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日記/エッセイ

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身近な出来事から、思考を飛ばす。そんなエッセイを心がけて書いております。
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2020年4月の記事一覧

「代償」という折り合いのつけ方

飼い猫の寝顔を横目に、パソコンへ向かう。 窓から入ってくる風は、さっき干した洗濯物の匂い…

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アザと距離感

身に覚えのない、治りかけのアザを見つけた。 知らない間にアザができている、ということは少…

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たぶん私はカミナリの子

沈黙は金、という言葉がある。 余計なことをベラベラと喋るよりも、時には黙っていた方がいい…

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いつ大人になったのだろうか

思い出していただきたい。 あなたはずっと子供でいたかったか。 逆に早く大人になりたかった…

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正しい喧嘩の作法を知らない

喧嘩というものをあまりしたことがない。 友人や恋人はもちろん、親家族とも喧嘩をすることは…

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ハプニングを受け入れるために

我が家では月に一度、家族でたこ焼きをする習慣があった。父のいる休日の昼間に行う。おそらく…

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誰でも書けると落ち込むなかれ

文章を書くという行為に、いったい、何の意味があるのか。 こんな大それたことを説くつもりはサラサラない。ただ、毎日文章を書き、毎日文章を書く人を見てふと思った疑問なのである。 人のことは分からないので、自分のことだけで考えてみたい。 もちろん前向きに。 ・・・ 私は、幼い頃から作文が好きだった。 小学生の頃は、作文のコンクールや公募があるたびに好き好んで応募した。作文だけに限らず、標語や川柳なども、とにかく文章や文字を紡ぐ作業が楽しかった。 みかんとヤクルトをポケ

焼き芋屋さんに出会った話

週5日勤務のうち、週4日も在宅勤務をしているせいで、心も体もすっかり腐りかけていた。 幸い…

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冷静と情熱の間に居続けること

アマビエチャレンジをした。 甘海老ではない。アマビエをご存知だろうか。 「私は海中に住む…

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今こそ、創作活動をすべきです

芸術史、特に美術史から見て、世の中が飢餓や疫病・内乱・大災害に見舞われた時にこそ、人々は…

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思ったことは、声に出すべきか

思っていること・考えていることも声に出さなければ、思っていないこと・考えていないことと同…

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お腹に力、入れてますか?

4日ぶりの出勤。 もっとも大きな気づきは、在宅中、いかにお腹に力を入れていなかったかとい…

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踏み絵としての「慣れ」

物持ちは良い方だと思う。 現在使っている電子レンジが1988年製の31歳と言えば、信じてもらえ…

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いっそ、願望は捨てましょう

悪い予感は、的中しやすいものである。 なんだか今日は抜き打ちテストがありそうだとか、なんとなくあの人には他に好きな人がいる気がするとか。 ・・・ 「悪いことばかり想像していると、現実になっちゃうよ」というようなスピリチュアル的な話がしたいのではない。 杞憂ばかりしている極度の不安症の人はさておき、「悪い予感」というのは「予感」ではないことが多い。つまり、なんらかの根拠を踏まえて計算された結果の根拠のある予測ではないかと思う。 自分にとって都合の悪いことというのは、誰