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WACODES

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私が執筆したワコーズの記事一覧
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#ラジオ

「月曜一限に向かう途中で聴きたい一曲」プレイリスト【Side A】

「月曜一限に向かう途中で聴きたい一曲」プレイリスト【Side A】

FM局 J-WAVEによる大学生・専門学生コミュニティ「WACODES」。

WACODESメンバーがシチュエーションに合わせて選曲し、プレイリストを作るこの企画。音楽やカルチャーが好きなWACODESの選んだ音楽が、日常の名もなき瞬間を彩ります。

今回のシチュエーションは「月曜一限に向かう途中で聴きたい一曲」。
シチュエーションに合わせたエッセイとWACODESによる選曲理由を合わせてご紹介し

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とりあえず、から始まるかも。

とりあえず、から始まるかも。

「とりあえず今年は、自分から動き回ってみよう」
と、2021年の春に私は自分自身に宣言しました。

こんにちは。WACODES8期、大学3年生のけいです。
大2の春に私がそう宣言したのは、やはり2020年の経験からです。
運悪く、2020年の4月に大学生になってしまったことで、
やれオンラインだ、やれ課題だ、やれ自粛だ、と言っているうちに1年が過ぎてしまいました。
多分、こういう人、多いと思います

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知恵と私とスパイスカレー

知恵と私とスパイスカレー

私の密かなこだわりはカレーを作る時に市販のルゥを使わないことだ。スパイスを使って作るからスパイスカレーと呼ばれるものになるのだろう。

まずは玉ねぎを飴色になるまで炒める。飴色というとコゲにも似た色をしているので、ただ火を入れればいいとと思うかもしれないが、コゲと飴色は全くの別物である。弱めの中火でじっくりと時間をかけることで玉ねぎの甘味とうまみが凝縮していくのだ。量が多いと1時間近くかかることも

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一文の熟成、または、発酵。

一文の熟成、または、発酵。

高校を卒業してからも、当時使っていた教科書のうちの何冊かは捨てずにとっておいた。「もしかしたらいつか役に立つかもしれないな」なんて思っていたけど、そんないつかは大体やって来ない。今回はテーマが教科書なので、珍しく本棚から一冊を取り出す。

『精選 現代文B 新訂版』大修館書店

こんな仰々しいタイトルだったっけ。

パラパラとめくる。
26ページ、『山月記』中島敦。懐かしい。
高校1年の読んだ時に

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メガネをかけて、外へ。

メガネをかけて、外へ。

「井上、お前メガネしてないんだな。」
「はい。だって、見る必要のあるものってあんまり無いじゃないですか。」
「まあ、確かにそうかもな。」

高校2年生の時だったか。
職員室前の廊下、数学の藁谷先生としたこんな会話を覚えている。
授業中はメガネ姿にも関わらず、廊下ですれ違う時にはメガネを外していた自分が、先生の目には不思議に映ったのかもしれない。

今思えば、自分の回答はとってもひねくれている。

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記憶の蕾と、和田誠と。

記憶の蕾と、和田誠と。

ふとした時に、
思わぬところで、
記憶の点が繋がったりすることがありませんか?

まるで、頭の中でパッと花が咲くような感覚。
「どこかでこの景色を見たことあるような・・・」
というデジャヴュのようなものもあれば、
明確に「あの日、あの時に見たものだ、聞いたものだ!」
となることもある。
面白いのは、それがいつも唐突にやってくること。

去年の10月、新宿にある東京オペラシティアートギャラリーで開催

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ひとり旅、孤独ゆえ・・・

ひとり旅、孤独ゆえ・・・

ひとり旅。
言葉の聞こえはいいけれど、やってみると本当に孤独だ。

当たり前だけど、誰も話し相手がいない。
「今日は暑いね」とか「これ美味しいね」とか、何気ない事実や感想を共有できる仲間がいないことは、孤独であるという事実を増幅させ、途端に自分のことをよく理解する友人に会いたくなったりする。

そもそもひとり旅に出ようと思ったのは、自らの過酷な体験やそこで出会った魅力的な人々を豊かな筆致で描いたエ

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レジ袋というアイコン

レジ袋というアイコン

皆さんは最近、いつレジ袋をもらいましたか?

正直、僕は思い出せません。そもそも有料化される前からレジ袋なしで済む買い物だったら、商品は手で持って帰ったり、パーカーのポケットに突っ込んだりしていました。更に有料化されてからというもの、レジ袋のためだけに2〜3円を払うのが余計に嫌になってます。

Googleの検索窓に「レジ袋有料化」と打ってスペースキーを押すと、「効果」とか「意味ない」とか「デメリ

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