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20231105_オスマン帝国繁栄の歴史から考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想29


はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"宗派分裂"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"紛争がなかったオスマン帝国"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 解体したイスラーム世界が再統一されたことは無かったが、多くを併呑する大帝国は何度か生まれた。大帝国は総じて短命(200年未満)だが、オスマン帝国は600年に渡って君臨した。オスマン帝国は敵兵の戦争孤児を軍人奴隷に編入し、改宗と徹底的な教育(洗脳)を行うことで"命知らず"の常備軍を編成することに成功した。当時のヨーロッパの軍事システムが半士半農だったこともあり、圧倒的な強さを誇ることになった。
 オスマン帝国は拡大に伴い必要な変化を実行する柔軟性も持ち合わせていた。更に帝国領への支配体制も穏やかだった。人種や身分によらず優秀な人物が出世できる途が開かれていた。宗教弾圧・民族弾圧を行わず、トルコ語以外の使用も認め、地域ごとの社会制度も残し、自治も与えた。

感想

 オスマン帝国発展の歴史を知ることができ、勉強になりました。周りの情勢など、様々な要因があると思いますが、大帝国として600年に渡って君臨した事実からは学ぶべき点も多いと思いました。
 敵兵の戦争孤児を軍人奴隷にして、改宗と教育(洗脳)を行う制度は正直、恐ろしいものだと思いました。しかし、どの国も、国のために戦う兵士を育てるための教育(洗脳)は行っていると思います。実用的だからこそ現代まで続いているのだと思います。教育が洗脳と紙一重であるということは覚えておきたいと思いました。
 どんな時代でも、優秀な人物が能力を発揮できる環境にした国や組織は繁栄していると思います。単純なことですが、支配者階級が既得権益を重視するとできなくなってしまうのだと思います。オスマン帝国の場合は宗教、人種、身分など様々な立場の人がいたと思います。そんな中、立場の違いによらず出世できる途を作ったことは評価できるものだと思います。組織を運営する立場になった時には意識すべきことだと思いました。
 ローマが繁栄した理由も同じでしたが、長い期間繁栄するためには柔軟性は必要なのだと思います。オスマン帝国の支配体制から、立場の違いに対して、寛大な対応をすることの良さも学ぶことができると思います。支配する期間を長くしたい場合、反発を生まない程度に調整すると良いと思います。支配の厳しさもバランスを意識できると良いと思いました。

最後に

 立場によらず、優秀な人物の能力を発揮できる場を提供する事は組織の発展に繋がると思います。自分の権力の保持に執着しないように生きていけると良いと思います。権力の保持に執着しない事で、過度な支配も防ぐことができる気がします。また心も楽になり生きやすくなると思います。
 権力の保持に執着しすぎず、心を楽にすることで、生きやすい人生にしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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