形式的な遊

もっとみる
子どもの成長発達④

子どもの成長発達④

子どもの成長発達シリーズ、第4段は幼児期の情緒や社会性の成長発達について触れてみたいと思います✏️
幼児期以降は「遊び」が特に子どもの情緒や社会性の発達に重要なものとなっていく特徴があります。遊びの方法も年齢発達によって変化していくこともなんとなくイメージできる方も多いのではないでしょうか。

幼児期の情緒・社会性の成長発達2〜3歳:子どもの成長発達③の乳児期でも触れたように、乳児期にみられた愛着

もっとみる
子どもの成長発達③

子どもの成長発達③

子どもの成長発達シリーズ、今回は情緒や社会的機能の発達について触れてみたいと思います🌱

そもそも情緒とは、感情のことで、個人の中で生じる主観的な心理変化であり、身体的な変化を伴うこともあります。

新生児期〜乳児期、幼児期、学童期、思春期・青年期に分けてみていこうと思います。周囲のお子さんの様子を思い浮かべながら見ていただけるとわかりやすいかもしれません。

⭐️乳児期
・愛着形成
愛着(アタ

もっとみる

子どもの成長発達②

お待たせしました。
成長発達シリーズ第2段は認知発達に的を絞って触れていこうと思います🌸
内容は小児看護の教科書を参考にしています。

○心理社会的発達⭐️認知子どもの成長発達①でも少し触れましたが、ピアジュの認知的発達理論は有名ですね。子どもの認知の構造と発達を研究し、その構造を発達段階的に明らかにしたものです。
(復習⇨知的な発達は、生後まもなくから見られる反射に始まり、シェマと呼ばれる認知

もっとみる
子どもの成長発達①

子どもの成長発達①

色んな方とお話しをしていて、やはり今色んな方が興味があるのがこの分野なのかなと感じることが多いです。
また、私自身、患者さん(お子さん)やご家族と接していく中での基礎となる部分で、ある意味でもう染み付いていてしまっていて、こうしてまとめる機会をいただくことで改めて理解が深められるのかなとも感じています。
子どもの成長発達や発達の特徴のあるお子さんとの関わりなどについて、シリーズ化して触れていきたい

もっとみる