#日記
52ヘルツのクジラたち(町田そのこ/中央公論社/本屋大賞ノミネート受賞作品)
久々のアップです。引き続きよろしくお願いします。
<著者について>
町田そのこさん
福岡県生まれ。子供の頃に、氷室冴子さんの『クララ白書』を読んで、将来は作家になりたいと考えるようになったとのこと。学生時代から小説や学生演劇の台本を執筆を始め、2016年「カメルーンの青い魚」で新潮社が主催する第15回女による女のためのR-18文学賞の大賞を受賞。2021年、「52ヘルツのクジラたち」で本屋大賞
テスカトポリカ(佐藤究/KADOKAWA講/直木賞受賞作品)
<著者について>
2004年「サージウスの死神」が第47回群像新人文学賞の優秀作に選ばれる。 佐藤 憲胤(さとう のりかず)名義で その後2冊の単行本を刊行、執筆を続けるも「純文学の世界で十年以上を不良在庫として」過ごしていたとのこと。郵便局にアルバイトで勤務していた2015年「誰に頼まれたわけでもないゾンビ小説を書いて、知己の編集者にその作品の話をしたところ」江戸川乱歩賞への応募をすすめられる
【読了雑感】一人称単数/村上春樹
僕には人間関係において思い出すと胸が疼く過去が、いくつかあります。
大きなものから、小さなものまで。
決定的な何かがあったわけでもなく、なんとなく居心地の悪さを抱えたまま、なんとなく時間だけが過ぎ去って、なんとなくそのまま疎遠になってしまう。謝らなければと思いながらも、タイミングを掴めなかったり、いまさら・・・という気持ちでそのまま流してしまったり。
もう何年も、あるいは何十年も会ってない間
少年と犬(馳星周/文藝春秋/直木賞ノミネート候補作品→受賞)
<著者について>
馳星周さん
1965年、北海道生れ。 ペンネームの馳星周は本人がファンである映画監督・俳優の周星馳の名前を逆にしたもの。1996年、日本ミステリ界に衝撃を与えた『不夜城』でデビュー。金城武さんが主演で映画化もされましたね。
吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞する。 1998年、『鎮魂歌―不夜城II―』で日本推理作家協会賞を受賞。そしてこのたび直木賞を受賞されまし
銀花の蔵(遠田潤子/新潮社/直木賞ノミネート候補作品)
<著者について>
遠田潤子さん
大学を卒業後、専業主婦を続ける傍ら執筆した『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」第1位に輝く。苛烈なまでに人間の業を描きながらも、生の力強さ、美しさを感じさせる独自の世界観で読者を魅了。他の著書に『雪の鉄樹』『冬雷』『ドライブインまほろば』『廃墟の白墨』などがあります。
<直