林 和樹

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林 和樹

400FのCGO/『お金の健康診断』運営/個人理念『お金の不安が意思決定の制約にならない世界を創る』/※内容は個人の意見で所属する会社の意見ではありません※/ https://financial-free.jp/

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応募者にも面接官にも読んで欲しい面接の話〜約6年間の面接官経験振り返り〜

前職のITメガベンチャーにて、新卒・中途採用の最終面接の面接官を約5年にわたり、経験させてもらいました。 今月(2022年5月)スタートアップに転職し、会社のフェーズ的に新卒採用に関わる機会は減るなどの変化はありそうなので、この機会に自分の面接に関する考え方をまとめてみようと思います。 なお、私は、面接について体系的に学んだり、研修を受けた経験はなく、完全に“野良”面接官です。 なので、一般論からズレているかもです。 一方で、中途・新卒両方の面接をたくさんこなし、職種もビ

    • リモートワークで評価してもらう方法~期待値調整の重要性~

      (2021年3月29日に書いた記事です) 突然ですが、みなさんは「何の対価に給料を得ていますか?」と聞かれたら、なんと答えますか? 私は、これまで、自分の能力・スキルの対価としてお金を稼ぐというイメージを強く持って働いてきました。 しかし、最近は、それに加えて、自分の経験・人脈の対価にお金を稼ぐ(お給料をもらう)というイメージが強くなってきました。 みなさんはいかがでしょうか? 自分の時間 会社・メンバーへの貢献 能力・スキル 経験 人脈 さて、どうでしょう

      • 2022年に読んだ本_3月編(16冊)

        2022年に入り、趣味の選択と集中を図った結果、本を読む時間を確保できる!と思ったので、今年は久しぶりに読書漬けの1年にしようと思います。 一方で、断捨離生活が心地よく、極力持たない生活をしたいので、よっぽど手元に置いておきたいと思う本以外はどんどん手放していきます。 (電子書籍にすればいいのでしょうが、あんまり電子書籍はしっくりこず。) ただ、手元に本がないと、あれ?どんな内容だっけ?と思い出せなくなってしまう気もするので、読んだ本の感想などをメモがてら、noteに残し

        • 2022年に読んだ本_1月・2月編(22冊)

          2022年に入り、趣味の選択と集中を図った結果、本を読む時間を確保できる!と思ったので、今年は久しぶりに読書漬けの1年にしようと思います。 一方で、断捨離生活が心地よく、極力持たない生活をしたいので、よっぽど手元に置いておきたいと思う本以外はどんどん手放していきます。 (電子書籍にすればいいのでしょうが、あんまり電子書籍はしっくりこず。) ただ、手元に本がないと、あれ?どんな内容だっけ?と思い出せなくなってしまう気もするので、読んだ本の感想などをメモがてら、noteに残し

        応募者にも面接官にも読んで欲しい面接の話〜約6年間の面接官経験振り返り〜

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          「ビジネススタンス」とは果たして何なのか?そして、ビジネススタンスが高いことは良いことなのか?という話

          とある学生との出会い私は、Matcherというサービスを使って、学生の就活相談に乗っています。 そこでとある学生に会ったのですが、その学生が「とても魅力的だな!」と感じる学生でした。 何が魅力的なのかなと考える中で「これがビジネススタンスが高いということなのか」と感じた話です。 ビジネススタンスが高いとはどういうことなのか?ビジネススタンスという言葉は、若手に対する評価として「彼・彼女はビジネススタンスができている」とか「彼・彼女は残念だがビジネススタンスが低い」とか使わ

          「ビジネススタンス」とは果たして何なのか?そして、ビジネススタンスが高いことは良いことなのか?という話

          ミレニアル世代でないあなたへ。社会潮流の変化を意識しないビジネスマンは役立たずになっていく~ミレニアル世代とFIREの話~

          ライフワークとしてMatcherを使って学生の就活相談に乗ったり、会社の面接で、最近の「若い」人たちと話す中で、仕事をはじめ、さまざまな価値観に対する変化を強く感じます。 このあたりには、最近よく聞くようになってきたSDGs的な考えも含まれると思いますが、ざっくりまとめるとこういう社会潮流の変化が起因しているかなと思います。 (これまで) ⇒ (ミレニアル世代) 市場: 市場原理・利益を優先 ⇒ 生態系として安定させる 企業: 競争・拡大 ⇒ 持続可能性 ビジネス: 安い

          ミレニアル世代でないあなたへ。社会潮流の変化を意識しないビジネスマンは役立たずになっていく~ミレニアル世代とFIREの話~

          30代半ば以上の方に送る転職、キャリアアップのお話

          以前、とあるご縁で、転職エージェントをされている方に会い、その中で、確かに!と思う話をいただいたので、そのお話を。 私が今の会社に転職したのは、27歳(28歳になる月)でした。 証券業界からIT業界というまったくの異業種への転職でした。 今思えば、これは非常にリスクのある選択だったなと思います。 実際、給料も年収ベースで200万円くらい減りました。 ただ、20代なら、もし、失敗しても次のキャリアにチャレンジする時間的な余裕はまだあるかなと思い、リスクを取りました。 (それ

          30代半ば以上の方に送る転職、キャリアアップのお話

          もっと生産性を上げるために社内で健全な対立構造を作りたいと思った話

          私が取締役をさせていただいている会社は、“いいやつ”が多くて、あまり会議において、意見の対立(コンフリクト)が生じない会社な気がします。 現場への権限委譲もできている(と思います)ので、トップダウンの会社ではないと思いますが、比較的上位レイヤーが発したメッセージに対しては、反対意見がなく、そのまま抵抗なく、すんなり通ることが多くあります。 一見、対立のない会社は良さそうなイメージを持たれるかもしれません。 確かに意思決定がスムーズで雰囲気も良く、いい会社だなと思うことも実際多

