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    私が執筆したワコーズの記事一覧

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「2023・私グラミー」最優秀アルバム部門

前回に引き続き今回も2023年のまとめです。 ユーカリさんとのポッドキャスト「音楽からはじまる」では、「私グラミー」と銘打って、今年の「最優秀新人賞」「最優秀アルバム賞」「最優秀楽曲賞」「特別賞」を超個人的に決めました。 「最優秀新人賞」のnoteはこちら。 そして、今回の「最優秀アルバム賞」に関してもポッドキャストのエピソードが投稿されています。本記事はそのテキスト版です。 最優秀アルバム賞今年(2023年)リリースされたアルバムに個人的に送る賞 以下ノミネート作品

    • 「2023・私グラミー」最優秀新人部門

      はじめに年の瀬です。 今年はいつもより数倍は多く動き、働き、学んだ1年でした。 少し振り返るとこんな感じ。 1月〜5月:アメリカ留学後半戦。春セメスターが始まり、課題に追われる日々。自分でラジオ番組とか作ってた。 3月:シカゴ旅行。詳細は別のnoteに。 5月中旬:帰国。アメリカの学期を息も絶え絶え終わらせた直後なのに、日本の大学の前期授業はもう始まってる。 5月下旬〜:本格就活スタート 6月:新しいバイト(ラジオ局オフィス&AD)を始める 7月上旬:第一志望企業から最終面

      • 自己肯定感について

        そんなnoteを見てしまったものだから、なんか書かなきゃいけないような、僭越ながら私自身も語りたいことがあるような気がしてきた。バイト帰り、最終電車の中の戯言です。 (見出し画像は人生の不可逆性を表しています) 私は最近、自己肯定感が上がっていったような気がする。それは1年間の留学をホームシック無しで乗り越えたたからもしれないし、ひとまず就活を終えて内定とやらを貰えたからかもしれない。 ただご指摘の通り、「上には上がいる」。当たり前よ。1年留学したところで、大学1年生から

        • 韓国旅録

          以下の文章は、私が2023年8月20日から26日までの6日間、家族旅行で韓国・ソウルを訪れた際につけていた記録である。(最終日は帰るだけだったので、記録なし) ちなみに前日の8月19日は朝からサマーソニック東京1日目に参加し、ミッドナイトソニックを経て朝4時まで幕張にいた。 1日目(8/20)ミッドナイトソニックのため、朝4時まで幕張メッセで過ごし、4:45発の始発に乗って羽田を目指す。 電車内、爆睡。起きたら終点の東京駅に到着も、到着から既に10分経過していたらしい。

        「2023・私グラミー」最優秀アルバム部門

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        記事

          シカゴひとり旅のあれこれ

          以下の文章は、私が2023年3月13日から3月17日までの5日間、シカゴを1人で旅行した際につけていた記録をそのまま貼り付けたものです。所々、その時に撮った写真も挿入しています。 1日目(3/13)飛行機の中で読む村上春樹『一人称単数』はなかなか良い。彼の文体とか、書く世界が好きだけれど(それしか知らないと言っていいかもしれないが)、短編にこそ良さが出る気がする。その不思議さとか、固有名詞とかがまさに。 Arctic monkeysの『the car』も聴いた。何度か聞き始

          シカゴひとり旅のあれこれ

          2022年の12曲[後編]

          前編 思ったよりも文字数が増えてしまったための後編です。 改めて、選定基準は以下の3つ。 2022年にリリースされた曲であること。 繰り返し聴いたこと。 自分の琴線に触れる部分があったこと。(特に自分の体験に結びついていたりすると強い) 2022年『Spotifyまとめ』 2022年の12曲(リスト)7. Glimpse of Us/Joji アメリカに来て、友人が車で流しているところからJojiを知りました。「クルージング」と呼ばれるいわゆる夜中のドライブ。中

          2022年の12曲[後編]

          2022年の12曲 [前編]

          はじめに 2022年が残り1ヶ月で終わる、もうそんな時期になってしまいました。季節外れのワールドカップ、Spotifyの年間まとめ、若干ちらつき始めた雪、グリークハウスの前の巨大なクリスマスツリー。例年とは違った形で年の瀬を感じています。それにしても今年は、私が生まれてから、他のどの年よりも充実した一年になったと思っています。 個人的な出来事としては、5月から1年間の留学のためにアメリカへ渡ったことが何よりも大きいです。今まで薄らぼんやりと「やってみたいなー」と思っていた

          2022年の12曲 [前編]

          ニューヨークひとりぼっち③〜初めてのブロードウェイ・ミュージカル後編〜

          前編はこちら さて、ニューヨークはミュージック・ボックス・シアターで『ディア・エヴァン・ハンセン』を観に会場に入った私。 案内されたドアの向こうには、スーツ姿の素敵なジェントルマンが座席の位置を観客に教えて回っていた。 「おー、ようこそようこそ。どれどれ、チケット見せてみ。はいはい、君の席は、この通路を進んで、前から3つ目だな。楽しんでなー。」(意訳) 案内された席からの景色が、これ。 まさかの、前から3列目。 しかもど真ん中。 確かにtktsで販売されている座席は

