生米からつくる『黒米もち米粥』のレシピ (2021/05/26のおかゆ)
黒米のおかゆを作るときは、絶対もち米にするっ!…と、心に決めるおいしさでした。黒米ともち米のおかゆです。
あずきのような香ばしさと渋さのある「黒米」。古代米との別名を持つ、お米の原種です。どこかワイルドな風味の黒米は100%黒米のみで食べるには渋みが強すぎるため、たいていの場合ふつうのお米とブレンドして使います。お赤飯っぽい、と形容されることが多いです。
おかゆにするときも、ふつうのお米とブレンドして使うことが多いのですが、そのお米をもち米にしてみたら、さらにさらにおいし〜〜〜い!お赤飯にはない、じんわり温まるような別のおいしさもあり。もちもちっとした食感と、もち米の風味が黒米を引き立てるのです。
黒米は、胃腸を丈夫にしたり、貧血を予防してくれたりと、元気を助けてくれる効果をたくさん持ったパワフルな穀物。もち米の疲労回復効果、そして温め効果も相まって、「よしっ!エンジンかかった!」と思えるおかゆです。
お赤飯のようなおいしさ『黒米もち米粥』のレシピ
調理時間:約1時間
目的:貧血対策、体力回復、アンチエイジング
【 材料 】(2人前)
▶︎ もち米 ・・・1/2合
▶︎ 黒米 ・・・大さじ2
▶︎ 水 ・・・700ml
▶︎ 塩 ・・・2つまみ
お好みで
▷ ごま塩など
【 作り方 】
①厚手の鍋に研いだもち米、黒米、水700mlを入れる。
②フタをせずに鍋を中火にかける。
③ふつふつと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。弱火に30分かける。
④塩で味をととのえる。フタをして10分蒸らす。器に盛りつけたら、完成!
【 作り方 (詳細)】
①準備
厚手のお鍋に研いだもち米( 1/2合 )、黒米( 大さじ2 )、水700mlを入れます。
黒米は水につけるとすぐに色が抜けてしまいます。洗わずに使える無農薬の黒米がおすすめです。
②中火
用意ができたら、沸騰するまでフタをせずに中火にかけます。
黒米からモクモクと色が立ち上がり、お鍋の中がどんどん紫黒く染まっていきます。黒紫っぽいこの色素成分は「アントシアニン」。ブルーベリーやあずきでおなじみの、抗酸化作用のある成分です。
③弱火
お鍋の中がふつふつと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜます。
箸を渡してフタをして、弱火に30分かけます。
もち米は吸水性が高いため、鍋底にこびりつきやすいです。途中で1〜2回混ぜるとムラなく炊きあがります。
④仕上
塩( ふたつまみ )で味をととのえます。
フタをして10分蒸らします。
蒸らすことでお米がふっくらして、おかゆがもったりと仕上がります。
おかゆを器にもりつけたら、完成です!
香ばし〜〜い!香りがもう、お赤飯っぽいです。
かなり粘度の高い、もったり系のおかゆに仕上がりました。上から見たときも形が残っているくらい。
黒米はサラサラした感じのおかゆにするより、ぽってりとした感じのおかゆにする方が合うかも。黒米のプチっとした食感が生きますね〜。
一口食べたら「…〜〜〜っ♡」!
お赤飯の味〜!♡
「大好き〜これ大好き〜〜〜〜!もちもち〜!」と、キャッキャキャッキャ。
もち米のもちもち食感と、黒米のぷちぷちと。おかゆだからこその香り高さ、温まる感じ……ほんと幸せ。お腹の奥の方からじわんじわんと温まりました〜…!
以前作った「黒米芋粥」も、お米をもち米にしたらもっとおいしくなりそうな予感です。
「黒米×もち米×さつまいも」、「黒米×もち米×栗」、「黒米×もち米×くるみ」……ほくほく、こってりな食材を使った「黒米×もち米」シリーズ、絶対おいしいやつ、です。メモメモ。
今週のおかゆ
2021年第21週目(2021/05/24〜2021/05/30)のおかゆのテーマは『ストックができるものでつくる』。
いざという時に役に立つのは、いざという時に手に入るもので工夫する術。不意に体調を崩したとき、買い物に行けないときに作れるおかゆと出会う一週間にします!長期保存ができる乾物や缶詰が大活躍の予感です。
5月24日(月) 汁までまるごと『あさり缶のお粥』
5月25日(火) 味の決め手は塩『ドライトマト粥』
5月26日(水) お赤飯のようなおいしさ『黒米もち米粥』
5月27日(木)
5月28日(金)
5月29日(土)
5月30日(日)
どんなおかゆに出会えるかたのしみです。
ごちそうさまでした!
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