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洗脳されていることに気づいていますか #206

大学時代、この辺りについて学んでいたので簡単に触れてみたいと思います。

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ビッグデータ
従来のデータベース管理システムなどでは記録や保管、解析が難しいような巨大なデータ群。明確な定義があるわけではなく、企業向け情報システムメーカーのマーケティング用語として多用されている。

ビッグデータとひとくくりにしてしまうと語弊を生みそうですが、特に言いたいこととしては「ECサイトなどにおけるレコメンド機能による洗脳」です。具体的には、Amazonのおすすめ商品一覧や、SNSの商品紹介の広告などです。

このあたりで使われているビッグデータはとても優秀です。あなたの購入履歴や閲覧履歴を元に、膨大なデータから正確にレコメンドしてきます。普通に生活していたら「おすすめ商品で買い物全部済んじゃうわ。ありがたい」となります。

たしかに、効率的に買い物ができることは日々の生産性を向上させるかもしれません。ただ、本当にそれが人生における幸せへとつながるのでしょうか。

優秀かつ正確でありすぎるがゆえに、ビッグデータに頼りすぎると洗脳に陥ります。例えば、Amazonが「この商品売りたいな」と思えば、それとなくレコメンドすると勝手にその商品の売り上げが伸びます。取捨選択する自由を気づかぬうちに奪われているわけです。

とはいえ、Amazonなどのサイトはとても便利ですよね。使わないというのも極端な話です。では、どうしたらよいか。個人的には、こういった「ビッグデータからの洗脳」から抜けるために、敢えて手間のかかる行動をとるときがあります。

具体的には、「本屋に立ち寄り、ネットでは絶対に検索しないようなジャンルの棚で手に取ってみる」です。よくわからない昆虫図鑑や、行く予定のない旅行雑誌なんかを読むことがあります。視点をズラすと、案外みたことがない世界が広がっておもしろいですよ。

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デジタルとフィジカル(モノ・実体)は、どちらもあるからこそ、どちらも良いと思っています。効率ばかりを求めるのではなく、たまには手間ひまをかける行為も大切ではないでしょうか。



ニコラス

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