          ニューヨークひとりぼっち③〜初めてのブロードウェイ・ミュージカル後編〜

          ニューヨークひとりぼっち② 〜初めてのブロードウェイ・ミュージカル前編〜

          「アメリカにいるんだから、ブロードウェイには行っときな!!!」 周りの複数の人から、確実に複数回、こんなことを言われた。 ミュージカル、好きだけどそんなに詳しくはない。最近だと映画館で『イン・ザ・ハイツ』や『ウエスト・サイド・ストーリー』は観たけれど、『ライオン・キング』とか『キャッツ』みたいな定番作品を通っていなかったり、日本でも劇団四季とかの公演に行ったことがなかったり。 正直、興味はそこそこ。優先順位はそんなに高くなかった。 でも、自分は「もの消費」よりも「こと消費

          ニューヨークひとりぼっち② 〜初めてのブロードウェイ・ミュージカル前編〜

          ニューヨークひとりぼっち① 〜信号無視な人々〜

          先週の木曜から月曜まで、ニューヨークに一人旅をしてきました。 その記録です。 ニューヨークに着いてまず驚いたことは、みんな信号無視をしていること。それは交通量の少ない時間帯だけではなくて、黄色いタクシーや様々な車が行き交うタイムズスクエアの近くでもそう。たくさんの人が赤信号のなかをスイスイと渡っていってしまう。 最初は本当に戸惑った。日本で昼間に信号無視をする人なんてまずいないし、夜中の誰もいない交差点であっても、なんとなくいつも信号が青に変わるのを待っていた。 ただ、

          ニューヨークひとりぼっち① 〜信号無視な人々〜

          ほぐ

          最近、何だか色々と忙しくなってきている。大学の課題やら、留学の選考やら、アルバイトやらがしっかりある。しっかり外出して、しっかり疲れて、しっかり眠る生活が続き、少し心が落ち着かない。ただ、自分が最高に忙しかった時期は、今の生活よりもっと忙しかった。なぜなら一文目で忙しいとか言っておきながら、今日一日はオンライン授業のみでアルバイトも無く、ただ家の中でぬくぬくしていたから。 忙しさが最高潮に達したのは、高校1年生の時。毎日何が起きてるのかも分からず朝早く起きて学校へ行き、授業

          ほぐ

          「自分から見せにいってる」

          最近、友人に「note読んだよ」と言われることが増えた。正直、どきりとする。「バレたか!!!」と思い、小っ恥ずかしくなる。お風呂場での歌声を誰かに聞かれたような、こっそり自由帳に書き溜めてた自作のポエムを親に読まれたような、そんな感じ。  でも、今回はそういったものとは明らかに違う点がある。それは、消極的ではあるものの「自分から見せにいっている」ということ。1つしかないInstagramのプロフィール欄にURLを貼り付けているし、中学生の時から本名でやっているTwitter

          「自分から見せにいってる」

          「最近、何聴いてる?」大喜利は難しい。

          タイトルにある通りで、音楽の趣味を人と共有するのは難しい。 音楽に限った話ではないかもしれないけど、Apple Music、Spotify、Amazon Music、LINE MUSIC等々の定額ストリーミングサービスが音楽を聴く上で必須アイテムとなった現在において、自分の趣味を人に説明することは難しい。 僕らが中学生くらいの時は、まだその人の音楽の趣味を特定させることは難しくなかった。千円札を握りしめてGEOに向かい、10枚好きなアルバムを借りれば大体その人の好みが分かる

          「最近、何聴いてる?」大喜利は難しい。

          しいたけ占いが当たっているのか、俺がしいたけ占いに寄せていっているだけなのか。

          以前このnoteでも、しいたけ占いについては言及していた。 この日記を書いた当時と今とを比べて気づいたのは、当時よりもしいたけ占いを見る頻度が減ったということ。 大学の夏休みで曜日感覚が吹き飛んだせいかもしれないけれど、そうではなくて、しいたけ占いに頼らずとも自然と日々の自信や前向きさを取り戻してきている自分がどこかにいるんじゃないか、と思ったりしている。 確かあの日記を書いたときは本当にしいたけ占いが心の支えになっていた。課題とか、バイトとか、割と追われるものが多い印象

          しいたけ占いが当たっているのか、俺がしいたけ占いに寄せていっているだけなのか。

          つつがないワクチン接種と、安心の話。

          昨日、ワクチン接種の1回目を新宿で打ってきた。東京都庁の南展望台。草間彌生デザインのピアノが置かれていたところが今は東京都の大規模接種会場になっている。住所は埼玉で、通学先は神奈川なのだけれど、一応都内にもキャンパスがある大学に通っているため、今回は打つ資格を得ることができた。 接種はつつがなく行われた。多くの人が接種会場を訪れ、そこそこ長い列もできていたが、特に目立ったトラブル等々は会場からは一切感じられなかった。もちろんそれは東京都のスタッフをはじめとする様々な人の尽力

          つつがないワクチン接種と、安心の話。

          「正しくなれない」って話。

          「もう、正しくなんてなれない!!!!」って最近本当に思う。 パンデミックが始まってから1年半。感染症を由来とする諸問題が世間やタイムラインを賑わせるけれども、そこに関する息のしづらさ、そしてもたらされる生きづらさを一度言語化したかった。纏まらなくてもいいから、思うままに。 そもそもの話。世の中には色んな人がいて、色んな背景や文脈を持ち、色んな価値観、優先順位の付け方がある。政治的であるか、無いかにかかわらず、そうした違いをそれぞれに持ちながらこれまで生きてきたはず。 しかし

          「正しくなれない」って話。