生米からつくる『Big鶏つくね粥』のレシピ (2021/05/20のおかゆ)
中身は同じなのに「BIG〇〇」「大きな〇〇」とつくだけで、なんとなくわくわく。大きいことだけがうれしいわけではなくて、「ミニ〇〇」「小さな〇〇」もキュンキュンして。
ふつうサイズのおにぎりを1つ食べられないのに、ミニミニサイズのおにぎりが3つなら食べられる、みたいなサイズの魔法。小さい頃は「ふつうの大きさじゃない」という特別感が今よりずっと大きかった気がします。
……ということを思い出して作ってみたのがこのおかゆ。普通なら2〜3cmのボール型にして入れるつくねを、ドドン!とBIGに入れてみました。
スプーンで切るも、噛み付くもよし。つくねを崩すようにしておかゆと混ぜて食べるもよし。食べていてたのしいおかゆでした。
ちなみに、「つくね」と「つみれ」の違いは、材料や形、焼く・煮るなど調理法の違いではなくて、「形の作り方」だそうです。
今回は手で形を作ったので「つくね」。
大きなつくねからじゅわ〜っと染み出す肉汁がおかゆに絡んで、おいしゅうございました。
肉汁たっぷり『Big鶏つくね粥』のレシピ
調理時間:約1時間
目的:食欲増進、疲労回復、美肌
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・半合
▶︎ 黒胡椒 ・・・少々
▶︎ 水 ・・・700ml
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/2
おこのみで
▷ 糸唐辛子、おろし生姜、醤油
< つくねの材料 >
▶︎ 鶏ひき肉 ・・・100g
▶︎ 長ネギのみじん切り・・・1/4本分
▶︎ チューブ生姜 ・・・2cm
▶︎ 片栗粉 ・・・小さじ1
▶︎ 塩 ・・・ひとつまみ
おこのみで
▷ ブラックペッパー(少々)
*長ネギの代わりに玉ねぎを使うと、甘みのあるかわいいお味になります。
*今回は、もものひき肉を100gほど使用しました。
【 作り方 】
①厚手の鍋によく研いだ米、水700mlを入れる。フタをせずに中火にかける。
②鍋に白い泡がふつふつと立ったら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、弱火に20分かける。
③つくねの材料を混ぜ合わせたものを二等分にしてお鍋に入れる。再びお箸を渡して弱火に10分かける。
④アクをさっとすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止める。フタをして10分蒸らす。器に盛り付けて完成!
【 作り方 (詳細)】
①中火
厚手のお鍋によく研いだ生米( 1/2合 )、黒胡椒(少々)、水700mlを入れます。
鶏ひき肉から旨味が出るので、お出汁がなくてもさみしいお味にはなりません。身体の冷えが気になったのと、風味を豊かにするために黒胡椒を入れました。だいたいミルで10グリン(?)くらいしました。
用意ができたら、沸騰するまでフタをせずに中火にかけます。
②弱火
お鍋の中がふつふつと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜます。
底にくっついた米粒をそっとはがします。
箸を渡してフタをして、弱火に20分かけます。
混ぜるほどに米から粘り気が出てしまうため、加熱中にいじらないようにします。
この間につくねのタネを作ります。
材料を全て混ぜ合わせます。
< つくねの材料 >
▶︎ 鶏ひき肉 ・・・100g
▶︎ 長ネギのみじん切り・・・1/4本分
▶︎ チューブ生姜 ・・・2cm
▶︎ 片栗粉 ・・・小さじ1
▶︎ 塩 ・・・ひとつまみ
おこのみで
▷ ブラックペッパー(少々)
何かと便利な使い捨て手袋。
「調理に使用可」と記載のあるものを選ぶようにしています。
③つくねを入れる
20分弱火にかけたら、つくねのタネをお鍋に入れます。
つくねのタネを二等分にして形作り、お鍋に入れます。混ぜ込まず、上に乗せる感じにします。
つくねを入れたら、先ほどと同様にフタをして弱火に10分かけます。
④仕上
さっとアクをすくい取ります。
塩( 小さじ1/2 )で味をととのえます。全体をゆっくりと混ぜて火を止めます。
(混ぜにくかったので、一度つくねさんを取り出しました)
フタをして10分蒸らします。
つくねさんに再び戻して……ちょっと手間……。でも、蒸らし時間でおかゆもつくねもふっくらします。
おかゆを器にもりつけたら、完成です!
にく〜ぅ!お肉の香りに食欲がかきたてられます。
鮮やかさが欲しかったので、糸唐辛子をのせました。
おろし生姜もさっぱりしていいアクセントになっていました◎
BIG!と思ったのに、火が通ると小さくなってしまいますねえ。それでもいつもおかゆに乗せていたつくね(つみれ)よりずいぶんダイナミックです。
大きなつくねにたっぷりの肉汁が中に閉じ込められて、ジューシー度高め。
夫「ど、ど、どうやって食べよう。噛み付く?」
わたし「あ、たしかにごめんね、ご自由に!笑」
夫「いえ〜い!」
食べにくさはご愛嬌ということで。笑
おかゆがお肉から出る旨味を吸って、隅々までおいしかったです。
ちょこっとお醤油をたらしていただいても美味でした〜…!
今回は黒胡椒と炊いたり、糸唐辛子をのせたりと所々で大人仕様。小さな子用に作るなら、たとえば長ネギを玉ねぎに変えて甘みをだして、甘じょっぱい焼き鳥のタレのようなものをかけたら、もっと食べやすいだろうな〜と思いました。つくねをチーズインにしちゃうのもいいかも◎
いろんなバージョンを作ってみたくなりました。ごちそうさまでした。
今週のおかゆ
2021年第20週目(2021/05/17〜2021/05/23)のおかゆのテーマは『子ども粥』。
自分が小さいころ、こういうおかゆがあったらテンション爆上がりだっただろうな〜と思うおかゆを作ります。栄養価や理想の食事像はさておき、わくわくする気持ちに正直に。うきうきスキップしたくなるようなおかゆを作る一週間にします。
5月17日(月) 半レア明太子がたまらん『バター明太子粥』
5月18日(火) お鍋にポトン『白玉粥』
5月19日(水) ホクホク、ぽかぽか『かぼちゃ粥』
5月20日(木) 肉汁たっぷり『Big鶏つくね粥』
5月21日(金) ごま油香る『コーンたまご粥』
5月22日(土) これのが好きかも!『もち米のミルク粥』
5月23日(日) ふわっふわ『はんぺん粥』
どんなおかゆに出会えるかたのしみです。
ごちそうさまでした!
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