          もっと生産性を上げるために社内で健全な対立構造を作りたいと思った話

          ずっと避けてきたBtoBtoCビジネスの難しさについて考えてみようと思った件

          (最終更新日:2020/06/23) 今の会社ではずっとWEBでのBtoBtoCのリボンモデルのビジネスをやってきました。 比較サイトと呼ばれたりもします。 その中で日々悩んだり、ずっと答えが出せていないことについて考えつつ、まとめていきたいと思います。 同じような悩みをもつ方(特にサービスの責任者)のご参考になれば、幸いです。 BtoBtoCビジネスモデルのいいところ 私は、BtoBtoCのビジネスモデルは、インターネットが生み出した成功パターンの1つだと思います。

          ずっと避けてきたBtoBtoCビジネスの難しさについて考えてみようと思った件

          なんとなくマネジメントというものが見えてきた気がするのでそれとなくまとめてみる件

          個人のアウトプット力に影響する『場』エナジャイズのすごい会議(「すごい会議」自体への理解が薄いのでいったん「エナジャイズの」をつけておく)の研修を受けて、コンテキストというものについて考えるようになった。 当初はコンテキストというものを深く理解できていなくて、なんとなく『雰囲気』と解釈していたが、最近、場の空気をすごい感じると言う人にあったりして、コンテキストを『場』という概念として捉えるようになった。 実は、私は、自分自身が『場』というものにアウトプットの量も質も左右され

          なんとなくマネジメントというものが見えてきた気がするのでそれとなくまとめてみる件

          経営者の責任

          経営者の責任について、下記の書籍の文章が腹落ちしたので掲載。 『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上』(白石一文・著) ただ、これは経営者だけでなく、会社で働く全員がそうであるべきだと私は思っています。 学生のみならず、社内の新規事業案でも「この事業は確かに儲からないかもしれませんが、社会的な意義があります!なのでやりましょう!」という案があります。 それに対して「それって儲かるの?」と質問すると、残念そうに「お金のことしか頭にないのですね…」みたい顔をされます。 いや

          経営者の責任

          育てながら勝つ難しさみたいな話

          既存事業の足元の数字や方針に関しては、私の手から離れて自走できる体制になってきているように感じている。 ただ、まだ、中長期的な戦略の実行、平たく言うと『重要だけど緊急じゃない』こと、数字に直結しないことに関しては私の満足するレベルには至っていない。 この点に関しては、時に荒唐無稽と思われても、中長期的な事業成長や事業リスク低減に向けて、私のほうから積極的に発信、指示して、現場を動かしていかないといけないのかなと思っている。 もちろん、しっかり現場メンバーが腹落ちしてそのあた

          育てながら勝つ難しさみたいな話

          仕事においてなすべきこと

          最近よく思うのですが、仕事においてなすべき最も重要なことは自分の後継者を作ることだと思います。 これは役職に関係なくそうだと思います。 それを意識することで、必要な能力・スキルの洗い出し⇒定義、ノウハウの形式知化ができ、組織としても、異動や突発的な事故・事件にも耐えられる強い組織が構築できる気がします。 一方で、自分が他の人ができないことができるというところに価値を置きがちな人が多い気がします。 自分にしか出来ない仕事がある=自分には価値がある、という考えですね。 かく言

          仕事においてなすべきこと

          予算を作るときの考え方

          予算を作るときにいつも思い出すのが、ある人に言われた「文章で説明できる予算を作れ」という言葉。 当時は、予算は数字で作るものでしょと素敵なPLを作るのが正しいと思っていましたが、今、事業全体を見るようになって、文章で表す重要性をとても感じます。 いつ、何を、何のため(何を期待して、何を解決するために)にやる計画を立てるのか、それにはヒトが何人必要で、カネがどれだけ必要なのか?(場合によってはモノも) さらにできれば、もし施策を失敗した場合にそなえたプランビーや二の矢があるとな

          予算を作るときの考え方

          仕事が出来る人の特徴の話

          3人のレンガ職人の話人事部門歴の長い人の話を聞く機会があって、その中で仕事が出来る人の特徴として『仕事に対する意味付けができる人』を挙げていました。 具体的には、この3人のレンガ職人の話です。 「目的」と「目標」の違い 確かに、改めてこの話を読むと、仕事に対するモチベーションを高く保つにはこのように仕事に対して意味付けをすることは重要だなと思いました。 私の場合は、1人目の職人状態から運よく昇格して視点が挙がったことで、2人目の職人状態になり、またそこから運よくして昇格し

          仕事が出来る人の特徴の話

          高い目標は歓迎されるべきだが、高すぎる目標は逆効果という話。

          例えば、学生と話すときに、学生が将来の自分の姿をすごく活躍しているスーパービジネスマンのように描くのは印象として悪くない。 小さくまとまった自分を思い描くよりもよほどいい。 しかし、5年くらい働いた人が描く将来目標とする自分の姿が、今の自分の姿と大きく乖離しているような場合、もっと現実を見ようねと思ってしまう。 高い目標を掲げること自体は決して悪いこととは思わないが、あまりに現実味のない目標だと、絵に書いた餅になってしまい、結局達成されない目標を掲げるだけで、その目標は意味

          高い目標は歓迎されるべきだが、高すぎる目標は逆効果という話。