興味散漫な性格ですが、幼少期から変わらず好きなものに歴史があります。高校時代はよく学校をさぼって田園地帯を走る新幹線の高架下で教科書から始まって色々な本を読んだものです。約50名…
- 運営しているクリエイター
#ビジネス
マニアック歴史経営③(強みが招いたシュメール文明の崩壊とビジネスモデル_2)
(前回の記事の続きです)
2000年間もの長きに渡って文明を維持したシュメール社会は、農耕文化という最初の強みを出発点として、何度もビジネスモデルをアップグレードして繁栄したとてつもない長寿企業と見立てることができるかもしれません。乾燥した大地と氾濫を繰り返す厳しい自然環境という逆境を、灌漑農業という技術革新によって乗り越えた、ジョブズやマスクもびっくりのハイテク文明でした。
さらにその過程で
マニアック歴史経営②(強みが招いたシュメール文明の崩壊とビジネスモデル_1)
そうだったのか、と手を叩きました。最古の都市文明として知られるシュメール文明は「肥沃な三日月地帯」の一部である北メソポタミアで生まれたのだと思い込んでいましたが、実は、南メソポタミアの厳しい自然環境の元でこそ発展した、ということが最近では定説なのです。
詳しくはぜひ『興亡の世界史 人類文明の黎明と暮れ方』をご覧下さい。この「興亡の世界史」シリーズはすこぶる面白いのでオススメです。最新の研究成果が
マニアック歴史経営①(超グローバルでサバイバルなローマの幹部育成)
興味散漫な性格ですが、幼少期から変わらず好きなものに歴史があります。高校時代はよく学校をさぼって田園地帯を走る新幹線の高架下で教科書から始まって色々な本を読んだものです。約50名と小さな組織ながらも経営者となってからも、夜な夜な読み続けていたこれらの歴史本ですが、最近では経営の教科書にしか見えなくなってきました。笑 以来メモ書き程度に書きためて来た諸々を少しずつ記事に起こしていきたいと思います。