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6月は学級が危ない

2024.5.23【217限目】

【215限目】に「子どもの五月病に気をつけよう」と書きましたが、6月は学級が崩れやすくなる月です。

6月は、子どもたちも学校に慣れ、活発に動き出します。春の運動会や研究授業や行事などがあり、教師も子どもも忙しい日を過ごすことが多くなります。

子どもたちは学校や学級に慣れ、気が緩んだり疲れたりしていることもあります。また、気温も高くなり、6月はけがや病気になる件数が多い月です。

先生も忙しく、子どもの様子をしっかり見ることが出来ていなくて、重大なことを見逃していることもあります。子どもたちとゆっくり話をする時間も少なくなりがちです。

そんな時に限って、子どもたちの中で、トラブルが多いのが6月です。6月に入る前に子どもたちの様子をよく見ていくことが大切になります。

教室が荒れてくると、時間を守らなくなったり、教室の整理整頓が出来ていなかったり、言葉づかいも悪くなったりして、子ども同士の関係も悪くなり、学級経営がやりにくくなるという場合があります。

学級が荒れないために、普段から子どもたちと向かい合って、ゆっくり見守り、声をかけて話をして、子どもたちが安心して何でも言えたり、困ったときは助け合ったりする経験を多くして、お互いを思いやれる関係を育てるようにすれば、心が通じ合い、学級の秩序も守れます。

暖かくて安心した環境で過ごすことが出来れば、学級が荒れることは無いと思います。

学級が荒れると、それに対処するエネルギーと時間は、とてつもなく大きなものです。働き方改革どころではなくなります。


働き方改革を考える

文部科学省が推進する教員の働き方とは、

「教員のこれまでの働き方を見直し、自らの授業を磨くとともに、その人間性や創造性を高め、子どもたちに対して、効果的な教育活動を行うことが出来るようにすること」

を目指すものです。

忙しい先生の中には、精神的にも身体的にも負担が増えています。その原因として、時代の変化に対応するための教育活動が求められている事や、いじめや不登校などの問題にも対処していくこと等があります。


私が教師をしていたらして欲しいこと

「一つ目」:担任1人に対して、補助する人を1人つけて欲しい。

・授業で分かりにくくしている子に付いて補助して欲しい。
・〇付けやプリントの印刷。
・休み時間の見守り。
・給食・掃除の際のお手伝い。
・体調を壊した子、けがをした子を保健室へ付き添って様子を見てもらう。等
 ⇒ 担任が一人2役、3役している状態を少しでも減らして欲しい。


「2つ目」:学校にITC専門の人を配置して欲しい。

若い先生方は、小さい時からコンピューターが生活の中にありました。今の学校教育の現場は、情報化を推進していく方向にありますが、私のようになかなかその流れについていくのが難しい人もいます。

学校にITC専門の人を配置してもらえれば、教師や子どもが分からないことを聞いたり、教えて貰ったりすることが出来て、ITCの活用も上手く行き、教師の事務仕事の削減にもなります。

これは、保護者との連絡ツールとして利用、地域への情報・広報など、迅速化、内容の充実化にもつながります。


「3つ目」:学校運営体制の見直し

教師や学校が担ってきた業務を減らしていくことを考える。行事の在り方を見直し、簡単にする。またしなくてもいい会議を無くしていく。等。

教師や学校がやらなくてはいけないものと、外部の人にお願いできるものや、無くしていくものに分けていくことも出来ると思います。


これからの学校に願うこと

これからの学校には、今以上に多様・多面的な専門性を持った人材が多く必要だと思います。現在の教育現場では人材不足で、それを補充するのが難しく、ますます先生たちの業務負担が増えているのが現状です。

人を増やすことが出来れば、もっと働き方改革も進むと思いますが、教員倍率も低下しており、教員を希望する若者が少なくなっている現状を考えると、もっと魅力のある職業であり、やる気を持って働ける職場になるような環境を早く整えなくてはいけないと思います。

先ずは人を増やし、そのためには、未来を作る子どもたちを育てる教育にもっと力を入れ、お金も使って、夢のある職場に改革の舵をとって欲しいと願っています。

近くの公園に写生をしに行きました。


【今週のけい先生】*担当:夫(父)

久しぶりに、けい先生の母の実家(岡山県の山間部)の墓参りに出かけました。天気もよく、快適にドライブして、実家の近隣の方と懐かしく、楽しくお話をし、けい先生が生まれた時に宮参りをした神社にお参りに行きました。

途中のドライブインや帰阪後レストランで食事などして、充実した1日を過ごして、大満足のようでした。


【編集担当より】

だんだんと暑くなってきました。趣味のサッカーでも人工芝の上は、もはや夏です。この土曜日もサッカーをしに行きますが、学生時代からお世話になっているチームで、気が付くと入部してから25年とかたっています(四半世紀w)

最近では、プレーをするとけがをするので、ほぼ監督をしています。遊びのサッカーですので気楽にやっています。友人からは、リアルで『サカつく』して遊んでいると言われます。

そのチームが参加する社会人のリーグの運営もしており、先日5年ぶりくらいに総会を行いました。12チームで24名ご参加をいただき、楽しい時間を過ごすことができました。

20代前半から60代の方までいて、同じ趣味のことで集まると話が尽きず、あっと言う間に2時間半がたちました。

リーグ自体も30数年継続していますので、50年・100年と続くようにしていきたいと思います。


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