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若者の本音図鑑、を読んだ。

最近の若いものは。オジサンが決して口にしてはいけないセリフである。

仕事で20-30代の人と接点を持っている人は、絶対に読んでおいたほうが良い1冊。加えるならば、50-60代の人との接点を持っている人も、絶対に読んでおいたほうが良い。

いつの時代も年配者は若者を憂いている。しかし若者も年配者の扱いに困っていることも事実。自分は今43歳、中間地点に位置しているので、双方の疑問や主張も相応に理解できている(つもり)だ。*この発想が危険??

ただ一昔前のように、世代の境界線がより一層明確なものになってきていることは確かだろう。その理由が何であるか?を理解していない限り、お互いを分かりうことに相当の時間を要するのではと、勝手に懸念している。

「乾かない世代」という表現を思い出す。生まれた瞬間から物質的にも十二分に満たされた社会、これ以上何を必死になって手に入れたら良いのだろうか?というその疑問はある意味、必然的なものである。

こちらの2冊も併せてお勧めしたい。

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さて。あえて本著(若者の本音図鑑)に苦言を呈すると。

若者を何か特異な存在として捉え、取扱説明書的な内容になっていることは違和感が拭えない。飽くまでも社会基準が昭和世代にあるかのような印象を受けてしまう。一方的・断定的な表現が散見されたので、少し気になった。

あえて極端な事例を抽出し紹介しているのかもしれないので、あくまでも憶測の域は超えない。本著は確かに有益な情報だった。是非に!

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読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。