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ミレニアル世代でないあなたへ。社会潮流の変化を意識しないビジネスマンは役立たずになっていく~ミレニアル世代とFIREの話~

ライフワークとしてMatcherを使って学生の就活相談に乗ったり、会社の面接で、最近の「若い」人たちと話す中で、仕事をはじめ、さまざまな価値観に対する変化を強く感じます。

このあたりには、最近よく聞くようになってきたSDGs的な考えも含まれると思いますが、ざっくりまとめるとこういう社会潮流の変化が起因しているかなと思います。

(これまで) ⇒ (ミレニアル世代)
市場: 市場原理・利益を優先 ⇒ 生態系として安定させる
企業: 競争・拡大 ⇒ 持続可能性
ビジネス: 安い、早い、多い、便利 ⇒ 価値共創
経営者: 支配 ⇒ 成長支援
従業員: 依存 ⇒ 自律
仕事: ワーク優先 ⇒ ライフワークバランス

私はポスト資本主義と表現することもあるのですが、
従来の競争や成長というキーワードのもとでの大量生産→大量消費に支えられてきた経済活動が、持続可能性という概念のもと、環境保護やシェアリングに対する意識が高まり、資本主義という枠組みの中にありつつも、効率的な成長のみを目標としない社会が到来してきている
と理解しています。

このような価値観を持った就活生や若手の中には、従来型の会社で働くことに対する抵抗感が出てきており、次のような意見が出てくる傾向があると思います。

・1社に時間を拘束されるメリットを感じない
・会社は嫌いではないが、他の活動も認めてほしい
・自分の働く場所は自分で選びたい
・仕事や会社のために何かをあきらめることはしたくない
・競争、拡大というキーワードに魅力を感じない
・会社の理念への共感が重要
・社会に貢献しているという実感が欲しい

これ自体は、イデオロギーに近いものなので、世代を超えて議論していって結論が出るものではないと思います。
そもそも正解というものはないと思います。

ただ、これからこういった考えを持つミレニアル世代の人が増えてくる中で、企業はミレニアル世代にとっても魅力的な会社であり続けなければ、入社をしてもらえなくなります。

ミレニアル世代の考え方を現経営陣が心から理解、共感することが、たとえできなくても、会社としては、そういったミレニアル世代の価値観も尊重して文化、組織作りをしていかなければいけないなと思います。

最近、私のバイブルに仲間入りした本『FIRE 最速で経済的自立を実現する方法 』はこのようなミレニアル世代の考えを体現した本かなと思っています。

私とかの世代だとまだ基本的には「会社に所属して定年まで働く」というのが当然の認識ですが、ミレニアル世代の意識は大きく変わってきています。

この本は、

・いかに自分らしく生きるか?
・自分らしく生きるために、定年までの健康で活動的な時間を労働に費やすのは正しいことなのか?
・早期リタイアすること、あるいは早期リタイアを希望すればできる状態にあることで、本当にやりたいことができる状態=幸せな状態になるのではないか?

といったことについて書かれている本です。

私のミッションである世の中からお金の不安を解消し、より人生が豊かになる社会を実現するための本で、ミレニアル世代の価値観を金融に落とし込んだ書籍かなと思っています。

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