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仕事が出来る人の特徴の話

3人のレンガ職人の話

人事部門歴の長い人の話を聞く機会があって、その中で仕事が出来る人の特徴として『仕事に対する意味付けができる人』を挙げていました。
具体的には、この3人のレンガ職人の話です。
「目的」と「目標」の違い

確かに、改めてこの話を読むと、仕事に対するモチベーションを高く保つにはこのように仕事に対して意味付けをすることは重要だなと思いました。

私の場合は、1人目の職人状態から運よく昇格して視点が挙がったことで、2人目の職人状態になり、またそこから運よくして昇格して視点が挙がって、3人目の職人状態へ…という感が否めませんが。
それでも1人目の職人状態のときでも、担当は事業の一部分に過ぎませんでしたが、事業全体を基準に考えていたことはよかったかなと思っています。

さて、今の立場からこの話を読むと、いかに間接部門の人や事業のメインストリームから離れた役割を担ってもらっている方に、その仕事の重要性について伝えていくかという観点で新たな気づきがあります。

例えば、間接部門。
経営サイドには、経理も法務も労務も会社運営の上で非常に重要という認識があります。
ただ、その認識が実際に現場に伝えられているか、伝わっているかを今一度考えなければなりません。
現場が、ただただ「経理をやっています」「労務をやっています」ではなく、「この会社をより良くするために働いています」、さらには、「この会社を数百人規模の会社にするために働いています」「年商100億円の会社にするために働いています」といった気持ちを持って働いてもらえているかは常に考えなければならないことです。
これは、開発部門もそうでしょうし、研究開発や投資段階の新規事業に対してもあてはまるでしょう。

もちろん各メンバーが個々に高い意識をもって、自分の仕事に意味付けができていることも重要ですが、そのために、経営サイドや事業責任者がその意味付けの手助けとなるようなメッセージを発せられているかは、とても重要だと思います。
この部分が、私の考える事業責任者に必要なモノの1つである『夢を語ること』につながっていると思います。
事業責任者に必要なもの、心構え

日本電産永守重信社長の社員の3つのタイプ

『「人を動かす人」になれ!―すぐやる、必ずやる、出来るまでやる』
永守 重信 (著) より

わたしは、社員には大きく三つのタイプがあると考えている。第一は自ら仕事に燃えられる自燃力のあるタイプ。第二は他人が仕事に燃えるのを見て、刺激を受けて自分も燃えるタイプ。第三がまったく燃えない、あるいは燃えようとしないタイプだ。これからの厳しい経済環境下で企業が生き残っていくためには、当然のことだが年齢やキャリアに関係なく第一のタイプ、すなわち自燃力のある人物をリーダーにすべきである。

最近、新卒の面接で見究めに使っている基準です。
 ①自ら燃えられる自燃力のあるタイプ
 ②他人が仕事に燃えるのを見て、刺激を受けて自分も燃えるタイプ
 ③まったく燃えない、燃えようとしないタイプ

このうち、①は是非採りたいタイプですし、②は他に目を見張る能力があったり、伸びしろがあれば採りにいこうかなというタイプです。

①に関して言うと、一見、一匹狼タイプは、チームで働けそうにないと敬遠しがちですが、自ら火をつけられる能力は希少です。
また、その人の自ら燃える姿が周りに伝播して周りにも火をつけられることを加味するともっと評価してもいいかもしれません。
例えば、団体競技をせずに、個人競技を極めようとした人とか、世界一周したというバックパッカーなどがここに入ってくるでしょう。

ただ、分析官タイプの一匹狼は、火もつきませんし、周りへの影響はむしろマイナスになることが多いので、この見究めは重要だと思います。

『カンブリア宮殿 村上龍×経済人』

『カンブリア宮殿 村上龍×経済人』全日本空輸会長 大橋洋治 の回 よりダーウィンの言葉?

強いものや賢いものが、必ずしも種を存続させて生き残るわけではないんだ。生き残るのはスピード感を持って、変化に対応していくものだけだ。

あとは危機感を持っていることですかね。
強いこと、大きいことに安心せずに、危機感とスピード感を持って、変化に対応できる人が、仕事が出来る人だと思います。

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