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【私の仕事】 忘備録(72)台湾人エミリさんからの依頼

◆この記事の内容:

メンズエステを経営する台湾人のエミリさんから奈良に一緒に行きたいと依頼されたこと書いています。


【私の仕事】 忘備録(71)韓国アカスリ店「K」 使用制限の資料(大阪府)からのつづきです。


韓国アカスリ店「K」のママさんとは今年の2月まで深く関わっていたが、3月になり、4月、5月と自粛になってからは、こちらからも会いに行かなくなった。

台湾人エミリさん


5月末が近づき、自粛は継続中だが、大阪府では施設の自粛要請はほぼ解除されたので、僕の関わっているエステのママさんたちは一気に動き出した。

そのうちの一人、台湾人のエミリさんという友達がいる。京都、滋賀県でメンズエステを10年以上やっていて、そこで儲けたお金で天王寺と日本橋でマンション型のメンズエステ、2店舗を数年やっていた。高級マンションを使った雰囲気のよい男性専用エステ。ネット上の口コミ評判は高かった。

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若い女性スタッフが常に3名~4名常駐。上本町からも日本橋からも近いためアクセスよく、人通りも多く固定客もたくさんついていた。エミリさんは店のオーナーなので自分がお客さんの相手をすることは、ほとんどなかった。若い女性スタッフの指名が多く、彼女たちは長時間働いていた。

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そのかわり、エミリさんは彼女たちのために食事を作ったり、様々な世話をしていた。2店舗とも朝4時まで営業時間なので、エミリさんが夜中1時頃に旅行用のスーツケースをひきずりながら、上本町のドン・キホーテに食材を買いに行った。そのとき、僕がばったりとエミリさんに会うことがよくあった。

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2月になって、コロナの影響で常連客は維持できたが、新規のお客さんはまったく増えず、3月は店を閉めようかと考えた。でも、1ヶ月我慢すれば、なんとかコロナも収まるだろうと予測したが、どの業種も大打撃。

エミリさんは、4月に2店舗とも、営業自体をやめた。女性スタッフを全員、中国に帰国させた。出国の手続きに日数がかかったが、彼女たちが中国に到着し、空港かた自宅、自宅でのほぼ軟禁状態の自粛生活がたいへんだったと直接聞いた。

日本からの帰国ということで、完全に外出禁止のため、家のドアにセンサーを設置され、外出しようとするとセンサーが反応して、警察に直接、連絡がいくシステムになっていたらしい。

エミリさんは、メンズエステ業界ではベテラン。ちょっとやそっとでは動揺しない、肝っ玉が大きい。この商売では、お客さんとのトラブルはつきもの。

入れ墨が全身にある半グレ風のお客さんが数名いて、そのうちの一人とトラブルになり、店内で暴れて、店のドアを蹴り破られた事件があった。

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女性スタッフも怖がって、店に来なくなったりした。僕はエミリさんが大変だ、かわいそうだと思ったので、「何か手伝おうか、僕が話をつけようか?」と申し出たが、エミリさんは「大丈夫。こっちで話しをつけるから。」と言って、数日でその筋の関係者に頼まないで自分一人で解決させた。

僕が出て行ったら、余計に話しがこじれてしまうとエミリさんは考えたのだろう。。


奈良でメンズエステ?

そのエミリさんが、今月に入ってから毎日、ライン電話してくるようになった。貿易関係で新しいビジネスを僕と一緒やることは去年からいろいろと計画を立てているが、どうも、それ以外にもやってみたいことがあるらしい。

僕:「今はコロナで貿易関係は遅延が多く、リスク高いよ。」

エミリさん:「知ってる。あれはまだいいの。」

僕:「ずっと働いていたんだから、あと1ヶ月くらいのんびりしたら?」

エミリさん:「なんかねぇ、身体動かしてないと気持ちが落ち着かない。」

僕:「また、日本橋や難波で店やってみる?」

エミリ:「奈良でエステやりたいの。やろうと思ってるの。ちょっと友達に相談してみたのよ。」

アートチャンネルYouTube動画


僕:「はあ?奈良で?駅の近くはたくさんメンズエステ店あるから難しいと思うよ。」

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いったい誰がエミリさんにアドバイスしたのだ?自分で思いついたのだろうか。困ったなぁ。奈良県警に親類や現役の友達はいるけど、生活安全関係の部署ではない。もし何かあった場合、僕が何の役にも立たない。できるだけエミリさんに諦めて欲しかった。



観光地の吉野

エミリさん:「物件、1つ。見たいとこ、あるの。」

僕:「どこ?」

エミリさん:「吉野。」

僕:「🌸で有名な観光地だよ。吉野って。」

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エミリさん:「ふーん。明日、心斎橋のマンションに泊まるから、明後日、迎えにいくね。だからお願い、一緒についてきて。運転はわたしがするから。」

エミリさんは、なぜか心斎橋にマンションを持っている。実際にはお金に困ってないはずだ。

僕:「僕の事務所に泊まって、朝、一緒に吉野へ出発してもいいよ。」

エミリさん:「明日、心斎橋のマンションの掃除するの。当分使わないから、綺麗にして人に貸すの。」

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僕:「なるほど、又貸しか。。」

エミリさん:「朝、出る前に電話するね。それから、、、着いたら電話するから。」



【私の仕事】 忘備録(73)台湾人エミリさんと「奈良の物件調査旅行」 へつづく。。。



*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。


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よい子の皆さまは読まないでくださいね。