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【私の仕事】 忘備録(69)かわいい女の子?! 「年齢不詳のメンズエステの店長」

◆この記事の内容:

学生の女の子がメンズエステを経営していることに驚いたことを書いています。


【私の仕事】 忘備録(68)メンズエステ「S」ママさんの彼氏は極道?からのつづきです。


メンズエステ「K」店

んん?この「K」店って、前から知ってる店だよ! この店は以前「F」という店だったのを思い出した。

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元「女神」の店がこの近くにあって、以前、僕がその「女神」を手伝っているころ、「F」という店は評判が良くなかった。現在でもネット上に不評の書込みが残っている。

紹介してくれた「S」のママさんに文句の電話をしようと思ったが、看板が「F」から「K」に変わっているので、経営者が変わったら、もしかすると優良店になっているかもしれない。

しかしながら、この「K」付近はすべて風俗店だ。すべて警察へ届けを出している優良店だろうけど、風紀がいい場所ではない。

もし、この店の広告の仕事をしても、実績として自分の会社のホームページには載せることはできないなあ。。と思いながら、ドアを開けた。


かわいい女の子?

「いらっしゃいませ。」と中からかわいい若い女の子が出てきた。「S」のママさんが「この子が店長よ」とラインで送ってくれた写真の子だ。

若い女の子と書いたが、見た感じは20代後半か30代前半だ。メンズエステ特有のミニスカートのコスチュームだったので、そのように見えた。

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僕は、この子は店長ではないと思っているので、

「店長いる?」とその子に聞いた。

その子は「わたし、店長。」

おもしろい子だなあと思いながら、もう一度、

「今日はいないの? 明日はいる?」

「だから、私が店長。Sのママからさっき電話あったよ。」

「あっそうですか。これは大変失礼しました。」と言って

とりあえず名刺を渡した。

かわいい店長は「コマーシャル、すぐ作ってちょーだい。」と言って、1万円を出した。

『コマーシャル』ってワード、久しぶりに聞いたなあと、なぜか懐かしく感じた。

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「ちょっと待って。お金まだいいです。他の女の子とか部屋とか見せてください。どんな風に撮るか考えますので。」と僕は言った。


以前の店「F」のこと

本当は、見る必要はなかった。実は、けっこう前になるが僕がサラリーマンをやっていたころ、「K」店の以前の店、「F」に客としてきたことがあった。究極の特別コースがある店だった。ネットでは良い口コミと悪い口コミの数が同じくらいだったと思う。

その後、何かトラブルが起こって「F」店から「K」店に変わったのだろう。

今の「K」店は「F」の当時から何も改装していない。つまり、当時のままだ。店は全体的に暗くて汚いし、変な匂いもする。

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やばいなあ、これでは店内を撮影しても動画に使えない。

どうしようかと店内で考えていると。。

その可愛い店長が、「今から写真をおくるから、それをつかって!」と言って、wechatで大量な画像を僕に送ってくれた。

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僕は画像を見て「たくさん女の子いるね。みんな、この店の子?」とママさんに尋ねた。

ママさん:「違うよ。わたしの友達。」

僕:「友達? 大丈夫か? これ使って。」

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ママさん:「大丈夫よ。友達だから。」

大丈夫なわけがない。この店のホームページや動画制作するのは、後で断ろうと思っていたので、とりあえず、可愛いママさんには何も言わなかった。

自分はホームページと動画制作だけでなく、貿易やネームプレート、看板の制作などの会社もやっている社長であることをこのママさんに説明した。


ママさんは人の話をゆっくり聞くタイプではないようだ。僕の言うことが終わらないうちに、急に変なことを言い出した。

「あなた、日本語じょうずね。」

僕:「産まれてから長い間、日本語使ってますので。こう見えても日本語はバッチリですよ。英語もOKですよ。」

ママさん:「。。。。????」

冗談も聞かないし、通じないようだ。


風俗営業許可書

ママさん:「この店の許可をとりたいの。」

僕:「許可って、大阪府警に出す風俗店許可書のこと? とってないの?」

ママさん:「とってないよ。だから取りたいの。それを手伝ってほしいの。お金払うから。」

僕:「本気で言ってます?なんかあったの?」

ママさん:「警察がきた。」

そりゃそうだろう。看板に24時間営業って出してるし、目立つ。人通りが多いし、店としてはいい場所。

この店の前身の「F」のときから警察もマークしているはず。

僕:「警察に何を訊かれたの?」

ママさん:「私の電話番号、店の内容とか。。色々訊かれた。。」

僕:「あっそう。。やっぱり許可書とったほうがいいですね。」

ママさん「どうすればいい?」

僕:「15種類くらいの書類とか申請書とか、お店の確認とかいろいろあって、けっこう時間かかりますよ。」

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ママさん:「できるかな?」

僕:「詳しく調べてから、また、来ます。」と言って、「K」店を出て、自分の事務所へ向かった。

帰る途中、もしかすると、他のチャイエス店でも同じように許可書を申請したいが、日本語の関係であきらめているママさんたちが多いのではないかと想像した。

ホームページや動画制作より、申請書作成を代行する仕事を自分の会社のメインとしてやっていけたらいいなあと考えた。しかも、大阪府警に太いパイプがある。

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書類作成が好き

サラリーマン時代は、防衛省の入札書類政府開発援助(ODA)の仕事で大量の書類を作成するのがメインの仕事。

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業務関係の仕事の経験が長いので、書類作成や色々な申請書を作成するは得意分野だ。実際、営業で動き回るよりパソコンを使って細かい書類作成が好き。普通の人はそんな仕事を嫌がると思う。

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自分の事務所に到着すると、さっそく、申請書の出し方を調べ出した。

情報をすぐ入手することに関しては、本当に便利な世の中だと思う。申請書の出し方や、書き方、用紙の現物まで画像でネット上にあり、事細かく解説してある。もちろん、大阪府警のHPにも詳しく載っている。

1日中調べて内容を勉強した。問題がいろいろあることが分かってきた。

それと、この「K」店のママさんとは深く関わり過ぎて、数か月後大変なことになる。悪夢の始まりであることはまったく予測できなかった。。

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【私の仕事】 忘備録(70)メンズエステ 風俗店営業許可書申請書 へつづく。



*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。


◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。

よい子の皆さまは読まないでくださいね。