見出し画像

自分の人生をプロデュース!〈第5章〉アファメーションで夢を実現! −前編−

前回は「自分の人生をプロデュース!〈第4章〉言葉の力 ~セルフトークで自己肯定感UP!~」でした。

夢を掲げて自分にポジティブな言葉を浴びせます。そして「やればできる」と思い込むことで、夢へ走り出していくのです。

今回はアファメーションによって、夢の実現を更に強烈なものにしていく方法を解説していきます。

この章は、前編・後編の2部構成でお届けします。

アファメーションとは?

アファメーションとは、「なりたい自分」になるために、自分自身に肯定的な言葉を浴びせて「自己宣言」することです。

「なりたい自分」にふさわしいセリフを作り、何度も何度も自分に語りかけていきます。その結果、「自分は〇〇になった」と思い込み、夢に向かって自然と動き出していくのです。


アファメーションのやりかた(8つのステップ)

では、具体的なアファメーションのやりかたを紹介します。
次の8つのステップで進めていきます。

【準備編】
1.肯定的な言葉でセリフを作る
2.夢を達成している状況でセリフを作る
3.臨場感を出してイメージする
4.シンプルなセリフにする

【実践編】
1.セリフを声に出して言う
2.夜寝る前と朝目覚めたときに実行する
3.過去の感動と共に実行する
4.毎日繰り返し行う

前編で【準備編】を、後編で【実践編】を説明していきます。


【準備編】

1.肯定的な言葉でセリフを作る

アファメーションで使う言葉は、すべて肯定的な言葉にします。否定的な言葉は一切使いません。これは、前回の「〈第4章〉言葉の力 ~セルフトークで自己肯定感UP!~」でも説明しましたが、僕たちはあらゆる言葉の中にいます。ですので、否定的な言葉を少しでも使ってしまうと、その言葉を受け入れてしまい「自分はこういう人間だ」と思い込んでしまうのです。その結果、アファメーションの効果に影響が出てしまうのです。

例えば、あなたの夢が「プロの通訳者になりたい」だとします。それを「今はまだ語学力が足らないが、必ずプロの通訳者になる」とした場合、「まだ語学力が足らない」というマイナスな感情が入ってしまい、自己肯定感に響いてしまうのです。

それともう1つ。人の脳は否定の言葉を理解できない、というのがあります。

1つ実験をしてみましょう。あなたは、ある人から「富士山を思い浮かべないでください」と言われました。するとどうでしょう? そのように言われたにも関わらず、富士山が思い浮かんだのではないでしょうか。

「思い浮かべないでください」と言われても、その否定的な言葉を脳は理解しませんので、富士山を思い浮かべてしまうのです。

ですので、あなたの夢が「プロの通訳者になりたい」でしたら、アファメーションで「今はまだ語学力が足らないが、必ずプロの通訳者になる」というセリフにしますと、頭に思い浮かんでしまうのが「語学力が足らない自分」になってしまい、「語学力が足らない自分」を自己宣言してしまうのです。

まずいですよね(笑)

では、どういうセリフにすれば良いのでしょうか?

それは、否定語を一切使わず、肯定的な言葉のみにしますので、「私はプロの通訳者だ」というセリフにするのです。


2.夢を達成している状況でセリフを作る

アファメーションで作るセリフは、すでに夢を達成している状況にします。

「すでになりたい自分になっている姿」や「すでに目標を達成している自分」を言葉にして作っていくのです。

例えば、あなたは今は普通の体型だとします。しかし、細マッチョの体に憧れています。そして、ジムでトレーニングをして細マッチョの体になろう、と決意をします。その場合「俺は細マッチョになる」ではなく、「俺は細マッチョ」或いは「俺は細マッチョになった」という言い回しにするのです。

なぜ、「俺は細マッチョになる」という言い回しではいけないのでしょうか? それは、「細マッチョになる」というのは、未来のことを言っているのと同じですので、それですと「将来は細マッチョになる。でも今は普通の体型だ」と、現状の普通の体型を肯定していることになるからなのです。

現状の普通の体型を肯定するということは、細マッチョになるためのトレーニングをしていても、心のどこかで普通の体型でもいいや、と思ってしまうのです。それと、知らず知らずのうちに「普通の体型」というワードに視点が集まってしまい、「俺は細マッチョでない普通の体型だ」と自己評価してしまうのです。そうなると「細マッチョでない普通の体型」の情報ばかり集め、それに適した行動を取ってしまいますので、「細マッチョでない普通の体型」のままになってしまうのです。

逆に「俺は細マッチョ」或いは「俺は細マッチョになった」という言い回しにしますと、すでにあなたは細マッチョになった状態ですので、「俺は細マッチョだ」という自己評価になり、「細マッチョ」の情報ばかりを集め、それに適した行動を取りますので、細マッチョになっていくのです。

