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#87 【隠と陽】 限りなく透明に近い”グレー”

タイトルを読んで、小説を思い出した方/某歌手を思い出した方、様々いらっしゃるかと思います。どちらの方も、私と気が合いそうです。今日は「相反する事象に対しての向き合い方」というテーマで考えていきます。

仕事や人生は、選択の連続です。

「このお客さんに売るか否か」
「仕事とプライベート、どちらを重視するか」
「金を求めるのか、やりたい事をやるのか」

人によって判断は異なるでしょう。同じ人であっても、その時の感情や状況によって判断は異なるかと思います。「どちらが正しい」「どちらが間違っている」「かくあるべき」など、色んな考え方が存在します。はたして、どのような解釈が正しいのでしょうか。私なりの考え方が以下です。

■この世は”グレー”で満ちている。

「白黒はつかない。グレーである事」どちらも正しく、尚且つ共存しなければならないという解釈です。例えば、会社組織の中で考えてみましょう。理念ドリブンな組織の運営は、”理想的”ではあります。その一方で、資本主義の仕組み上、利益(数字)が伴わなければならない、といった”現実的”な部分もあります。理念だけ先行すると、結果の出せない”口だけ組織”になる。数字だけ追い求めても、何のために働いているか分からなくなる。どちらも正しく、どちらも不可欠である。といった格好ですね。

この考え方は、とある本から学びました。

「論語と算盤」 著者:渋沢栄一
【要約サイト】https://bizpow.bizocean.jp/review/rongotosoroban/

日本資本主義の父。一万円札にもなった、かの有名な渋沢栄一の有名過ぎる著書です。渋沢栄一は、著書で以下のように語っています。

実業(ソロバン)と「道徳(論語)」が一致していなければ、富は永続できない

理想と現実。理念と数字。論語と算盤。相反する要素が複雑に絡み合い、共存しながら社会が成り立つわけですね。



今日も、誰かの気づきとなりますように。

ニコラス

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