【私の仕事】 忘備録(70)中国メンズエステ 「風俗店営業許可書申請書」
◆この記事の内容:
中国メンズエステ店の「風俗店営業許可書申請書」を取ろうとしたことを書いています。
【私の仕事】 忘備録(69)かわいい女の子?! 「年齢不詳のメンズエステの店長」 からのつづきです。
友達のアドバイス
「許可書をとっていない店の広告は制作しない」というのが、自分の会社唯一の方針だ。
まず、「K」店が大阪府警から正式に許可書をとってから、こちらも広告を制作しよう。ママさんがちゃんと申請して取りたいと僕に依頼してるのだから、協力しなければ。。。
まず、大阪市内で風俗店を経営している友達にどうやって取ったかを電話で聞いてみた。
僕:「もしもし。ひさしぶり。元気にしてる?店、どんな感じ?」
友達A:「まいど。どうしたん?なんか、一人で会社やってるんやて? 違うか、社員おるんやったんかいな?」
僕:「まあな。ごめん、ちょっと教えて欲しいんや。許可書とるときどうしたん?」
友達A:「許可書って何?店の?風俗のやつか? あれ、けっこう金かかるで。50万ぐらいかかったんちゃうかな。」
僕:「高いなあ。全部で50万か?」
友達A:「ちゃうで、それ以外になんかかかったと思うわ。業者に頼んだんや。」
僕:「どこの業者?ちょっと紹介してよ。」
友達:「俺がやってないねん。女にやらしてん。そんな業者、今、いっぱいあるで、ぐぐってみ!」
なるほど、専門業者があるのか。。もし、申請書を請け負う業者へ依頼したら、50万くらいか。。(後で分かったが、申請内容や業者によってこの金額には幅がある。)
そして、それを女に丸投げするのか。。。さすが、友達Aだ。めんどくさいことを嫌がる。
従業員1号のアドバイス
そうだ!当社の唯一の従業員1号「パティシエ君」にも聞いてみよう。
僕:「もしもし。今日の夜、事務所にこれる?」
従業員1号「どうしたんですか?なんかあったんですか?」
僕:「聞きたいことあるんや。前に女の子使ってラウンジやったことあるって言うてたやん? あれ、風俗店許可書いるやろ?どうやってとったん?」
従業員1号「許可書ですか? 業者に頼んで、やりとりは、そんときの彼女にやってもらいましたわ。保健所に出す書類もあるし、まあまあ面倒ですよ。あと、店の実地検査もありますよ。」
僕:「実地検査って店を確認したりするん? そこでOKもらわれへんかったらどうなるん?きびしいんか?」
従業員1号「検査ですか?あんなん、大したことないですよ。形たけですわ。」
ほんまかいな。。。とにかく、面倒なことは、女に頼むのか。。。自分でやってみようと言う気はないのか。
そういえば、僕の友達で、道頓堀で中国製品を輸入して日本で販売している会社の中国人の女性社長がいたのを思い出した。
確か、この会社の社長をする前に、難波でメンズエステを数年やっていて、そのとき、大阪府警へ何回も足を運んで、かなり日数かかったけど正式に風俗店許可書を自分で取得したって自慢していたことを思い出した。
最初からこの中国人ママさんに聞けば良かった。でも、おそらく、「K」店のママさんのこともよく知ってるだろうから、なんかややこしくなりそうなので止めた。
グーグル先生のアドバイス
自分でネットで調べてみよう。。
風俗店許可書の専門業者、自分で取得した人のブログ、注意する点、実際の書類の画像など、あらゆる情報がすべて載っている。
調べたい情報が、一瞬で入手できたときはお金を支払いたい気分にある。グーグル先生は素晴らしい。申請には最低限、下記の書類関係が必要。
・許可申請書
・営業の方法
身分関係の書類
・住民票の写し(申請者・管理者)
・身分証明書(申請者・管理者)
・登記されてない証明書(申請者・管理者)
誓約書関係
・欠格事項に該当しない旨の誓約書(申請者・管理者)
・誠実に業務を行う旨の誓約書(管理者)
営業所の使用権原関係
・営業所の賃貸契約書のコピー
・営業所の使用承諾書
・建物登記簿謄本
建物・立地に関する書類
・建築計画概要書等の違法建築物でない旨を疎明する書類
・都市計画証明書等の用途地域を証明する書類
・営業所周辺の見取り図
図面関係
・営業所の図面
→配置図、照明設備・音響設備・防音設備を示す図、求積図
その他
・飲食店営業許可証コピー
・料金表(メニュー表)コピー
・管理者の顔写真×2枚
学生ママさん
「営業所の使用権原関係」「建物・立地に関する書類」「図面関係」については、「K」店が入っているビルのオーナーとやり取りすることも必要になる。この「使用権原関係の書類」を揃えるのが手間かかりそうだ。
「K」店のママさんに、必要書類の明細やビルのオーナーに依頼する書類があることなどをラインで送った。
「K」店のママさんは、日本語を話す方はあまり上手ではないが、読むほうはまったく問題ない。日本橋の日本語学校に通っている学生であることがわかった。なるほど、だから店に日本語の教科書があったのか。。
まず、「K」店が風俗店をやっていいかどうか、ビルのオーナーに承諾してもらわなければならない。オーナーにダメと言われたらできない。
「K」のママに電話すると、既にオーナーに打診していた。
ママ:「この店、家賃30万だけど、風俗するんだったら、家賃50万に上げるって。。」
僕:「えぇ?どういうこと? 賃貸契約書ある?今から店に行くよ。」
ママ:「午後2時から日本語学校だから。夜、店に来て。」
さて、夜11時頃、店に行くと、ママはつまらない顔をして、ソファに寝転がり、アイホンでゲームをしていた。。
【私の仕事】 忘備録(71)韓国アカスリ店「K」使用制限の資料(大阪府) へつづく。
*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。
◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。
よい子の皆さまは読まないでくださいね。