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太陽と空を求めに旅に出る

現在、「自由」をテーマにトルコやギリシャへ旅をしています。

その場の勢いで行き先や宿を決めており、1ヶ月後にイスタンブールを出発するまで、バルカン半島やエーゲ海周辺を自由に回ろうと思っています。

昨日のnoteに投稿したイスタンブールからブルガリア経由のバス旅を経て、ギリシャのテッサロニキに到着しました。

テッサロニキ(Thessaloniki)は、ギリシャ第二の都市であり、バルカン半島最大の人数を誇る「アリストテレス大学」を擁する街です。

サッカーが好きな人であったら、香川真司が1シーズンだけ所属した「PAOKテッサロニキ」というチームで聞き馴染みがあるでしょう。

僕はこの街のことを何も知らず、そもそもつい先日名前を知ったばかりという程度です。

しかし、2日間市内を歩きまわったら、この街が大好きになりました。

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バスを降りた市の郊外は、シャッター街があり、落書きだらけで人も少なく、不穏な空気が流れていました。

ここ大丈夫かな?

不安な気持ちが駆け巡りました。

落書きと治安の悪さに相関関係があるのは有名な話。かつてニューヨークはそれを逆手に取り、落書きを一斉に消して治安を改善させたという逸話があります。

しかし、中心部に向かって歩くにつれ、徐々に街は活気づいていきます。

オシャレなカフェに、歴史的な遺産。人々は笑顔で陽気。

ギリシャは太古からの歴史を持つユニークな国でありつつも、ヨーロッパの雰囲気を保っています。

そこまで治安が悪くはないかも、と思い安心しつつ、ギリシャという国についてその印象をそのまま持っているように感じていきました。

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テッサロニキは西部が海に面しており、特に夕方は素敵な光景が見られます。

市内中心部の海沿い、ホワイトタワー付近には遊歩道があり、多くの人たちが各々のゆったりとした時間を過ごしています。

僕が訪れたのはちょうど日曜日だったため、家族やカップルなど、溢れんばかりの人たちが訪れていました。

海の向こうにはぎらぎらと輝く夕日があり、徐々に沈んでいきます。

テッサロニキから見える夕方の空

長旅を終えて、疲れの溜まっていた身体ではあったけれど、僕はこの夕日に癒されます。今日も一日がんばった、という自分へのご褒美のように感じられました。

遊歩道を端から歩いていくうちに日はどんどん沈んでいき、空の色は徐々に変わっていきます。

さっきまで水色だった空は黄色になり、オレンジ、ピンクを経て、群青色へと変わっていきます。そして最後は暗闇に。

自然の摂理にとても感動し、しばらく空を眺めながらこの時を過ごしました。

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旅では、観光地に行ったり、グルメを食べたり、その地ならではの楽しみ方があります。最近の僕の楽しみ方は自然、特に太陽と空です。

太陽なんて地球上どこからだって見れるのに、場所や季節が変わると見え方が大きく変わる。その変化に驚きを感じ、興味が湧きました。

今回、テッサロニキの夕日を見て、改めて自然の良さに気づき、モノではないコトの体験に旅の醍醐味を感じました。

同じ空なのに、こうも違う。

旅が好きで今までいろんなところを訪れてきたけど、徐々に僕自身の感覚が変わり、旅の仕方も変わってきたように思います。

もうひとつの空がある。海外旅行の楽しさとはそういうところなのでしょう。



旅の様子はこちらにまとめています。

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それでは、また明日お会いしましょう!

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