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京都を楽しむ極意①交通編

私は京都に年間4~5回ほど訪れます。
もともと仏像に興味があり、学生の頃からよく寺院巡りをしていたのですが、私の妹や後輩が京都に住むようになってからは頻繁に出かけるようになりました。また、最近は食にも興味が出てきて、京懐石にも魅了されています。

私の溢れる京都愛はこちらに書いたので、良ければぜひご覧ください。


さて、本シリーズでは私のこれまでの経験を活かし、より実用的な情報をお伝えしたいと思います。皆様が京都を訪れる際の一助となりましたら幸いです。

まずは最も重要となる移動手段についてご案内します。ここをひと工夫するだけで、旅が格段に快適となることは言うまでもありません。

京都の交通と言えば、市バスが有名です。
確かに主要な観光地へはバスを乗り継いでいけば、到達できます。しかし、問題も多くあります。
例えば、道路の混雑状況に左右されること。週末の夕方に四条烏丸から祇園四条へバスで移動しようとすると、徒歩の方が早いことさえあります。
それから、多数の系統があり路線が複雑すぎること。初見で市バスの路線図を理解し、即座に目的のバスに乗ることができる人は少ないでしょう。

では鉄道はどうでしょう?
これも少々難ありです。というのも、新幹線が乗り入れるJRをはじめ、市が運営する地下鉄、私鉄の阪急、京阪、近鉄、京福、叡電…と多くの運営会社が混在するからです。そのせいで、ちょっとした距離でも乗り換えが煩雑だったりします。

目的地まで直行してくれるタクシーは?
論外です。京都の街は自動車で移動するには狭すぎますし、コストがかかりすぎます。

レンタカーは?
タクシーと同じ理由で却下。加えて駐車場所に困りますし、自分で運転するとお酒が飲めなくなります(重要)

レンタルサイクルは?
これはなかなか良いチョイスかもしれません。道路の混雑状況や時刻表を気にする必要はありません。車ほどは駐輪場所にも困らないでしょう。
ただし、坂道で辛い思いをするという難点があります。私はうっかり自転車で真夏に急勾配を上る羽目になり、地獄を見たことがあります。帰りは楽でしたが。あ、お酒も飲めなくなります(重要)


「京都市内の移動が大変なのはわかったから、早く結論を教えろ」という声が聞こえてきそうなので、結論を申し上げます。

ズバリ、おすすめの移動手段は地下鉄と市バスのコンボです。
地下鉄は烏丸通を南北に走る烏丸線烏丸御池を中心に東西を走る東西線があります。基本的にはこの二つをメインに使います。この二つの路線から離れている場所へ行きたい場合はバスへ乗り継ぎます。

例えば、京都駅から金閣寺へ行きたい場合(図解)。まず地下鉄烏丸線で京都駅から北大路駅へ向かいます。駅を降りてすぐの北大路バスターミナルから市バス204・205系統に乗り、金閣寺道で降りれば徒歩5分ほどで到着。
もちろん京都駅前から市バスで金閣寺道へ行くことも可能ですが、1時間近くかかってしまいます。それに対して地下鉄を使うと30分ほどで到着することができます。
また京都駅前はかなり混雑するので、移動の拠点とするのは避けたいです。一方で北大路バスターミナルはあまり混雑しません。

図解(京都駅から金閣寺へ向かう経路)

地下鉄と市バスは共通の1日乗車券というものが存在します。これ1枚で市内のほとんどの場所がカバーできるのでおすすめです。バスだけの1日乗車券だと範囲外の大原も、地下鉄・市バスの1日乗車券だと範囲内です。ちなみについ忘れがちなのですが、一日乗車券を提示すると神社仏閣や飲食店が割引になるなどの各種優待もあります。これはお得ですね。

京都市交通局|地下鉄・バス1日券 (oneday-pass.kyoto)


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