有馬 慶
クラシック大好きな女子高生・芹沢千絵理が周囲の人間を巻き込んでいくライトノベル風小説です。
旅の思い出をつづることで、私自身の人生を見つめ直してみようという試みです。旅は道連れ世は情け…どうかしばしのお付き合いを。
『私、芸術・評論』は、私自身の人生を振り返りながら、私にとっての芸術や評論、そのあり方について探る試みです。
記事の量が多くなってきたため、こちらにまとめました。 目次のようなものと思っていただければ… 連載・シリーズは初回記事のみ載せています。 随時更新予定です。 自己…
会長の協力を取り付けた翌日の放課後、生徒会副会長の天原さんという人に呼び出された。 「芹沢さん、新しい部活を作ろうとしているのはあなたね?」 「はい」 「…
デュトワの問題 シャルル・デュトワが指揮した新日本フィルハーモニー交響楽団の公演が評判である。しかし、私が会場へ赴く足取りはとても重かった。それには二つ理由があ…
ツヴァイクの『復活』を聴いたときに青井輝が言ったことが気になっていた。 「友達と音楽を聴いて、しゃべったりできる部活があったらいいのに」 結局、音楽を聴い…
例年より早く梅雨が明けた頃のことである。 私がいつも通り校門へ直進しようとしていると、クラスの女子(名前は忘れた)がボーリングに誘ってきた。こういう誘いは「…
私の名前は芹沢千絵理。県立明ヶ丘高校に通う16歳である。 父と母、妹と一緒に東京近郊に住んでいる。JRの各駅停車が停まる駅から歩いて10分ほどの一軒家。特に裕…