見出し画像

20240323_国民軍が生まれるまでの歴史を学び考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想41

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"第2段階「国王の戦争」"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"第3段階「国民の戦争」"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 "国王の戦争"となり戦争が恒常化・長期化したことで国家財政は圧迫され、各国の絶対主義王権は"市民革命"によって打倒されていった。
 国民が貴族から政権を奪った結果、貴族によって支えられてきた軍部(常備軍)を国民が支えることになった。それまで戦と縁のなかった国民の中には困惑する者も多かった。革命政府は庶民を戦場に駆り立てるために、"自由"・"平等"・"博愛"を大義名分として掲げた。このような標語は、"きれいごと"ではなく軍部の崩壊を抑えるために使用されたものだった。市民に"理想"を与え、戦場に駆り立てることで軍部を立て直すことに成功した。
 "常備軍"から"国民軍"に移行したことで戦争の段階も"国王の戦争"から"国民の戦争"へと移行していった。

感想

 "国王の戦争"から"国民の戦争"へと移行した流れがわかりやすくまとめられていると思いました。今を生きていると、"国民軍"ができたことも当たり前のように感じてしまいますが、今まで戦と縁のない人々を軍人にすることは物凄く大変なことだと思いました。
 "自由"・"平等"・"博愛"という精神が軍部の崩壊という目の前の問題を解決するために作られた、という点は初めて知り勉強になりました。市民のためと思われる精神や言葉も裏では政治的に都合の良いことだった、という点は知っておくべきだと思いました。
 どんな政策でも様々な意図が絡んでいるため、"政治的に裏の理由があるものが全て悪か?"というと、そうでもないような気がします。最終的に自分たちにとってもプラスに働くことについては政府に賛同した方が良いと思います。しかし、表向きの理由だけを見て賛同するのと、裏の理由まで考えた上で最終的に賛同するのでは大きく異なると思います。市民としても自分たちの都合の良い言葉だけに惑わされずに生きていく力が必要な気がします。表向きの理由だけでなく、裏の理由まで考える力は伸ばしていけると良いと思いました。

最後に

 同じ結論に至るとしても、良い面だけを見て判断するのと、良い面と悪い面の両面を見た上で判断するのでは大きく異なると思います。思考力を高め、より的確な判断ができる人を目指していけると良いと思いました。
 様々な観点で思考し、より的確な判断ができる人を目指してしきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

以下、私の記事一覧ページと自己紹介ページです。
ご興味ございましたら、ご覧いただけると嬉しいです。

Xの紹介です。
よろしければご覧ください。


この記事が参加している募集

最近の学び

"応援したい"と思って下さった方はサポート頂けると嬉しいです。