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つきみのまつり〔羽尻利門 世界文化社 978-4-418-23835-4〕
もし9月に読み聞かせをする機会があったらこの本を読みたい。残念ながらそのチャンスに恵まれないまま退職しました。
四国に一度も行ったことがないけれど、徳島県阿南市にある津峯(つのみね)神社の観月祭にぜひ行ってみたい。こちらはなんとかなるでしょうか。
まるで一編の短編アニメ映画を堪能した気持ちになりました。絵本とアニメを一緒に語りたくはないのですが、この濃密な世界から聞こえてくる虫の声、流れ出るひんや
じめんのうえとじめんのした
[アーマ=E=ウェバー/ぶん.え 藤枝澪子/訳 福音館書店]
地震があったら竹林に逃げ込むといいんだって! 竹の根っこは横に広がってはえているから安全らしい。杉の木の根はまっすぐ下に伸びるから、いざというときにはドーンと倒れてしまうらしいよ。
どこかで聞きかじった知識は、この本を読んだとき一気に理解納得して身についた。
幼い頭の一隅に光合成と植物連鎖についての知識の種を埋めておいたら、生きる
高尾山の木にあいにいく
[ゆのきようこ/文 陣崎草子/絵 理論社]
東京近郊に暮らしている人なら必ず一度は登ったことがある(はずの)高尾山の木々について描かれた本です。
最近はミシュランガイドで有名になりましたが高尾山は昔から開けた観光の山でした。もちろん山伏のいる薬王院のある修験のお山でもあり、古くからある沿道の店みせの主たちはみな誇り高いお山でもあります。
しかしなんと言っても高尾山の魅力はそこに棲む動物植
ほね ほね きょうりゅうのほね
[バイロン バートン/さく 掛川恭子/訳 ポプラ社]
ほねはどこだ ほねはどこだ ステゴザウルス アバトサウルス トリケラトブス …
鮮やかな色。骨太な線。 歯切れよいことばとともに組み立てられていく恐竜の骨。バートンならではの単純なフォルムに凝縮されたリア ルな科学的世界。鮮やかな色に目を奪われてしまうけれど、ここに本物の標本がそそりたつ。圧倒的な力強さを楽しむ絵本。(み)