けだま
先日投稿させていただいた『間奏』と同じ著者の作品。タイトル通り、カール・フリードリヒ・ヒエロニュムスという独りの文豪の生涯を綴ったものである。ヒエロニュムスの作…
装幀の佇まいが好き。シンプルさの中に力強さと仄かに漂う様な自信を感じて魅力的だと思った。作品ごとに紙の色を変えた表紙は並べて楽しみたい衝動にも駆られる。選んで…
薄いトレーシングペーパーに印字されたとても繊細な作りの小説。その見た目のはかなさに惹かれてブースに足を止めた。ページが綴じらることなく、バラバラのこの小説は、ど…
2020年8月12日 14:57
2020年8月11日 12:05
2020年7月24日 21:00
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2020年5月20日 09:39
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2020年5月20日 09:34
2020年5月20日 09:31
2019年5月31日 12:00
先日投稿させていただいた『間奏』と同じ著者の作品。タイトル通り、カール・フリードリヒ・ヒエロニュムスという独りの文豪の生涯を綴ったものである。ヒエロニュムスの作品には本文が無く、作品は全てタイトルのみである。にもかかわらず後世にまで及ぶ非常に高い評価(賛否は分かれるが)を得ているのは何故か。作品と残された言葉から紐解いていくーーーー。この著者の作品はまだ2冊目だが、非常に面白い着眼とそれを再現
2019年5月28日 11:43
装幀の佇まいが好き。シンプルさの中に力強さと仄かに漂う様な自信を感じて魅力的だと思った。作品ごとに紙の色を変えた表紙は並べて楽しみたい衝動にも駆られる。選んでいる色のトーンも好みだ。そんな好みが合う人はいったいどんな文章を書くのだろう。「僕」が誰かと話をしている。その相手は「僕」を描写する文章だ。登場人物の一人として”ちゃんと”物語を進めたい「僕」と「僕」の思う様には語ってくれない文章との会
2019年5月26日 15:37
薄いトレーシングペーパーに印字されたとても繊細な作りの小説。その見た目のはかなさに惹かれてブースに足を止めた。ページが綴じらることなく、バラバラのこの小説は、どこから読んでも良いとのこと。もう作者ですら正しい順番(それがあるとしたら)がわからないと言う。どこから読んでも、1枚だけで読んでもいい、続けて読んでも成り立つ物語というのは不思議なはかなさを持っている。約11mm四方のこの「本」は保存性