20231111_産業革命時のヨーロッパについて考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想35

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"大西洋三角貿易"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"仇敵誕生"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 生産が追い付かない事がきっかけとなり産業革命に発展していった。ヨーロッパの"光"はイギリスから灯ることになった。
 "スペイン動けば世界が震える"というのは誇大広告。当時のスペインはヨーロッパの中では一番だったが世界規模で見るとそうでもなかった。
 産業革命によって生じた富の偏在は資本家と労働者階級で二極化し、古代中世の貴族と奴隷、またはそれ以上の格差となった。その結果社会主義の芽が生まれる事となった。

感想

 とても小さな一つのニーズから産業革命が始まったという事を知ることができ、勉強になりました。ニーズが次のニーズへと連鎖していく過程は現代とも被る部分があり、純粋に面白いと思いました。当時のイギリスは産業革命が起きる条件を奇跡的に満たしていたという点からも、運と実力があったと捉えることができると思います。
 "スペイン動けば世界が震える"というのが誇大広告だという点を当時の世界規模で解説していてとても学びになりました。ヨーロッパという狭い"世界"の中の事を文字通りの"世界"と捉えてしまうと認識を誤ってしまうのだと思います。キャッチフレーズなどによる印象操作の強さも学ぶことができました。改めて、誰かの表現に流されるのではなく事実を見るという点は大事だと思いました。大げさな表現の時ほど調べてみた方が良いかもしれないと思いました。
 産業革命によって生じた貧富の差が古代中世の貴族と奴隷、またはそれ以上となった点は正直、恐怖に感じました。奴隷を批判していた人も資本家として労働者を雇う側になると考えなどが変わってしまうのかもしれません。このような事実からも人の本質は見えてくると思います。多くの人は欲に負けてしまうのだと思います。個人的には、もたざる者を思いやる気持ちは忘れずに生きていけると良いと思いました。またそのような人たちが活躍できる社会にしていけると良いと思いました。

最後に

 奴隷が無くした結果、労働者を生んだように、体制が変わったとしても二極化する社会は続いてしまうような気がします。もたざる者を思いやる気もちは忘れずに生きていけると良いと思います。またそのような人たちが活躍できる社会にしていけると良いと思いました。
 思いやる気もちを忘れず、人として恥ずかしくない生き方を選んでいきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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