【映画レビュー】Winny
本日も読んでいただきありがとうございます！
「Winny」を見たのでレビューをしていきたいと思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それではいってみましょう！
どんな映画？
Winnyという社会現象を巻き起こしたソフトを作った金子勇氏が逮捕された事件を中心に、彼と彼を弁護する弁護士たちを描いたお話です。
Winny（ウィニー）とは、2002年に開発されたPeer to Peer（P2P）技術を応用したファイル共有ソフト、電子掲示板構築ソフト。
利用者に悪用され、著作権を無視してコピーされたファイルの送受信など、深刻な被害を引き起こしたほか、暴露ウイルスと呼ばれるコンピューターウイルスの媒介やそれに伴う個人情報や機密情報の流出、児童ポルノの流通、大量のデータ交換に伴うネットワークの混雑などの社会問題に発展した。
誰が出てるの？
Winnyを開発した金子勇氏を東出昌大さんが演じています。
Winny弁護団事務局長を務めるサイバー犯罪に詳しい弁護士役を三浦貴大さん、刑事裁判に強いと言われる秋田真志弁護士役に吹越満さん、京都府警ハイテク犯罪対策室の北村文也警部補役に渡辺いっけいさん、さらに吉岡秀隆さんとかなり豪華な俳優陣です。
東出昌大さんが金子勇氏そのもの
Winnyを開発した金子勇氏は、自分の知識欲に純粋にしたがって追求していく人として描かれています。そんな金子勇氏をまさに生き写しのように演じていた東出昌大さんに驚きました。
彼が、興味のあることに熱中してしまうところや、簡単に刑事のいうことを信じてしまって、調書に著名してしまうところをとても自然に演じていました。
東出昌大さんが出演している映画は他に見たことがなく、プライベートでのイメージの方が大きかったので、俳優としての印象はほとんどなかったのですが、他の映画も見てみたいと思いました。
また、吹越満さんは、ちょっとクセのある雰囲気を漂わせながら、本当に切れ味のある証人尋問を行うという刑事裁判に強い秋田弁護士役を見事に演じていましたし、渡辺いっけいさんも目をつけたら必ず落とすという感じのハイテク犯罪対策室の刑事がピッタリしていて、俳優陣はどの方も良かったと思いました。
伏線も見事に回収
金子勇氏の逮捕とそれに係る裁判の話が中心で進むのですが、並行して吉岡秀隆さんを中心としたサイドストーリが進んでいきます。
このサイトストーリーが、一見本編と何の関係もなさそうな内容なのですが、最後に綺麗に合流していくことで、本編に変化を与えるとともに、Winnyの与えた社会的影響をうまく表現していて、演出としては非常に考えられていると感じました。
バランスの取れた良作
金子勇氏の性格を細かく描写しつつ、彼を逮捕に踏み切った京都府警の行きすぎた捜査を必要以上に避難することなくフラットに描き、同時にWinnyの問題点も並行して描いていくという非常にバランスを意識した作品作りを行い、見ている人に最終判断を委ねるような作りをしているところに共感をおぼえました。
今回は以上になります！
最後まで読んでいただいてありがとうございました！
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