   *

更にもう1つ理由があります。

「すでになりたい自分になっている姿」や「すでに目標を達成している自分」をイメージしてみてください。楽しいですよね。ワクワクしませんか。なりたい自分になっている姿を思い浮かべることで気分が明るくなりますよね。なりたい自分になっていることを想像することで、「よし!」という気持ちになるのではないでしょうか。プラスの思考になることで、行動力も増し、ますます夢に近づいていくのです。

ダイエットを例にするのも分かりやすいですね。「私はダイエットに成功した」と、すでに達成した自分をイメージすると楽しいですよね。ダイエットに成功して着たい服を着ている自分もイメージできますし、楽しいことだらけです。そうるすことで、ダイエットに成功して着たい服を楽しむための情報ばかりを集め出し、それに適した行動を取るようになりますので、その結果、ダイエットに成功するのです。


3.臨場感を出してイメージする

あなたは今までに下記のような状態になったことってありませんか?

① 映画やドラマでを観て、感動して涙を流した
② スポーツ観戦で、応援しているチームがピンチになり緊張した
③ テレビの食レポの番組で、梅干しの映像を見て、すっぱい感じが口の中でした。

これらには、あなたは直接関わっていませんが、なぜかそうなってしまう。

これが臨場感なのです。

① 映画やドラマは作り物の世界なのですが、あたかも自分がその中にいるような感覚に陥り、現実の世界のように錯覚してしまうのです。
② スポーツ観戦の場合、応援しているチームに勝って欲しいがために、まるで自分が戦っているような感覚になるのです。
③ 梅干しは、テレビの映像で見なくても、心の中でイメージするだけでも、すっぱい感じになりますよね(笑)

これが臨場感なのです。

自分がその場にいて、それらを体験しているような感覚になるのです。

アファメーションでは、この臨場感を利用します。

では、どうやって利用するのでしょうか?

それは、「なりたい自分」になっている姿を紙に書くのです。とにかく詳細に書きます。具体的に書きます。その中には感情を表すポジティブな言葉(例:嬉しい、楽しい、サイコーの気分)をたくさん入れます。

自分で簡単な物語を作ってみるのも良いです。もちろん主役は自分ですよ(笑)

例えば、「なりたい自分」が「プロのロックバンドのギタリスト」だったとします。その場合はこんな風になります。
 ↓ ↓ ↓
「俺は〇〇というバンドのギタリストだ。CDデビューできて本当に嬉しいよ。おかげでCDはかなり売れた。ライブでは毎回大勢のファンが観に来てくれて感謝してる。俺のギターソロでファンが興奮してくれるとサイコーの気分になるんだ」

上手く書こうなんて思わなくて良いです。これを読んで、臨場感が高まれば良いのですから。

   *

「なりたい自分」になっている姿の臨場感が高まれば高まるほど、あなたはそれを体験したことと同じ感覚になります。
そして、「なりたい自分」になるためのエネルギーが湧いてきます。
そして、「なりたい自分」になるために自然と行動できるようになっていくのです。


4.シンプルなセリフにする

3では、臨場感を高めるために「なりたい自分」になっている姿を詳細に描きました。

次は、これをセリフにしていきます。

セリフにするコツは、なるべくシンプルにすることです。なぜかと言いますと、シンプルなセリフのほうが言いやすくて分かりやすいからです。もし、長くて複雑なセリフですと、言いにくくなりますし、言えたとしてもリズムが悪くなります。

ですので、なるべくシンプルにします。

1~3で使った例を、もう一度登場させます。
 ↓ ↓ ↓
「私はプロの通訳者だ」
「俺は細マッチョになった」
「私はダイエットに成功した」
「俺はプロのギタリストだ」

シンプルで分かりやすいですよね。

これらをもう少し刺激的な表現にするのもアリです。 
 ↓ ↓ ↓
「私は超一流の通訳者だ」
「俺は細マッチョでカッコいい
「私は今、おしゃれな服を楽しんでいる
「俺は天才ギタリストだ」

気分が上がるワードってありますよね。 
例えば、「超一流」「天才」「カリスマ」「世界一」「最高」「凄い」「カッコいい」「おしゃれ」「素敵」「楽しい」「嬉しい」・・・

これらのワードを入れることで、アファメーションの精度が上がっていきます。人それぞれ、聞いていて気持ちの良いワードがあると思いますので、それを入れてみてください。


ここからスタート → 後編に続く

肯定的な言葉を使い、夢を達成している状況で、臨場感を高めて、シンプルなセリフを作りました。

これで準備が整いました。

では、アファメーションを実践していきましょう。

アファメーションの実践方法につきましては、後編でお届けします。

今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

では。

※ 他の章は、すべて下記のリンクから見れます。
  ↓ ↓ ↓


この記事が参加している募集

習慣にしていること

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?