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こんなお店は強い

昨日、久しぶりにコンディショナーを使ったので、髪の毛が絡まっていません、けんです、おはようございます。


今日は、こんなお店は強いのお話です。

昨日、ふと、テレビをつけたら、とある食堂が取材されていました。
#過去の取材なのかな
#大阪ではない

その食堂は、お世辞にも綺麗とは言えない佇まいで、79歳の店主さんが1人切り盛りをしておられました。
驚くことに、開店時間は、深夜の1時か、2時。
カレーが人気のようで一皿300円(大盛400円)という安さ。
牛、豚、鶏の3種のお肉が入っていて、店主が配合したスパイスで作られているとのこと。
お店の近くには、タクシーの営業所があって、運転手さんの交代時間に合わせてこの営業時間にしているとのこと。
なので、常連客は、ほとんどタクシーの運転手さんらしいのですが、寝転ぶ程度の座敷があるのですが、そこにマイ寝袋を置いている運転手さんもいるそうです。
#そんなお店聞いたことない

実際、映像に出ていた運転手さんは、2時に来店して、途中寝て、朝ご飯にカレーを食べて11時頃帰宅しました。
#普通なら追い出される

店主はといいますと、1日働いて、お酒を飲んだら眠くなるよ、だから、寝かせてあげるのと、お店の中で、クロスワードに熱中しています。
#もうお店じゃなくて自宅

そして、朝になると、お客でない男性が入ってきて、店主に、袋に入った着終わったワイシャツを渡しました。
すると、しばらくして、クリーニング屋さんが来て、そのワイシャツを持っていきました。
つまり、この店主さんは、クリーニングの取り次ぎもやっているのです。
無料で、しかも、お客ではない人の分までやっているのです。
お昼くらいまで営業して、そこから仕込みを始め、14時から17時ぐらいまで、また、お店を開けていました。
で、3時間ほどの睡眠をとって、深夜営業に備えるのです。

労働時間にも驚きましたが、やはり、店主さんの優しさやサービス精神心には頭が下がります。
勿論、カレーも美味しいのでしょうが、お客さんは、居心地の良さと店主の人柄に惚れて集まってくるのでしょう。
ある意味、商品ではなく、この店主さんの優しさが作る空間や居心地が売り物で価値になっているのでしょう。
これは、簡単に真似できることではなく、ものが溢れた今の時代の中で、とても価値をなすものなのだろうと思いました。
#つまり強い


それでは、いい1日を。

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